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小説なら高村薫『晴子情歌』 BLならヨネダコウ『囀る鳥ははばたかない』 どちらも、どっ…

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小説なら高村薫『晴子情歌』 BLならヨネダコウ『囀る鳥ははばたかない』 どちらも、どっぷり浸れる快感があります。 ここで何を書きたいのか…? 正直、自分でもよく分かっていません。 ただ何かをアウトプットしたい欲があるらしい。 お付き合いいただけたら幸いです♡

最近の記事

『窮鼠はチーズの夢を見る』映画観てきた!!

映画版『窮鼠はチーズの夢を見る』初日!! 観てきたよ。 まず、一言目は…良かった♡ そして…映画って、いいもんだわぁ♡ あと何回かは観るな! そう。ちゃんと映画にしてくれている。 実写化とか言うけど、原作どおりに追うのではなく、モノローグや台詞もちゃんと引き算して、役者が演じることで生まれる表情、目線、仕草、間で伝えてくれる。 これはやっぱり監督力の賜物なんだろうな!そして映像の力ってやつだよね。 私は原作ファンだけれど、これで良いと心底思った。原作どおりにすればいいって

    • 今日のオススメ!『ワンダーボーダー』

      今回は最近ハマった上田アキさんの『ワンダーボーダー』 昨今のBL界では、一途な恋でないとアカンのかなぁ?浮気しちゃうお話は地雷なんかなぁ? “フラれた優しい恋人さんを幸せにして下さい“って読者の希望から上田アキさんが描いたとゆうスピンオフの『オーバースコール』の方が、一般的には人気があるのかもしれないなぁ! でもさぁ…綺麗事ばっかじゃないのが、恐ろしや恋なんじゃないのかね? BL邪道派の私は、愚かしい恋が好物であります。 したがって、優しい恋人がいるのに元カレに心身とも

      • 夏休みオススメ コミック③

        『俎上の鯉は二度跳ねる』水城せとな 前回書いた『窮鼠はチーズの夢を見る』の続編ですが、題名は違えど上下巻だと捉えて下さい。 『窮鼠…』必読の上、お読みになる事が必須だと思われます。 前回も言いましたが、9月に実写化の映画が公開されるので、話題になっていますね。 成田 凌くんと、関ジャニの大倉くんが主演です。 成田くんは、脚本の段階からヤル気満々だったようですから、彼の今ケ瀬が楽しみです♡ この作品、実は2004年から2008年にかけて掲載され、2009年にコミック化され

        • 夏休みオススメ コミック②

          『窮鼠はチーズの夢を見る』水城せとな 夏っぽくはないんだけども、今日のオススメはコレ! なんと言っても、この9月に実写化映画が公開される からね!主演は成田 凌くんと関ジャニの大倉くん。 監督は行定さん。 うほっ♡観に行こ!! そんなわけで、若い年代の子などの目に触れる機会も多くなる事を懸念してか、色々修正 削除された改訂版が売りに出されている。読むなら元版をオススメです。しかし、考えることは皆同じ。改訂前の版が中古市場では信じられないほど高騰してしまっておりますが…

        『窮鼠はチーズの夢を見る』映画観てきた!!

          夏休みオススメ コミック①

          『泡沫の鱗』ソライモネ なんだよ!そう来るか!(ネタバレ厳禁なの) なんだよ…不覚にもファンタジーで泣いちゃったよ! トシかな私。 UAの『恋人』を聴こう! この夏は水族館行こう! おいしいゴハン作ろう! 何それ?感想? ネタバレ無して読む事必須なんで、何も言えません。 明日美子先生と奇才・梶本レイカ先生を足してライムソーダで割った様な、独特の絵が好き。 ってか…雰囲気丸ごと全部 好き♡ 久しぶりに作家買いするかな♡ BL界って、ホントに侮れない! こういう作家さんが

          夏休みオススメ コミック①

          7巻を待ちわびて…②

          恋なんてものは、どだい無自覚に始まる。 この感情は何だ?と、思った時には、たいがい歯止めが効かない欲望が膨れてる。 たとえ自制すべき何らかの理由があって、踏みとどまる努力をしても…抑えれば、別の箇所が膨らむ。 いずれ決壊する。濁流と同じ。 恋は恋だから…。愛とは、違うから…。 愛になると、話は違う。 自分の感情よりも大事にしたいモノが出来る。 欲望とは別の情動が膨らんで自制も効く。 ただ…自制が尊いか?は、別。 己をさらけ出して、欲望を剥き出して、貪りつくような激情は恋に

          7巻を待ちわびて…②

          7巻を待ちわびて…

          矢代は百目鬼に甘えてたんだよね。 いつも膝枕させてたね。勃たないモノを何度も口にしてたのもそう。甘えの行為に他ならない。 からかっては、笑い転げて、嘘のない言葉も仕草も可愛いかった。単純に楽しかった。 百目鬼が性的反応を返して来ないのも、もちろん安心材料なのだけれど、それだけじゃない。 ただ、甘えたかった……。 甘えれることが心地良かった。 百目鬼を刷り込みされた雛鳥だと言ったけれど、それなら矢代は、親にはじき出され人恋しくて震えている子猫なんじゃないの? そんなもんが出会

          7巻を待ちわびて…