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フリ子おすすめの本紹介【AI分析でわかった トップ5%社員の習慣】

組織に属さないフリーランスだから、チームで働くことに気遣いはいらない?

いいえフリーランスだからこそ、組織への気遣いが必要なのではないでしょうか。

フリ子のおすすめの本シリーズ第一弾の今回は、「AI分析でわかった トップ5%社員の習慣」をご紹介します。「社員の習慣」とありますが、フリーランスや複業でも活かせる知識がたくさん書かれていました。ご興味がある方は、Amazon Unlimitedでも読めます。

【1】トップ5%の社員の98%が「目的」のことを考える

ここではクライアント企業25社、「5%の社員」、そうでない一般社員9000名、合計1万8000人に行った調査をもとにAIサービスで分析されています。

言葉の調査では、トップ5%の社員が「結果」「目標」「達成する」「成し遂げる」「認められる」という名詞・動詞を、他社員の95%の一般社員より約3倍多く使っているという結果が出ています。

このことから5%の社員は過程や量ではなく目標や質を重視し、労働時間より成果を評価しているということがわかります。

「プレゼン資料を作る」という仕事で比較してみます。50枚のパワーポイントを作るよりも、1枚でわかりやすいもの、プレゼンする相手に伝えたいことが伝わる資料が評価されるでしょう。

また他の調査では、一般社員の方の作成した資料の方が、5%の社員の作成したものよりも32%ページ数が多いという結果が出ています。ただ単に情報を整理するのではなく、相手に伝わる構成を練り作っていることがわかります。当たり前のことかもしれませんが、彼らは過程や量ではなく、求められた価値を提供する目的を考えているということですね。

【2】トップ5%の社員は弱みを見せる

トップ5%は、「自分にはわからないことがある」ことを前提に、自分がまだ得ていない知識を他人から吸収しようという姿勢を持っています。

一般社員と比較すると「どうするんだろう?」とわからないことは質問する人が多いようです。質問することで、周りの社員や上司も課題に対して真摯に対応する人だとポジティブに返してくれると理解してくれやすくなります。周囲の協力も得やすくなると作業がしやすいと感じたこと皆さんもありませんか?

他の調査では、クライアント企業26社でアイディア出し会議の冒頭に2分間雑談を入れたチームと、雑談を入れなかったチームで30組ずつ2週間比較検証しています。結果、雑談ありのチームは2倍近く発言者数と発言数が多くなっていました。チームの中で発言する壁を除いて、ハードルを低くすることで仕事を円滑に進めているということですね。

【3】トップ5%と95%の習慣の違い

調査内で「幸せを感じるのはいつですか?」という質問に、一般社員の57%が「土曜日の朝」、対してトップ5%は「金曜日の夜」との回答が多く出ています。

この違いは何なのでしょう。一般社員は労働時間が比較的長く、目の前の作業に追われてあっという間に日々が過ぎていくと感じており、稼働日はまだ疲れが溜まったままの状態でいます。

つまり、一般社員の幸せの根本にあるのは仕事のことを考えずに済む解放感。対して、トップ5%が感じているのは達成感です。仕事から解放される喜びではなく、業務内で達成と成長を目指し、それを成し遂げた、平日の最終日・金曜日に幸せを感じるという違いがあるのがわかります。

皆さんが幸せを感じるのは何曜日でしょうか?

以上今回は、フリ子のおすすめの本「AI分析でわかった トップ5%社員の習慣」をご紹介しました。ご興味がある方は、ぜひ実際に手にとって読まれてみてください。フリーランス・複業で、企業・組織と関わっていく際のヒントになればうれしいです。

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