近年注目されている東南アジアの国（5選）

東南アジアは、多様な文化や自然、歴史を持つ地域であり、経済的にも成長が見込まれる地域です。東南アジアには、ASEAN（東南アジア諸国連合）という10カ国の経済共同体がありますが、その中でも近年注目されている国は以下のような国です。

ベトナム

首都：ハノイ
人口：9,700万人
公用語：ベトナム語
通貨：ドン

ベトナムは、新型コロナウイルスの感染拡大を抑え込み、2020年にはASEANで唯一プラスの経済成長率（2.9%）を達成しました。ベトナムは、中国からの生産拠点の移転や自由貿易協定の締結などによって、製造業や輸出が活発になっています。また、人口が約1億人と多く、若年層が多いことも消費市場の拡大につながっています。ベトナムは、ASEANの中で最も日本との関係が深く、多くの日本企業が進出しています。

インドネシア

首都：ジャカルタ
人口：27,000万人
公用語：インドネシア語
通貨：ルピア

インドネシアは、ASEANの中で最も人口が多く（約2億7千万人）、最も経済規模が大きい国です。インドネシアは、豊富な天然資源や人的資源を持ち、インフラやデジタル化などの改革に取り組んでいます。インドネシアは、ASEANのリーダーとして、地域の安定や発展に貢献しています。インドネシアは、日本との経済協力や人的交流が盛んであり、日本の重要なパートナーです。

ミャンマー

首都：ネーピードー
人口：5,400万人
公用語：ミャンマー語
通貨：チャット

ミャンマーは、2011年に民政移管が行われて以来、政治的・経済的な改革が進められてきました。ミャンマーは、人口が約5千4百万人と多く、経済成長率も高い（2020年は3.2%）国です。ミャンマーは、農業や観光、エネルギーなどの分野でビジネスチャンスが多く、多くの外国企業が進出しています。ミャンマーは、日本との歴史的・文化的なつながりが深く、日本の援助や投資が多く行われています。ただし、2021年2月に軍事クーデターが発生し、政治的・経済的な混乱が続いていることに注意が必要です。

カンボジア

首都：プノンペン
人口：1,600万人
公用語：クメール語
通貨：リエル

カンボジアは、2019年にはASEANで最も高い実質GDP成長率（7.05%）を記録しました。カンボジアは、観光や衣料品などの輸出が主な収入源であり、外国からの投資や援助にも依存しています。カンボジアは、貧困の削減や教育の改善などの社会的な課題にも取り組んでいます。カンボジアは、日本との友好関係が続いており、日本はカンボジアの最大の援助国です。

フィリピン

首都：マニラ
人口：11,000万人
公用語：フィリピノ語、英語
通貨：フィリピン・ペソ

フィリピンは、ASEANの中でシンガポールに次いで人口密度が高く（368 [人/km²]）、若い労働力が豊富な国です。フィリピンは、海外からの送金やコールセンターなどのサービス業が経済の柱であり、消費市場も活発です。フィリピンは、インフラや災害対策などのインフラ整備にも力を入れています。フィリピンは、日本との歴史的・文化的なつながりが深く、日本はフィリピンの最大の貿易相手国の一つです。

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以上のように、ベトナム、インドネシア、ミャンマー、カンボジア、フィリピンは、東南アジアで近年注目されている国です。これらの国は、日本との関係も密接であり、今後もさらなる協力や交流が期待されます。東南アジアは、日本にとって重要な地域であり、その動向に目を向けることが必要です。

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