脈絡ないのに記憶に残る
そういう汁があると思っている人「ケコーン汁(じる)」
昨日おとといと、バイトを休んでしまった。腹痛頭痛と、とにかく体調が悪くて。でも本当の本当に何もしたくないという気持ちもあって、それが体調に具現化しただけかもしれない。
今井むつみ・秋田喜美『言語の本質』を読んでいる。大学では教育と言語をやっていたから、今井むつみ先生の研究は絶対に通る。この本自体は読んでいないけれど、内容としては知っているものが多い。
教科書として使っていた別の書籍で紹介されていた無意味語「ネケ」が印象的で、これだけはずっと覚えていた。「ネコ」という概念を取得するには、複数のネコが必要であって、逆にそれを子供は自然にやってのける。それが世界に存在しない生き物「ネケ」でもできるか、という話だった気がする。ネケかわいいな~、ぬいぐるみ作りたい。
「お姉さんがチモっているよ」も好きで、女性が謎の器具を前後に動かして、これが「チモる」という動作だと提示される。次に、女性が同じ器具を持って上下に動かす動作と、別の器具を持って前後に動かす動作をするのだけれど、「チモっている」のはどっちか、という実験。お姉さんがチモっている様子がイラストになっており、これも強烈に覚えている。言語の実験に登場する無意味語が好きすぎる。
中野ZEROの小ホールでグレイモヤを観たことがある。その中でも強烈に覚えているのが、街裏ぴんくの漫談なのだが、これが本当にライブじゃないと良さが伝わらないんじゃないかと思って、R-1優勝したのはすごいなと思っている。
どんな話だっけな。HUNTER×HUNTERの作者にはゴーストライターがいて、その15番目のゴーストライターが殺されて、それが各新聞や週刊誌で取り上げられて、これまでもゴーストライター疑惑があったのもあって、「本当にゴーストになった」みたいな見出しが多い中、スポーツ報知だけは「おはようございます!」って太字で、赤字で書かれていて、そのゴーストライターはニワトリと呼ばれていたから。スポーツ報知の「報知」は「スポーツの結果は報告で知るくらいでいい」という意味。かくいう街裏ぴんく自身もゴーストライターで、作品を書いたことがある。内容としては、闘技場でのバトル中に相手が「レズの友達が入院したから帰る」と言い出し、観客に茶色いスポーツドリンクが配られたというもの。当然没になった。
ここまでは覚えているけれど、現場で聞いているとあまりの脈絡のなさにトリップしそうだった(したことないけれど)。でも強烈に覚えているのだ、その時の感覚を。こういうのって、普通脈絡がないと覚えられないものなんじゃないのか。
多分街裏ぴんく自身もほとんど即興で喋っていて、「レズの友達」って自分の口から出た瞬間、「なんでレズの友達って言ったんだ」という顔をしていた。明らかに情報としては必要がない。
眠れない夜に、本当にでたらめなことを口に出してみるといい。機能紹介した『安全に狂う方法』でも、でたらめなことを言うのは気持ちの解消につながると書いてあった。
昨日、窓を開けて、花火なんだけど、月がきれいでさ、草原の中心にサハラ砂漠。昆虫の上に汚い椿があって、漂流してきたらまあそうなるよね。ホームアローンのDVDとかさ。夜だから仕方ないんだけど。履歴に残っちゃうからさ。一応割っておくんだけど。
これほんとに気持ちいい。二人で会話しながらだともっとブーストがかかる。
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