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ある日のバナナケーキ

中学校の頃から、レシピを少しずつ変えながらかれこれ25年は作り続けているバナナケーキ。砂糖の量はこの10年で半分になりました。作りすぎた結果、自宅で計量なしで作っても失敗しなくなりました(お店の商品はちゃんと計量してます)。

バナナケーキと言いつつも、中にありとあらゆるものを入れてアレンジしまくっていて、かつバナナの量を基準にしてその他材料の分量がかなり自由に変化するので作るたびにレシピが変わるパウンドケーキです。
ナッツ類、チョコ、ドライフルーツ、胡麻、餡子、林檎、梨、桃、柑橘類、柑橘類の皮、酒粕、甘酒、大豆、牛蒡、ハーブ類、とにかく目につくものをかたっぱしから試している感じです。もちろん美味しくなるのを前提に。

そんな風にして焼いている「ある日のバナナケーキ 粒あんとレモンの皮入り」のレシピをメモしておきます。これはしっとりふわふわになる分量。

ざっくり作り方です。
20cmの角パウンド型 1本分
●バター     65g
●きび砂糖    30g
●卵      M全卵1個 + M卵黄のみ1個分
●完熟のバナナ  200g   フォークの背で潰しておく
●薄力粉     80g
●全粒粉強力粉  45g
●上新粉     25g
●重層     小さじ1強
●粒あん     適量
●無農薬レモンの皮 千切りorすりおろし(隠し味程度なのでほんの少し)
●粗塩        少々 

ボウルにバターを入れて室温に戻し、泡立て器で白っぽくなるまで混ぜ、そこに砂糖を入れて混ぜ、卵を入れてさらに混ぜる。
バナナ、レモンの皮を入れてよく混ぜる。粉類を合わせてふるい入れ、さっくり混ぜて生地が完成。
パウンド型に生地を半分入れ、あんこを薄く敷き、さらに残りの生地をかぶせる。
トッピングしたければ、ここで輪切りのバナナや黒ごま等をのせる。
美味しい粗塩をパラっと振る。ここが最大のポイントです。美味しい粗塩にしてください。精製塩しかないようなら省略しても可。
180度に予熱したオーブンで45分焼いて完成。

こんな感じです。混ぜて焼くだけ、この上なく簡単。
いつも、その時にあるバナナの量を基本としてそれ以外の材料の分量を決めていくのですが、バナナの量は180〜220gの間を行ったり来たり、熟し方によって牛乳を入れる時もあり。粉の量は合計で120g〜160gの間を行ったり来たりしつつ、バナナの状態次第で臨機応変に。卵もSMLどれを使うかで個数は変わるし、卵黄多めの時や全卵の時もあったりします。全て、中に入れるものとの兼ね合いや、仕上がりのイメージで変えていきます。重層とベーキングパウダーもどちらにするかは仕上がり状態から逆算して決める感じです。最近はもっぱら重曹です。
アレンジ無限で、多少のことでは失敗しないので、このバナナケーキとは人生の2/3以上を共に歩んでいます。涼しい季節なら常温で5日程度は持ちます。焼きたても美味しいけれど、翌日以降は味が馴染んできてそれもまた良しなのです。



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