洗濯ハンガーから考える収納の鉄則
ハンガーの種類が多い!
ハンガーと言えば、クローゼットで洋服をかけておくもの・洗濯した洋服を干すための洗濯ばさみがたくさんついたもの・伸縮ができるもの・フードをうまく乾かすことができるよう工夫を凝らしたものなど、様々な種類がありますよね。靴専用や、バスタオル専用のくるくるするハンガー、角ハンガーの洗濯ばさみがピンチタイプになっていたり、取り込む時に一気に洗濯ばさみから外すことができるようなタイプなど、書き出すとキリがないくらい、自分が子供の頃にはなかったアイデア満載のハンガーがたくさんあって、自分の使いやすいものに出会うまで、色々と試してみたりすることができました。
洗濯ばさみじゃらじゃらハンガーは出しっぱなし?
学生の頃は、夜に洗濯をして外に干して(女子専用の学生マンションだったので外から見えないような配慮がしてありました!)、そのまま学校に行って夜に取り込むか忘れていればそのままか、そうゆういい加減なサイクルで、ハンガーはほぼ外に出しっぱなしみたいな感じだったと思います。でもそうすると、ハンガーや洗濯ばさみの劣化も早かったですね。狭い学生マンションだったので、室内では干せないし、じゃらじゃらと洗濯ばさみがついたハンガーを置いておく場所がない!ということもあり、置き場所は外という感じだったかも。
社会人になってからは、多少(本当に多少でしたが…)、学生の時よりは少し広めの部屋になったので、洗濯機付近にハンガーを収納する場所を試行錯誤して設けていました。でも、使いにくさや扱いにくさは感じていたように記憶しています。それは結婚してからもそうで、なんかイマイチ~と思いながら、でもここしかないし、と無理やり置き場所を決めて、取り出しにくいなぁ~と憂鬱になりながら使っていました。
収納する時には「次使う時」のことを最優先に考えるのが鉄則
お片づけのことを学んでみて、毎日必ず使う物を、「イマイチ~」と思いながら、もしくは「取り出しにくいなぁ~」と思いながら手に取ることがいかにストレスになるのかがよく分かりました。
私が、収納する時に最も大切にしていることは、「次使う時、次取り出す時にストレスなく簡単にできるかどうか」。例えば、洋服を畳んでぎゅうぎゅうに収納ケースにしまった場合、収納する時は「ぴったり入ったー!」と嬉しく思うかもしれませんが、取り出す時はどうでしょう。着たい洋服を掴んで持ち上げると、その両脇の洋服も一緒に出てしまうことが予想できませんか?バイーンという感じで、何枚かが一緒に出てしまって、イライラしながらまた畳むという無駄な時間が発生します。収納する時に、グッと寄せればもう一枚入るかもというところで、そこで入れずにやめておくのです。
あとは、本棚。お子さんの絵本棚の片づけをお手伝いする際によくあるのが、大人がぱんぱんに本を詰め込んでしまうこと。本をたくさん読ませてあげたいというご両親の気持ちがあふれた本棚でとっても素敵なのですが、ぱんぱんに詰め込んであると、子供の力では取り出せないことがあります。先ほどの洋服と一緒で、1冊を取り出したいのに力任せに本を取ると他の本が一緒に棚から落ちてきます。もしかしたら、お子さんが取り出しにくいことで本を読もうとするのをやめたりするかもしれません。
また、読み終わった本をぱんぱんの本棚に戻すのは子供にとっては難しいものです。だから、出しっぱなしにしてしまう→お片づけしなさいと言われる→親子の片づけバトルに発展していったりします。
洗濯ハンガーの収納場所
私にとって、洗濯ハンガーの収納には工夫が必要でした。重ねると絡まってしまう洗濯ばさみじゃらじゃらの角ハンガーが3つ。これをストレスなく取り出せる方法が必要なのです。動線も考慮しつつ、結局は納戸の壁に掛ける方法で解決することにしました。
キッチン横の納戸にはもともとは棚など何もない状態だったのですが、書類や工具、保存食の収納をするためにDIYした空間になっています。狭い空間なので、壁の一方に棚を作っていました。何もしていないその反対側の壁を、折り畳んだ時の厚さ6センチ程になるハンガーの収納場所にしました。一人暮らしから考えると20年くらい?イマイチだった洗濯ハンガーのベストな収納方法が見つかった気がしました。収納する時も取り出す時も、とにかくスムーズにできるので、ストレスはゼロ!
必要な量と「イマイチ」を見直す
掛けて収納するのが難しい場合、絡まってしまうのを防ぐには1つずつファイルボックスに収納するなど、方法はいくらでもあります。ただし、どんな所にも使える場所に限りがあるもの。本当に必要な量だけを持ち、日々の活動に「イマイチ」な感覚を伴う使いにくさがあれば見直すことで、ちょっしたとイラっとが減るかもしれません。
教えてくれたのは…
林 啓子(はやし けいこ)
インテリアコーディネーター資格取得後、設備メーカーで換気・照明などのプランナーとして勤務後、出産育児のため退職。 子供の生活に合わせることを優先するため他業種での2年間の職務中に、整理収納アドバイザー1級、親・子の片づけインストラクター1級、家計整理アドバイザー1級の資格を取得。 4年前から住宅設備関連の仕事と兼業しながら、お片づけや家計整理のセミナー、お片づけサポートなどを行う。また月に一度、お片づけ後などの不要になった子供服リユースイベント(@ろいやるはうす)のスタッフとしてもお手伝い中。
コンシェルジュのいる総合住宅展示場ふれあいホームタウン
ふれあいホームタウンは、コンシェルジュがいるから、気軽に立ち寄れる総合住宅展示場。
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家づくりを考えている方も、そうでない方も、一度見てみてくださいね。