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ユーザーとの対話 極フライパンでの失敗談

1.MAYAさん(奈良県北葛城郡)

リバーライト極ザ・オムレツ26cmを購入しました。 気がつくと剥げているテフロンの安全性と買い換えに疑問を感じ、 鉄の耐久性と健康上の安心感、さらに料理の仕上がりに期待を抱いて! ザ・オムレツを選んだ理由は、餃子が美味しく焼けることと、ハンバーグ3~4枚を1度に焼きたかったから。 重さは覚悟の上です。 懸念は油返し…忙しい時にいちいち面倒では…と思っていましたが、それさえ楽しくなるほど期待どおりの商品でした。

最初は上手く火加減ができず、食材をくっつかせたり、ずるむけの餃子が出来上がったりしましたが、 失敗しながら回を重ねるうちに、調理の適温がつかめるようになりました。 「朝のスタッフ会議」掲載の「フライパン180度の理由」を参考に、 160~180度を保つようにフライパンを温めて食材を投入、食材による温度低下を考慮しながら火加減しつつ調理すると、 するりと美しく食材がはがれます。 高温なので食材に火が通るのも早く、生姜焼きなどのたれを入れてもジュワッと小気味いい音を立てて一気に煮詰まり、 あっという間に出来上がり!

油返しも最初は派手にこぼしましたが、コツがわかると上手くいきます。 (ただ、フライパン、ミルクポットの注ぎ口、共に油がたれるのでキッチンペーパーは必須) 手間に思えた油返しも、食材がつるつるとフライパンの上を滑る快適な使い心地のためと思うと、俄然やる気になります。 それに仕上がりが早いので、油返しをする時間を入れても調理時間はぐっと短縮されました。

今回、鉄の熱を伝える力と、それを火と油で使いこなす調理の魅力を知りました。 道具を使いこなすことこそ料理上手への近道なのですね。 そうなると次は…銅製の卵焼き器が欲しくなってきました。 購入にあたり、フライパン倶楽部さんの道具の特性を捉えたわかりやすい説明、丁寧な使い方の指南が大変参考になりました。 これからも楽しみにしています。

スタッフより:

お料理とは、「適切な熱を食材に入れること」とも言えるでしょう。 いかに熱を入れるかが、お料理の腕となります。 フライパン調理では、適温とともに、いかに適温を保つかも重要です。 ご指摘通り、焼き始めだけではなく、いかに適温を保つかです。 食材を入れると、フライパンの温度は低下します。 その時、厚手のフライパンであれば、熱を蓄えていますので、温度を保つことができます。 食材投入にも影響されにくい。 さらに、この適温が保たれるのは、ある部分だけではなく、全体でなければなりません。 そこで、油返しのひと手間が生きます。 油返しにより、フライパン全体を均一な温度に保てるのです。 もし、油返しがなければ、炎の当たる部分と当たらない部分とでの温度差が生じやすい。 ある部分が適温に到達しても、他の部分がそこまで至っていない事態が生じます。 ある部分は焼けて、ある部分はまだ焼けていない。そのため、調理時間が延長されます。 しかも、すでに焼けた部分に、さらに熱を入れることになります。 すると、美味しさを失ってしまうでしょう。 裏を返せば、油返しにより適温が全体に保たれた状態を作れれば、 無駄なく短時間で調理ができると言えるでしょう。 それに大きく貢献してくれるのが、やはり道具です。

2.むしさん(島根県出雲市)

楽しみにしていた極・鉄フライパン26cmが届きました。 同時に油返し用のミルクポット・受け皿・ リング付き盆ザルも、ありがとうございました。

値段の事やサイズなど、ずいぶんと悩んだあげくの注文でした。 本当にワクワクした気持ちで配達の日まで待っていました。 気がつけば、メニューを考えたり、キッチンの掃除をいつもより丁寧にしているのでした。 肝心の使用感は、少し焦げてしまいましたので失敗でしょうか…? でも失敗は成功のもと。どんどん使っていきます。 大人二人で、26センチを買いました。ちょうど良いです。

油返しのポットと受け皿は、必要なのかな?と思って念の為に買いましたが、買っておいて良かった…。これは必要です。 説明が無ければ、きっとまた注文して、送料が余計にかかっていたことでしょう。 きちんと説明がしてあったので、助かりました。

そういえば、うちの鍋やフライパンは、頂き物や間に合わせで買った物ばかりで、本当に私が気に入って選んだ物は今回が初めてでした。 こんな些細なことが、まだまだ実家を忘れられず、いつまでたっても借り住まい気分の私に、 自信と、少しだけ決心を持たせてくれた気がしています。 あのリング付き盆ザルを探していたら、フライパン倶楽部さんでやっと見つけて、それが始まりです。 また利用させて頂きたいと思いました。

スタッフより:

自分で選ぶ。素晴らしいことです。自分で考えて、自分で決断する。 そして、その結果には自分で責任を持つ。これを独立とか自立と呼びます。 本来人間は、独立をのぞんでいて、それを喜ぶ存在だと思います。 そのように創られている。体験されたワクワク感こそ、その喜びの発露でしょう。 そこに、自分を越えて、初めて他者にまで目を留めることができます。 独立とは、自分のためというよりも、突き詰めれば他者のためだと思うのです。 他者を助けることができます。 そして、他者の喜ぶ姿を見る時に、生きがいを感じる。 その瞬間は、自分の存在意義を深く感じています。 買物という行為は、まさに独立のはじめであり、お料理することも然り。 それを人の手に任せることはありません。自分の手で行うのです。 そして、失敗は自分で責任をとりますが、失敗を恐れることはありません。 少なくともお料理で失敗することは、致命傷ではありません。 幸い明日がすぐにやってきます。その失敗を生かせば、今度は成功が待っています。 しかも、失敗を成功に変えた瞬間、まさしく生きる喜びを体験できます。 失敗を恐れず、ますますお料理を楽しんで下さい。

3.えくぼさん(宮城県仙台市)

テフロン加工がはがれたフライパンを見て、良いもの買ったら?と夫に言われたのがきっかけで、 こちらのHPにたどりつきました。 夫は以前から程よい焦げ目がほしいとの要望がありましたが、テフロン加工のフライパンで焦げ目をつけようとすると 中身がぱさぱさで、中身に重きを置くと焦げ目をつけるのは難しく、両方得る事は不可能だと思っていました。 リバーライト社の極炒め鍋22㎝を購入し、使用してからは、 おいしい焦げ目と中身のジューシー感の両方が得られ驚いています。 味も数段上がった様な気がして、手放せません!

スタッフより:

程よい焦げ目とは、絶妙な表現で、美味しく焼けた状態を表しています。 的確な素晴らしい目標を与えてくれましたね。 しかも、「おいしい焦げ目と中身のジューシー感の両方が得られる」という言葉もありがとうございます。 これぞフライパン調理のめざす高嶺です。 焦げ目を付けようとする場合、火が弱いと、中身に熱が通っていない。 そこで、火を強めると、中身に熱を入れる手前で、表面が焦げてしまう。 こうなると、弱火で、中身に熱を通せるフライパンが必要です。 それは、熱を良く伝え、熱を蓄える特性をもったフライパンとなります。 素材としては、鉄またはセラミック加工。しかも、板厚が厚いフライパンでしょう。 鉄フライパンの魅力を非常に分かりやすく表現いただきました。 ありがとうございます。

4.ごんごんさん(大阪府羽曳野市) 

こんにちは。 極フライパン28cmを購入して半年になります。26cmと悩んだのですが28cmにしてよかったです。

今までテフロンのフライパンを年に一度買い換えていてもったいないなと思ったのと、 鉄のフライパンを一度は使ってみたいという思いで購入しました。 しかしこの半年、試行錯誤していたのですが、どうしてもチャーハン等こびりついて、悩んでいました。 そこで4月末にお客様窓口に電話相談をし、 色々教えていただいてチャーハンのレシピもメールで送っていただき(ありがとうございました^^/) 翌日作ってみました。 レシピには180℃を保って手早くすることが書かれていました。 火加減が強すぎるのでは?と思いながら温度設定をしてすると、びっくりするくらいこびりつきがなく、 今まで何をしていたんだろうと思うぐらいおいしくパラパラにできました^^/私の場合、 最初のフライパンを熱する温度が低いこと、途中もやや弱いことが原因でした。

鉄は熱伝導がいいと聞いていたのでいつも弱火~弱中火でしていました。 それがよくなかったようです。チャーハンの具ですが、焼き豚とねぎと卵が一番おいしくできました。 生の肉やたまねぎ等少し火をとおすのに時間がかかるものは水分が出る分少しべちゃっとするようです。 とにかくもっと早く相談すればよかったです。 フライパンの後片付けですが、たわしでこすって洗い、火で乾燥させると終わりなので簡単だしすばらくすれば引き出しにしまえるのでいいです。

スタッフより:

熱意は道を開きますね。また、その原因の分析ぶりなども的確だと思います。 結果として、今回のことを通じて、火加減を習得いただき、 かなりフライパン調理が飛躍したのではないでしょうか。 「どうしたら美味しいチャーハンができるか。」 きちんと考えていただいた賜物だと思います。 いくら道具が良くても、やはり腕がなければ美味しさを極めることはできません。 美味しさは、そんな安易なものでもありません。 今回の場合は、素直に聞く耳をもっていただいたことが成功の手がかりだったと思います。 なお、チャーハンのレシピとは、リバーライト社長の書籍に掲載されたものをご紹介いたしました。 ますますお料理をお楽しみ下さいませ。

5.一岡さん(北海道札幌市) 

以前、極フライパン26cmと20cmを購入しました。 毎日の弁当作りに20cmは使わせていただいてます。26cmは、量の多い炒め物に使っています。 使えば使うほど油なじみがよくなり、コゲつく事などなくなってきました。 最初は、こげ付きがあり、難しいなぁと思っていました。 その時、油返しが上手くできてないのかと思い、使用前に丁寧に行っていきました。 取扱説明書に油返しの方法とか使用後の手入れ方法とか丁寧に書いてあってすごく助かりました。 もう手放せません。今度はもう少し小さいものを買おうと思っています。

今回は、油返しのためにオイルポットを購入します。 あと、体にいい油も一緒に購入します。 今から家に届くのが楽しみです。今後ともよろしくお願いします。

スタッフより:

「もう手放せません。」と使いこなしていただけて大変光栄です。 その過程で、「どうして焦げ付くのか?」と考えていただき、 そのため原点に返り、付属の説明書も読んでいただきました。 道具にお料理に、考えながら、向かい合っていただくことが重要だと思います。 これは、フライパン調理だけではなく、お料理全般にも通じると思います。 「焦げ付くから」「面倒だから」という方には、 短絡的に道具の責任にする方もいますが、多くの場合は、使い方の問題です。 基本的にお料理は、安易なものではありません。手間隙の掛かるものです。 しっかりと頭を使っていただくものです。 それが分ると、さらにお料理の世界が広がって行くように思います。 そこにこそ、お料理の楽しさも秘められています。

6.碧さん(東京都目黒区) 

極フライパン26cm、 ようやく仲良くなってきました! 最初は、なんだかプライドの高そうなコだなあと、 おっかなびっくり扱っていて、部分的に焦げついた程度でもショックを受けたりしていました。 でも、少し経って「油返しは、結構大胆にいけばいい」ということが分かってからは、 目玉焼きが、かりっと仕上がる、炒めもののお肉がおいしい! うちのコに、なってきたなあという感じです。長く使います。

オイルポットとしていただいたミルクポットはちょっと華奢で、 ふたを開けたままだと不安定ですが、まあ押さえていればいいし、 見た目もシンプルで、小さくて、油返し初挑戦の私には丁度いいです。

それから、一緒にいただいたコイヌ印ステンレス蓋26cmが大活躍です。 油返しだけして、洗った菜っぱをバチバチ言わせながら入れ、 フタをして蒸し煮に。小松菜とか、最近は菜の花で。 野菜の味がそのまま!塩かおしょうゆをかければ、ごはんがモリモリ食べられます! 素材を生かしたシンプルなごはんが、一番元気をもらえる感じがします。 そんな食卓を目指して、これからも精進します!

スタッフより:

油返しの「大胆」にというのは、注ぐ油の量でしょうか。 あまり少量だと全体に回せませんので、多めの方が良いでしょう。 あくまで最後に戻しますので、油の摂取量が多くなる事とはつながりません。 よく切って戻して下さい。フライパンが違えば、火加減も調理時間も違うと認識下さい。 そして、素材をじっくり観察しながら、火加減を調整し、調理時間を見計らって下さい。 その時、弱めからはじめると間違いないです。弱ければ、強くすれば良いです。 しかし、強ければ、弱くするのは、焦げ付くなど料理を台無しにしてしまいます。 修正不能です。春野菜を炒めるだけで、十分なご飯ですね。上手に熱を伝えてあげて下さい。 素材を生かすとは、熱の伝え方次第とも言えるかもしれません。

7.GC8ERさん(石川県白山市)

極 鉄フライパン28cmを購入しました。 うちのキッチンはIHなのですが、今まで、テフロンコーティングやマーブルコーティングのフライパンを試してきました。 しかし、どれも1年程度でコーティングが剥がれ、使い物にならなくなっていました。 そこで、色々と調べた結果、このフライパンに辿り着きました。

調べるうちに、色々なことが解りました。 テフロンは熱伝導率が悪いけれど、高熱ではコーティングが持たない。 だから、フライパンの温度を上げられない。 料理が美味くないという悪循環であること。 IHの特性も解ってきました。中心付近にドーナツ状に集中的に加熱され、 その出力は、かなり高い事。 結局、私はコーティングしたフライパンはIHには向かないという結論を出しました。

では、鉄のフライパンはどうだろう?これまた調べました。 鉄は錆びるから、手入れが大変。鉄は熱伝導率が高いから、食材に熱が伝わりやすい。その反面、IHでは局部的に熱が入り、場所によってかなり温度差が出来、歪みやすい。でも、ゆっくりと熱を伝えて行けば、歪みは防げる。あまりIHの出力を上げなくても、鉄のフライパンは表面温度を上げられる。 という事で、使い方次第で、なんとかなる?と思いました。

長々と御託を並べましたが、使った結果は、 まず最初は、思いっきりくっつきました。餃子は形がなくなり、炒飯は、卵がくっついて、最悪でした。 油返しも最初しか効果がなく、油が切れてくると、くっつきました。 そして、フライパンの温度の上げ方など、色々と試しましたが、 何よりも、使っていくうちに馴染むというのが、一番の対処法だったようです。 使うほどに食材がくっつかなくなってきて、先日はついに、IHではムリと思っていたパラパラ炒飯に成功しました!

勿論、油返しも重要です。満遍なく、少しずつ温度を上げれば、フライパンも歪まず、くっつきもせず、高温で調理も可能です。 道具には、それぞれ正しい使い方があり、正しい使い方をしたときのみ、本来の性能を発揮してくれると、実感しました。 それぞれに合った使い方を見つけて試行錯誤していけば、このフライパンは応えてくれると思います。 次は、やられ続けた餃子にリベンジです!この感想が、フライパンの購入を悩んでいる方の手助けになれば幸いに思います。

スタッフより:

スマートなお声に、感激しました。 特に「道具には、それぞれ正しい使い方があり、 正しい使い方をしたときのみ、本来の性能を発揮してくれる」 まさにその通りで、よくぞ言葉にして下さいました。そんな気持ちです。 このことは、メーカーのリバーライトさんも常々語られていることです。 売る側の舌足らずもありますが、いくら良いフライパンであっても、 使い方を誤れば失敗します。極フライパンでも、然りです。 「良いフライパンとは、どのように扱おうとも必ずうまく行く。」 この認識は誤りです。ある意味では、市場を席巻した樹脂加工フライパンは、 熱伝導が悪くて、大きな失敗を起こすことは少ない。 そのため、この便利なフライパンに慣れると、火加減に対する認識が鈍くなってしまうようです。 かたや、鉄やセラミックのフライパンは、火加減を誤れば、焦げ付くことにより、 その火加減は間違っているよと教えてくれます。 だから、火加減に敏感になれるのです。その敏感さこそ、本来のお料理上手への道です。 それを悟られた以上、餃子へのリベンジは必ずや果たされます。 また、良いお便りをお待ちいたしています。

8.だいちゃん(埼玉県飯能市) 

この度は、極鉄フライパン28cmを購入いたしました。 早速、送って頂きありがとうございました。 自炊をするようになった15年程前は安いフライパンが店頭に並べられていて、 何の疑いも無く購入していました。 しかし、最初は焦げ付かないのに数年経つと焦げ付いて使用できなくなる・・・ の繰り返しでした。なんでだろう・・・?

私の母はフライパンで揚げ物、炒め物を作り、そのフライパンは油にまみれていましたが 10数年買い換える事無く使い続けられていました。 昔(私の幼少期なので30年前)はフライパンを数年で買い替える発想は無かったように思います。 なので、数年で使用できなくなるフライパンに疑問を抱いていましたがこちらのサイトを見て解決しました。 スッキリです。

まだ、フライパンと緊張の付き合いですが上手に末長く付き合っていきたいです。 幼少期、実家の油まみれのフライパンが汚く見えて嫌いだったのですが、 今、思い返せば素敵な姿です。私も、そんなフライパンに育てようとおもいます。 フライパン一つの出会いが、いろいろ教えてくれました。 ありがとうございました。

スタッフより:

フライパンは、油まみれと呼ぶよりも、使うごとに油焼けして黒くなります。 私なりには、黒光りです。なお、極の場合は、油分はお手入れ次第で常におとせます。 けど、ご実家のフライパンの姿に、大いに共感いたしました。「フライパン倶楽部」という当社のネーミングも、同じように感じられたことが原点にあります。 フライパンは、毎日人のために、油を受け、食材を受け、調味料を受け、 高熱に耐え、打たれ、振られ・・・・自分の身をよごしています。 しかし、今日を生きる力を、自分ではなく他に提供している。 はじめは、美しいかもしれませんが、使うごとに黒くなってしまう。 その時、わが身を削り、人のために黒くなっていることを覚える時に、本物の美すら感じます。 自分をむなしくして、人を生かす。これは、お料理の原点かもしれません。 そんなフライパンに憧れて、フライパン倶楽部があります。 このフライパンの生き様に相応しい運営ができればと願っています。

9.polonさん(長野県長野市) 

フライパンは毎日ガンガン使ってガンガン洗います。 だから、どんなに気に入っても1年ともたないのが普通だと思っていました。 でも出会ったんです!極フライパンに!! 正直“長持ち”“手入れが簡単”というレビューは半信半疑だったのですが、その疑いは使用した初日に払拭されました。 手入れは本当に簡単。テフロンやマーブル加工を使っていた私にとって“たわしでゴシゴシ”は禁断の果実だったのですが、 フライパン倶楽部を信じてマーナの鍋洗いで ゴシゴシすると・・・ピカピカになるではありませんか!しかも傷ひとつできません! せっかちで豪快な私にとって「熱いうちにゴシゴシ」は理想の手入れ法です。 これだけですでに手放せません。

でも気に入った点はもう一つ。これは極に限らないかもしれないのですが、 実は私、油返しの方法を間違っていたようで(汗)。 こちらのサイトで読んだ方法で試したところ、 初めて油が適温になる瞬間というものを知りました。 “なじんだ油が波打ってきたら”という表現はまさにピッタリ! 目からうろこでした。面倒なイメージのあった油返しですが、正しい方法を知ってからは、 油を注ぐこと、そして返すこと自体がすでに料理をしているように感じられ、 なんだかとても愛おしく感じられるようになりました。 (一緒に購入したミルクポットの愛らしい佇まいのおかげかもしれませんが) この先どれだけ末永く使用できるかわかりませんが、 毎日の積み重ねがより長いお付き合いになると信じて使い続けたいと思います。 それにしてもフライパンは消耗品ではなかったのですね・・・反省しました。

スタッフより:

フライパンを購入いただいたら、 そのフライパンに相応しい使い方をしていただきます。 ガンガン磨くスタイルが定着していましたら、鉄のフライパンが相応しいでしょう。 それぞれの正しい使い方を守っていただければ、もっと長くご利用いただけたかもしれません。 また、よくぞ適温を把握いただけました。 なお、油を敷かなければ、コンロがガスの場合、炎のあたる部分のみに熱が集中してしまいます。 ある箇所は適温、ある箇所は適温に至らない。もしくは適温を越えている。 そこで、油返しによりフライパン全面が均一に同時に適温に至ります。 全面が適温、これが肝心です。その意味でも、油返しは必要です。 「フライパンが消耗品ではなかった。」という言葉には、 専門店は何を説明して来たのかと反省いたします。道具は、並べて売るだけのものではなく、 きちんと説明して売るものです。鉄のフライパンでも、油返しや適温を説明しなければ、 宝の持ち腐れとなり果てるでしょう。 いや、すぐに焦げ付くフライパンだと誤解も受けるでしょう。 「販売店よ!しっかり説明せよ!」襟を正して参りたいです。

10.Y.Mさん(愛知県東海市)

極フライパン26㎝を買ったのは数年前・・・でも、使いこなせず感想がかけずにいました。 それが、最近うまく使えるようになってきたのです!!

油返しはしているし・・・鉄の中華鍋ではうまくいくのになぜなんだろう?? と主人と話していましたが、そのうち揚げ物用としてしか使わなくなり、 結局セラミック加工のデイリーフライパン26㎝に浮気してしまいました。 デイリーはストレスなく使え、我が家になくてはならないものになりましたが、 先日、そのデイリーフライパンを私がうっかり空焚きしてしまい、 それから見事に料理がくっつく様になってしまったのです。

そのため、急遽また「極」を日常的に使うようになったのですが・・・、初めのうちはやっぱりくっつきました。 そのときはお好み焼きを焼いたのですが、どうもうまくいかない。 そこで、フライパン倶楽部さんにメールをし、朝のスタッフ会議のホットケーキのところも参考にした結果、 「フライパンの持つ熱をあまり下げないようにするため、いつもより小さめに焼く」という事をした結果、 初めて成功!!嬉しかった~。

具体的な量を言うと、以前はお玉で2杯~(フライパンの平らな面全体)だったのを、お玉1杯分にしたのです。 火加減は中火(炎の先がぎりぎり鍋底に当たるくらい)で1分予熱後、 濡れ布巾の上でジュッと冷ましながらたねを流しこみ、弱火(炎の先がガス口と鍋底の中間あたり)で焼きました。私のように何度も失敗される方は、一度ホットケーキのところを読んで、同じように焼いてみるといいのではないかと思いました。家庭によって火力は違うと思うのですが、あの画像のように売り物のようには焼けなくても、かなりコツが掴めると思います。

その後、このHPで紹介されていた 「料理のたね/くらしと生協のココロ」というHPのステーキの焼き方を参考にし、 かたまり肉でたたきを作ってみましたが、これも大成功!肉は火が完全に通っているのに柔らかく、 中はうっすらピンク色・・・理想的なたたきがくっつかずに焼けました。 これでいいの?と心配になるくらいの弱火でじっくり気長に焼く。 そうすると、パチパチした音に変わってくるのです。目からウロコでした。 フライパン料理は火加減が大事だということが、改めて実感できました。 そして、その火加減で上手に焼けるようにするには 「フライパンの大きさにあった適量を焼く」というもの大切なのですね。

スタッフより:

鉄のフライパンで、お好み焼きがこびり付いてしまうとの事でした。 焦げ付きではなく、こびり付くのは、温度が低いので、予熱をしっかりしていただくことと、 火加減を上げていただくことをおすすめしたと思います。 かといって、火加減を上げ過ぎると焦げ付きを招いてしまう。 そして、お好み焼きやホットケーキは、フライパンの底面全体に生地が広がるので、フライパンの熱が 大量に失われます。具の多いお好み焼きであれば、さらに熱が奪われることでしょう。 揚げ物でも、かき揚げのようなものは、急激に油温が下がるのと類似しています。 ですから、フライパンに熱を溜めこみつつも、フライパンの温度を上げ過ぎない手段として、 予熱後に濡れフキンで冷ますことが試みられます。 あるいは、蓄熱に優れた板厚の厚いフライパンを使っていただくのも有効ですが、 今回の場合は、お好み焼きの大きさを、フライパンに適したサイズにしていただくことで解消されたようですね。 どうして、うまく焼けないのか。加熱のことを基本に、しっかりとご自分で考えていただけたと思います。 これぞ、お料理(文字通りの理を料【はか】る)。「嬉しかった~」と言うのが、ご自分で考えたご褒美であり、 魂の叫びのように感じます。この経験があったからこそ、ステーキも上手に焼けることにつながったのだと思います。 お料理って面白いですよね。上記の「料理のタネ」のページは、極シリーズを作るリバーライトの社長のページです。 このページも、火加減や加熱の基本を習得できる貴重なページです。 便利な道具が溢れる中で忘れてはならないことがあります。道具を使いこなすのは、人間です。

11.I.Wさん(宮崎県小林市)

私は72歳、定年退職から料理に興味をもち、いろいろとトライしてきました。 経験から学んだことは、食材と調理器です。 その中でも、フライパンは5個もっていますが、いまひとつすっきりしない気持ちを抱いていました。 最近、リバーライトの極ザ・オムレツ28cmを入手してからは、フライパンに対する気持ちがすっきりしました。 鉄製のため、最初は取り扱いに不慣れで、焼き餃子は失敗しました。 その後、取扱説明書、そしてリバーライト岡山社長の「料理の基本・食の常識」(グラフ社)を、繰り返し読み返しました。 フライパンの底厚が3.2mmで、どっしりとした感じは素敵です。 料理も満足にできるようになりました。 いまようのフライパンに見る消耗品ではありませんから、大切に使って、 孫の孫までバトンタッチしていきたいと思います。 調理器が、多くの先祖の”知恵と心”を持っていることがわかりました。ありがとう。

スタッフより:

お電話でもご紹介させていただ岡山さんの本は、料理初心者には最適ですね。 「調理は自然科学です。」というスタンスで分かりやすく書かれています。 書店では、レシピ本が主で、このような本質をついた料理本があまり出回っていないと思います。 科学と言えど、本来は科学だからかもしれませんが、大変分かりやすく書かれています。 フライパンと合わせて、ご提供したいほどの本ですね。 道具というのは、火加減をはじめ使い方が問われているからです。 只今連載させていただいています「加熱講座」も岡山さんと同じスタンスです。 また、その本を出版するきっかけとなった 岡山さん「料理のタネ」も参考になると思います。 良書というのは、繰り返し読みたくなる。そして、繰り返し読んで味わい深くなります。 基本とは、そのようにして身につけるものでしょう。私も何度も読ませていただきました。 そして、先人の知恵とは、まさに科学の部分でもあると思います。 お料理道具もさることながら、お料理そのものも、知恵と心の賜物です。 ますます知恵を尽くし、心を尽くして、お料理を極めて下さい。挑戦のあるところ、やがて花は咲きます。