市川家の乱

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市川家の乱

1984年 .肩書きはまだですが本物の脚本家です、Mリーグ/映画/サークルメンバー募集中https://note.com/furaidopoteto/n/n5eec6dd2f305

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※会費は不要です。参加希望の方は招待します。(招待すると会費は無料となります) プロの脚本家集団になるべく"いっちークラブ"のメンバーを募集します。 各々の得意分野を活かしたチームライティング(共同執筆)によって質の高い脚本を書き上げ、主要コンクールでの受賞を目指します。 受賞後はチームとしてプロ活動を行います。どなたでも歓迎。一緒に実りあるサークルにしましょう。

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タイトル案出し100本勝負(前編)

お疲れさまです。 自分は普段、 よさげなタイトルを思いついたとき、  欠かさずメモに残しているのですが、 数年間にわたって溜め込んだ、 脚本ないしショートショートのタイトルの数々を、 もう中身を書くつもりもないので、 以下、 軽く感想を添えつつ、 発表していきたいと思います。 ただの自己満足なのに加え、 (盛大に)下ネタも含みますので、 ご了承ください。 はじめに前編では、 自作タイトル100本を発表し、 それぞれのタイトルの意図や、 どんな話かなど、 簡単に解説し、

    • 映像作品における人称

      「save the cat」に代表される、 巷に溢れるシナリオ教本には、 構成や、 キャラクター、 あるいはテーマなど、 さまざまな角度から、 ストーリーのノウハウやテクニックが語られていますが、 人称については、 小説ほど、 その視点から論じられることはありません。 理由としては、 映画やテレビドラマなどでは、 映像表現を主体としているため、 小説とは異なり、 人物の内面を描くのに向かない媒体である点が挙げられます。 モノローグ(心の声)ばかりを使うと、 ストーリーが

      • 群像劇とは何か

        映画のジャンルの一つに、 アンサンブルキャストと呼ばれるものがあります。 引用の通り、 アンサンブルキャストとは、 キャスティングの観点からの名称であり、 脚本視点では、 これを群像劇と呼びます。 この群像劇に関しては、 苦手、つまらない、 あるいは反対に、 大好物、 といった賛否両論の声を少なからず見聞きします。 かくいう自分も、 群像劇には否定的であり、 構成面の視点から、 過去に群像劇を批判しましたが、 新しい発見など、 少し更新もあるので、 本記事では、 群

        • 脚本論から見る「お笑い」

          基本苦手なものばかりですが、 特にお笑いが苦手です。 お笑い番組やバラエティ番組、 あるいは、 お笑い芸人そのもの。 理由としては、 単に人気者が嫌いで、 そうした人たちを眺めていると、 自然と涙が溢れてきて、 精神衛生上よくないからなのですが、 それはともかく、 自分は普段、 脚本やストーリーを分析しているので、 そうした観点からも、 なぜお笑いが苦手なのか、 を書いていきたいと思います。 ・ツッコミがいらない海外目線から日本のお笑いを取り上げた、 以下の記事を、

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          サブプロットとは何なのか

          以前の記事でhttps://note.com/furaidopoteto/n/ne7455f9aae6e  メインプロットとサブプロットに関して書きましたが、 あれから少し考えが深まりましたので、 追記したいと思います。 技術論的なことではなく、 何をもってメインとサブとしているのか、 といった定義付けの話になります。 前回も書いたように、 メインプロットとサブプロットとは、 事件と問題のことです。 たとえば、 「英国王のスピーチ」のストーリーは、 吃音症の主人公がスピ

          サブプロットとは何なのか

          ショートショートバケーション|脚本

          ※名作ドラマ「ロングバケーション」のパロディとなります  梗概花婿に逃げられた南(30)は花婿を見つけるために街中を疾走するも、途中で暴漢に襲われて失意のまま死ぬ。 登場人物南(30) 瀬名(24) ディレクター 男 脚本○スクランブル交差点   白無垢姿の南(30)、人混みをかき分け、鬼の形相で疾走している。   南の荒い息が辺りに響きわたる。 ○住宅街(1時間前)   テロップで「1時間前」。   小学生たちが下校している。   正面から白無垢姿の南、鬼の形相で疾

          ショートショートバケーション|脚本

          我は市川|脚本

          ※AIには書けないストーリーを書く、がコンセプトの自伝脚本となります ※縦書き版はこちらとなります↓ あらすじ売れっ子脚本家の市川舟平(39)の人生は祝福と栄光そのものだった。 市川は家族に愛されて育ち、才能に恵まれ、健康に恵まれ、時代にも恵まれた。 市川にとって日本とは、市川の市川による市川のための国家だった。 そんな市川はある使命感を抱えていた。それは40歳までに自決し、死を以て自身の作品に命を吹き込むことだった。 しかしその試みが未遂に終わったことで、以来市川

          我は市川|脚本

          順接のがが|脚本

          ※順接の「が」と逆接の「が」の違いが学べるストーリー、をコンセプトに書きました ※縦書き版はこちらとなります 梗概サブカル系男子の順(18)は小説家を志している。 順は小説仲間の学(18)にコンクールへ応募する小説を見せ、学からお墨付きをもらう。 順の小説はコンクール予選を突破し、受賞まであと一歩のところまでくる。 順が受賞への期待を膨らませる一方、学の抑えられていた感情が表出する。 学も密かに順と同じコンクールに挑戦していたが、一次落ちしていたのだった。 嫉妬心

          順接のがが|脚本

          おじさん|脚本

          ※R15かR18の脚本になります ※縦書き版はこちら↓ あらすじ世の中におじさんの居場所はない。 令和の常識。 高校生のるり(17)は友達とおじさんの悪口に花を咲かせ、世の中のおじさんたちを変態扱いしている。 おじさん嫌いのるりだったが、ある日、母から「学生時代、切符を買うお金がなくて困っていたらおじさんが切符代をくれた」という感動エピソードを聞かされる。 おじさんも捨てたもんじゃない。そう思ったるりが友達にその話をしたところ、「おじさんに切符代を借りたら、貸してやっ

          おじさん|脚本

          ゴジラ-1.0の感想

          お疲れさまです。 先日行われた日本アカデミー賞で、 「ゴジラ-1.0」が脚本賞に選ばれました。 ゴジラに関しましては、 映画館で見ていたので、 以下、 脚本目線からの感想となります。 いい意味でハリウッド式三幕構成に忠実な、 王道のストーリーで、 万人にわかりやすく、 それでいて一筋縄ではいかない、 ハラハラする展開は、 観ていて面白かったです。 本作は、 第二次世界大戦後が舞台になっており、 特攻隊の生き残りである主人公が、 ゴジラを倒す話ですが、 戦争で死んで

          ゴジラ-1.0の感想

          ストーリーの印象は後半で決まる

          ファーストシーンの重要性を説く、 シナリオセンターに盾つくわけではありませんが、 ストーリー全体を見渡したとき、 ファーストシーンは、 重要度の低いシーンだと思います。 心に残るラストシーンなら、 いくつもあげられますが、 一方で、 心に残るファーストシーンは、 なかなか思い浮かばないからです。 心理現象の一つに、 「ピークエンドの法則」があります。 引用のとおり、 人はピークとエンドから全体を判断する、 というもので、 これをストーリーに当てはめますと、 ファースト

          ストーリーの印象は後半で決まる

          好きなラストシーン10個

          お疲れさまです。 映画を見つつ、 なんとなしに、 印象的なラストシーンや、 いいなと思ったラストシーンなど、 ちまちまと、 そうしたものをストックしたのですが、 あんまりたまらなかったこともあり、 内容のネタバレ含みつつ、 ここらで放出します。 ◎お洒落なジョークで終わる映画 「セルラー」は、 ある日男(主人公)のケータイに、 見知らぬ女から電話がかかってきたことで、 事件に巻き込まれる話です。 ラストシーンでは、 女を無事救出した男が、 女と対面を果たすのですが、

          好きなラストシーン10個

          4ブロックの時間配分

          前回記事で三幕構成の幕比率について触れ、 https://note.com/furaidopoteto/n/nba34f83e6b8e?from=notice  自分の掴んでいるストーリーへの感覚は、 序破急だったと書きましたが、 少し説明が足りなかった点があり、 その補足となります。 二幕後半と三幕の境に位置する、 PP②(プロットポイント)は不要、 と前回の記事で書きましたが、 正確には、 そこで区切る必要性を感じない、 ということです。 PP②は、 ストーリー

          4ブロックの時間配分

          メインプロットとサブプロット考

          ハリウッド式三幕構成には、 メインプロットとサブプロット、 という用語があります。 メインプロットは、 ストーリー上の事件のことで、 それに対して、 サブプロットは、 主人公とヒロイン(パートナー)の関係、 もしくは、 主人公の内なる問題、 と説明されることが多いです。 「英国王のスピーチ」でいえば、 主人公がスピーチの特訓をして、 スピーチを成功させる話が、 メインプロットで、 主人公とレッスン講師との友情、 もしくは、 主人公が抱えている吃音症への苦悩、 がサブプロッ

          メインプロットとサブプロット考

          三幕構成の時間配分を考える

          ハリウッド式三幕構成を学んでいた頃、 幕の時間配分がおかしい、 と疑問をもっていました。 その後、 三幕構成を応用できるレベルにまで、 自分の中での理解が深まったため、 今は時間配分をアレンジして使っています。 本来の幕比率は、 1:2:1ですが、 それに対して、 自分がたどり着いた幕比率は、 0.5:3.33:0.17。 比率は違うとはいえ、 あくまで三幕構成を土台にして、 それを自己流にカスタマイズしたものが、 今使っている構成理論、 という認識だったのですが、

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          スペシャルドラマと映画の違い

          先日、 テレビドラマと映画の違いに触れた記事で、https://note.com/furaidopoteto/n/n4a890ac42552  2時間のスペシャルドラマといった、 単発テレビドラマと、 映画との間においては、 脚本上の違いは存在しない、 と書きましたが、 よく考えると、 細かいところで、 違うなとおもったので、 補足の形となります。 ◎スペシャルドラマと映画と違い スペシャルドラマも映画も、 どちらも長さは大体二時間で、 かつ一話完結の一発勝負であるた

          スペシャルドラマと映画の違い