市川家の乱

1984年 .肩書きはまだですが本物の脚本家です、Mリーグ/映画/サークルメンバー募集…

市川家の乱

1984年 .肩書きはまだですが本物の脚本家です、Mリーグ/映画/サークルメンバー募集中https://note.com/furaidopoteto/n/n5eec6dd2f305

メンバーシップに加入する

※会費は不要です。参加希望の方は招待します。(招待すると会費は無料となります) プロの脚本家集団になるべく"いっちークラブ"のメンバーを募集します。 各々の得意分野を活かしたチームライティング(共同執筆)によって質の高い脚本を書き上げ、主要コンクールでの受賞を目指します。 受賞後はチームとしてプロ活動を行います。どなたでも歓迎。一緒に実りあるサークルにしましょう。

  • いっちークラブのメンバー

    ¥1,000 / 月

マガジン

  • 脚本論

  • 脚本

    filmbuyerにも自作を投稿しています https://film-buyer.jp/scenarios/?keyword=%E5%B8%82%E5%B7%9D%E5%AE%B6%E3%81%AE%E4%B9%B1

最近の記事

「3000万」1話の感想

NHKドラマ「3000万」の1話を見ました。 このドラマは、 一般公募から脚本チームのメンバーを募り、 世界で通用するシリーズドラマを作る、 の理念のもとにスタートした、 WDRプロジェクトによる作品であり、 WDRプロジェクトに応募した一人として、 どんな作品ができあがったのか、 少なからず興味がありましたので、 以下、 まだ1話の段階ではありますが、 脚本分析を兼ねて、 感想(ネタバレあり)を述べていきたいと思います。 1話を見た限り、 古今東西で語り尽くされた感の

    • 地面師たちの感想

      Netflixにて、 流行りの「地面師たち」を見ました。 実在の詐欺事件をモデルにした社会派ドラマであり、 「レディジョーカー」や「ダブルフェイス」など、 WOWOWドラマを彷彿とさせるような作風、 と個人的には感じました。 地面師という題材が興味深く、 見ごたえがなかったとはいえませんが、 脚本の出来はよくありません。 以下、 そのあたりをネタバレで書いていきます。 本作(全7話)の脚本の欠点は、 1話目に見せた話と同じ話を、 2話目以降、 つまり、 2話から最終話

      • クライマックスの構造/超限定能力の脚本分析

        現在上映中の「逃走中THEMOVIE」に対して、 SNSや映画レビューサイトにて、 ベスト級につまらないだの、 コロコロコミック以下の頭脳戦だの、 散々な酷評が飛び交っています。 自分は万事、 プロの脚本家というものに懐疑的なので、 書いた人は誰だろう、 と丸出しの野次馬根性で調べてみたら、 意外にも、 往年のコンクール作品「超限定能力」(ヤングシナリオ大賞受賞作)を書いた方でしたので、 かつて勉強のために読んでいたこともある、 「超限定能力」の脚本について、 少し触れたい

        • なぜか名作扱いされている映画たち

          先週金曜ロードショーで、 ピクサー映画「リメンバーミー」が放送されていました。 ネタバレ&酷評になることを、 前置きしてのレビューになりますが、 本作が名作扱いなのは、 お盆や家族を題材にしており、 夏休みといえば、 あるいはお盆といえばこの映画、 という枠に運よく収まったからであって、 実際のところ、 ピクサー映画の中でも下位に位置する、 雰囲気だけの映画、 と自分は思っています。 以下、 脚本に絞っての感想になると断った上で、 本作「リメンバーミー」は、 ストーリー

        「3000万」1話の感想

        マガジン

        • 脚本論
          120本
        • 脚本
          48本

        メンバーシップ

        • コンクール受賞作の感想

          この投稿を見るには メンバーになる必要があります
        • TBS

          この投稿を見るには メンバーになる必要があります
        • 雑談、相談用

          この投稿を見るには メンバーになる必要があります
        • コンクール受賞作の感想

          この投稿を見るには メンバーになる必要があります
        • TBS

          この投稿を見るには メンバーになる必要があります
        • 雑談、相談用

          この投稿を見るには メンバーになる必要があります

        記事

          「マジで回想する5秒前」第3話

          ※note創作大賞漫画原作部門の応募作となります ※脚本形式での応募となります 3話○橋(トラックに突っ込まれる5秒前)   市川(39)、ファミチキを食べながら歩道を歩いている。   と前方からトラックのクラクションの音。 市川「…?」   別のトラックからもクラクションの音。   さらに若者の絶叫。 秋山の声「(絶叫)うあああわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!! …う、う、うわああああああああああああああああ

          「マジで回想する5秒前」第3話

          「マジで回想する5秒前」第2話

          ※note創作大賞漫画原作部門の応募作となります ※脚本形式での応募となります 2話○橋(まさるを助ける5秒前)   秋山(22)、自転車をこいでいる。   正面にアイスの当たり棒を手にしたまさるの姿。   まさる、ふらふらと車道へ飛び出してゆく。 秋山「(見て)?!」   直後、トラックのクラクションが鳴り響く。   秋山、自転車から飛び降りる。   秋山、まさるのもとへと疾走する。   秋山、棒立ちのまさるを抱きかかえると、反対車線へ飛び込む。   秋山、何とかトラック

          「マジで回想する5秒前」第2話

          「マジで回想する5秒前」第1話

          ※note創作大賞漫画原作部門の応募作となります ※脚本形式での応募となります あらすじ道路に飛び出したまさる(7)がトラックに轢かれそうになったことに端を発し、まさるを含む5人の命が危険にさらされ、走馬燈が連鎖する。 それぞれの人生を映し出した走馬燈によって、息子のまさるを残して消えた直樹(32)に関する思わぬ事実が炙り出され… 以下補足となります。 現在パートと回想パートが交錯するスタイルを持ったストーリーをたまに見かけますが、 回想の代わりに走馬燈でやったら面白

          「マジで回想する5秒前」第1話

          漫画で覚える凸凹の書き順|脚本

          ※note創作大賞に応募した脚本の完成版となります ↓縦書き版はこちらとなります あらすじ※全10話から成る短編となります サラリーマンの一角(40)はぼったくりバーの被害に遭い、金を払わなかったことでバーのオーナー十角(35)に切腹させられる。 一角の息子六角(16)は父の無念を晴らすため十角の店へ乗り込むも、返り討ちにされ、その場に居合わせた三角(22)に助けられる。 三角も師を殺された因縁から六角と同じく十角への復讐に燃えていた。そんな三角に六角は弟子入りし、厳

          漫画で覚える凸凹の書き順|脚本

          「漫画で学べる凸凹の書き順」第3話

          ※創作大賞2024漫画原作部門の応募作となります ※脚本形式となります 3話○侍バー・店内   六角の右腕が金属バットもろとも吹き飛び、床に落ちる。   六角、片腕を失い、 六角「(絶叫する)」   八角、無関心に酒器を拭いている。   二角、満足げに刀を鞘に収める。   二角、カウンターで飲む三角へ近づき、 二角「お騒がせいたしました」 三角「…」 二角「八角さん。後始末どうします?」   八角、顔をあげて正面を見る。 八角「(微かに眉が動く)」 三角「…?」   三角、

          「漫画で学べる凸凹の書き順」第3話

          「漫画で学べる凸凹の書き順」第2話

          ※創作大賞2024漫画原作部門の応募作となります ※脚本形式となります 2話○一角の家・居間(翌日・夜)   喪服姿の人々がテーブルを囲み、酒を飲んでいる。   そばに一角の眠る棺が置かれている。   棺の前には六角の姿。   六角、拳を握りしめ、じっと棺を見つめている。 ○同・六角の部屋   六角、燃えたぎるような瞳で、乱雑に押し入れを漁っている。   六角、押し入から金属バットを取り出す。 ○侍バー・店内   店内に八角(42)、二角、客の三角(22)の三人。   

          「漫画で学べる凸凹の書き順」第2話

          「漫画で覚える凸凹の書き順」第1話

          ※創作大賞2024漫画原作部門の応募作となります ※脚本形式となります あらすじ会社帰りに同僚とバーに入った一角(40)は、十角(35)が経営するぼったくりバーにひっかかり、切腹の刑に処せられる。 一角の死を知った息子六角(16)は、敵討ちをすべく十角のバーへと殴り込みにいくが… ※以下補足となります ストーリーを楽しめて、 かつ学習できるものを作る、 が企画意図であり、 作中のキャラが放つ剣閃を漢字の筆画(横棒や縦棒)に見立て、 下記図の凸凹の書き順に従って各キャ

          「漫画で覚える凸凹の書き順」第1話

          吉作落としに見る必然の美しさ

          「吉作落とし」は、 大分県に伝わる民話であり、 断崖絶壁の岩棚にひとり取り残されてしまった男の悲劇を描いた物語です。 個人的には、 昔話(民話)の最高傑作であり、 たかが昔話のくせに、 なぜこれほど、 見るものを惹きつけ、 そして戦慄させるのか、  見返すたびに感じるのですが、 この話の洗練されたところの一つに、 ストーリーが偶然ではなく、 必然によって進んでいく点があります。 ストーリーの場合、 (偶然の多い)現実とは異なり、 発生する出来事は必然性を持っていなければ

          吉作落としに見る必然の美しさ

          対戦形式で見る通行人|脚本

          ※note創作大賞漫画原作部門に応募した脚本の完成版となります 縦書き版はこちらとなります↓ あらすじ人ひとりしか通れない狭い歩道。 そんな歩道に、わざとぶつかってくる男、道を譲らない女、ヤクザ、いつも譲ってばかりの男、の四人の男女が集結する。 お互いがすれ違う瞬間、誰が譲って、誰が譲らないのか。 プライドを賭けた四人の戦いが、いま幕を開けるーー 登場人物リョウヘイ(26) フリーター ノリオ(44) 会社員 アイリ(20) 大学生 トマシノ(44)  ヤクザ ア

          対戦形式で見る通行人|脚本

          「対戦形式で見る通行人」第3話

          3話◯テロップ画面   「3戦目」の文字。 ◯道   アイリ、スマホをいじっている。   スマホのLINE画面に以下のメッセージ。 「今ぶつかってくるおじさんに遭遇した」 「え。大丈夫?」 「きもすぎた。ヤクザだったら絶対避けるくせにw」 「確かにw」   アイリ、ふと立ち止まる。 アイリ「…コンビニで支払いするの忘れてた」   アイリ、踵を返す。   アイリ、歩く。   正面からトマシノがやってくる。   アイリ、トマシノの風貌を見て、顔がひきつる。    トマシノ、アイ

          「対戦形式で見る通行人」第3話

          「対戦形式で見る通行人」第2話

          2話◯テロップ画面   「2戦目」の文字。 ◯道   人一人しか通れない狭い歩道。   ノリオ、歩いている。   背後にアイリの姿が見える。    アイリ、むっとした顔でノリオを睨んでいる。   ノリオ、悠然と歩く。   正面からヤクザの風貌をしたトマシノ(44)、やってくる。   二人、互いの存在に気づく。    ノリオ、俄に顔がこわばる。   トマシノ、表情一つ変えない。   二人の距離が近づく。   二人、互いに譲る気配がない。   ぐんぐん近づく二人の距離。   と

          「対戦形式で見る通行人」第2話

          「対戦形式で見る通行人」第1話

          ※note創作大賞応募作となります ※脚本形式での応募となります あらすじ人ひとりしか通れない狭い歩道。 そんな歩道に、 わざとぶつかってくる男、 道を譲らない女、 ヤクザ、 いつも譲ってばかりの男、 の四人の男女が集結する。 お互いがすれ違った瞬間、 誰が譲って、 誰が譲らないのか。 プライドを賭けた四人の戦いが、 いま幕を開ける。 ※以下補足となります ニュースやSNSの話題でよく見かける、 道をすれ違うときに避けない女や、 わざとぶつかってくる男の問題を、

          「対戦形式で見る通行人」第1話