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『あえて3位を目指すメンタル』でいること

「あえて3位を目指すメンタルでいた方が、しあわせに生きられる」
この考え方に出会った時、すっと腑に落ちた。

わたしのように負けず嫌いで完璧主義な人間にとっては、目から鱗だと思う。そして、終わりのない苦しみから解放される処方箋ともいえる。

1位を取り続けた結果、幸せにはなれなかった

社会人になってから競争する仕事にはついていないが、学生時代にはどっぷりと競争社会に揉まれて生きてきた。

1位を目指さなければ意味がないと思い込んでいた。ところが、学年トップを維持し続けなければ、自分には価値はないという不健全な思い込みから、努力し続けてきた。しかし、その結果出来上がったのは、生きづらさを抱えた社会人だった。

▼1位を目指すことのデメリット

・常に不安に駆られていて安心できない
・しなければいけないことに追われて、本当に大切なことがわからなくなる
・どこまで努力して結果が出ても、終わりが見えない
・ハードルが高く、結果を出しづらい
・自分に期待している分、失敗した時に自己肯定感が下がりやすい
・周りの人からの期待やプレッシャーが常にあるため、競争から降りづらい

なんだかんだ、平凡な幸せが最高

重要なのは3位を取ることではなく、そもそも3位を目指すというメンタル。1位や2位と違って、3位は目立たない。しかし、目立たないことで得られるメリットがたくさんある。

▼あえて3位を目指すメリット

・例え結果が出なくても、穏やかな気持ちでいられる
・他人から余計な注目を浴びないので、人間関係のトラブルに巻き込まれづらい
・1位や2位を狙わない分、結果が出しやすい
・自分に期待しすぎない分、自己肯定感が上がりやすい
・他人からの期待やプレッシャーが少ないので、競争から降りやすい
・他者に協力的

また、2位の立場も、1位と常に比較されてしんどい。
1位との差が歴然としていても虚しいし、周りから勝手に1位と比較されて同情されるのも辛い。

「平凡な幸せ」に向かって努力しよう

生きていることの価値とは何か。わたしにとっては、「幸せに生きたかどうかどうか?」、ただそれだけだと思っている。

努力が必ず報われるとは限らないこの世の中で1位や2位を目指すことは、自分が望む人生ではない。

努力の方向性がずれていることに、やっと気がついた。いや、目を覚ました、といった方が正しいかもしれない。人のせいにするのは好きではないけれど、学校での教育や、大人の価値観を考えれば、仕方なかったと言わざるを得ないと思う。

努力はする。
けれど、これからは「平凡な幸せ」を目指して努力しよう。

おしまい。

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