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人に頼ることは、”悪いことじゃない”

元々人を頼るのが苦手で、人から相談されることは多いが、自分から相談することはあまりない。
なぜ相談しないのかと言われると、別に信頼していないというわけではなくて、ただただ勇気がないだけなのだと思う。

しかし、社会人になってから数年が経ち、人に頼らず生きることに限界を感じている。社会人って理不尽なことが日常茶飯事だし、予期せぬ不幸も容赦なく起こる。
さまざまなストレスをうまく発散できるような、器用な人間だったらよかったかもしれないが、私は不器用だったようだ。ストレスを一人で抱え込んで、体調を崩してしまうことが増えた。

そうして痛い目をみてやっと、人を頼ることの必要性を痛感した。特に仕事では、人を頼らないと簡単にキャパオーバーになってしまう。優秀な人は、人を頼るのが上手いことも知った。

人に頼るのがどうしてこうも苦手なのか…と、悔やんでも仕方がないので、今からでも少しずつ人を頼る練習をすることにした。

今は無職なので、まずは友達を頼ってみることに。信頼していないわけではないけど、かなり勇気のいることだ。

信頼できる友達に、LINEで相談したいことがある旨を伝えると、ありがたいことに「いつでも聞くよ」と言ってくれた。そして、電話の約束をしてくれて、話を聞いてくれた。

話しているうちに、「こんなことを相談してなんになるんだろう、迷惑じゃないだろうか」と、そんな不安が浮かんできて、怖くなる。

ところが、いざ話し終わってみると「話してくれてありがとう」と、むしろ感謝された。なんだか温かい気持ちになった。
人に頼られることも嬉しいが、それよりもっと温かい気持ちになれることを知った。この気持ちがなんとも新鮮で、私って今まで全然友達を頼ってこなかったんだなぁとも思った。

人を頼るって、悪いことじゃないんだ。
勇気をもって、人を頼ってみよう。

おしまい

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