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どん底にいるあなたへ|まとめ

ひとりで抱え込みきれないものを抱えて苦しんでいる、はじめまして。のあなたへ届いて欲しいと思ってこの文章を綴ります

今年6月、うつ病・パニック障害と診断されました。でも、診断書を渡されたからといって、受け取った日からうつ病になったわけでもないからショックはなくて。そして、診断されたからといって世の中が急に優しくなってくれるわけでもない(医療費はお財布にやさしくなります)。もっと周りの人たちへ言いたいのは、私は変わらず私です。ということです


昨年の7月、高3の夏、体調を崩しがちになった。初めは、受験を控えているのだから、いくらか体と心に負荷がかかるのが当たり前だ、受験が終わるまで仕方ない。と、思いながら過ごしていた 

夏休みの課外へ向かう途中、学校の最寄り駅で電車を降りた瞬間、歩けないほどの苦しみに襲われた。後から思えば、いわゆるパニック発作だった。ベンチで少し休もうと数歩歩くだけでも倒れそうだった。座ってもしばらく気分が悪く、焦燥感、恐怖、過呼吸が治るまですごく時間がかかったのを今でも覚えている。初めて、学校に行くことができなかった

それからも、最寄りの駅や途中の駅で降りてUターンを繰り返したり、学校へたどり着けても授業となると苦しくなり保健室で過ごしたりする日々が卒業まで続いた。高1、2年は無遅刻無欠席だったため、卒業の見込みは心配しなくともあった。それだけが唯一、救いだった。3学期はほとんど学校へ行くことができなかった

とりあえず最初、かかりつけの内科へまめに通った。月に2回、点滴をした。何件か精神科へも行った。心身症と言われた。抗不安薬と抗うつ薬を処方された。今でも毎日服用している。副作用はなかったものの、やはり脳を外部から薬というもので制御することはとてもこわかった


きっとこの、ことの始まりは保育園へ通っていた歳頃まで遡る。小さい頃はよく食べる子だった。ある日、食べすぎて戻してしまったことがあって、それ以来嘔吐恐怖症になってしまった。食べることへの恐怖と不安、それらからのストレスで気持ちが悪くなるとさらに不安が募り悪循環になっていった

ほとんど気にせず生活できるようになるまでに小学校生活全ての時間を捧げた。今思えば、自律神経失調症、不安障害、パニック障害のようなものはここがはじまりのような気がしている。気にせずに生活できるようになったのではなく、落ち着くまで我慢して我慢して気づかないフリをして騙し騙し生活していくうちに気にしないようにしていたのだと思う。思い返せば、今と同じような症状が起こったことがたくさんあった。どうしてそんなことを今まで言わなかったのか。家族に訊かれた。言ったことがあったが、小さい子供の語彙力には限界があったし、自分でもわからない症状をどう伝えたらいいのかわからなかった。言葉にすることさえこわくて、漠然とした言葉でしか説明できなかった。当然、気づいてもらえるはずもない。そして、それが自分の中で "普通" のことだとも思っていた


毎日毎日、漠然とした恐怖に襲われることを当たり前と思い、夜になると明日が来るのが怖かった

環境、心の状態によって症状が大幅に変わる。もちろん個人差も大きい。当時に比べてできることが増えた今でも、私は自分の状態が良くなったとは思えていない。また違う症状が出てきてしまっているから

4月、進学して引っ越しをして、一人暮らし。がらりと環境が変わった。それ以降、うつの症状がひどくなり、自傷行為を繰り返した、泣いてばかりいた、学校を休む頻度が増えていった。そのことで、任意入院を考えた、ひとり暮らしをリタイアしてふたり暮らしを始めた。それでも最終的には、こまめに実家へ帰ることしか解決策が見えなかった

結局、ひとりではなにもできなかったのだ。家族、医師、友人、SNS、誰かに助けを求めていた。長い間、ひとりで抱え込んで苦しんできたからこそわかった。実際自分が孤独を体験したからこそ、そういう人が、世の中きっとたくさんいることが容易に想像できた

理由も症状もそれぞれではあると思う、それでもほんと少しでも、同じようにひとりで抱え込み悩んで、つらい思いをしている、どん底にいると思っている方の手助けがしたいと思っているのです

私がたくさん助けられてきた、今もたくさんの方に常に助けられている。私がしてもらったように、誰かにお返しがしたい

どん底にいるということは、それより下がない。それなら何か行動すれば、手を伸ばし合えば、絶対に少しでも良くなることしかできない。これはおみくじで凶を引いたときにこれ以上悪いことはない。と母に言われて、似てるなと、気づいたこと

名前も素性も知らない人だからこそ言えること、相談できることがあると思っています。どんな方法でも些細なことでも良いです、気軽に文章を送ってください◎


はっぴいと同じようにつらい思いもおすそわけするものです

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