20です。学生です。たまにかいてます。ちょい響いたら嬉しいです。

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あのにおいの正体

みんなはどうなんだろな。 ママに頬ずりした時にする、甘いけど甘すぎなくて、少しツンとしたにおい。 なんか好きなんだよね。 パパにおぶってもらった時にする、苦いけど香ばしい、友達はくさいっていうにおい。 私は好きだったかな。 とりあえず私は「ママのにおい」「パパのにおい」で覚えてました。 それで、化粧してる時に気づきました。 「ママのにおい」はファンデーションのにおいだったらしいです。 あと、タバコ吸ったあとの手を嗅いだ時に気づきました。 「パパのにおい」はタバコのにおいだった

    • 頑なに張るって、すでに無理なものを無理に張るってことで。頑張るって、無理してやらなきゃっていうエンジンみたいなもので。頑張らなくていいんすね。頑張るのやめましょ。つかれます。なんとなくやります。頑張んなきゃと思ったときは休みます。

      • 海においてきたもの

        夏休みの最後の絵日記は何で飾ろうか。 スクール水着に白いハイビスカスの柄のピンクのワンピース、白いサンダル、ピンクのカチューシャ。 昨晩、母にマネキュアを塗ってもらった。 ちょっとばかりおしゃれに目覚めて、ピンク、きらきらが好きなお年頃。 ワゴン車がカーブを曲がり終えた時、兄は身を乗り出すようにして窓の外を眺め、はしゃぎだす。 その横で少女はこわばった顔つきで窓の外を眺めていた。 「え?怖いの~?」と兄に茶化されて、少女は口をとんがらせては、「怖くないし!」とむき

        • 飛んだ「17」の「あの子」

          自分が「17」になってから年を重ねるごとに、「あの子」のことをよく思い出そうとする。 細かいこととか、よくは覚えてないんだ。 何て呼ばれてた?何して遊んだ? でもずーっと覚えてて確かなのは、「あの子」は何個か上で、同じ血を持ってて、白い肌にきれいな髪、背が高くて、優しくて、優しすぎて、「17」で勇気を振り絞った、すげーかっけえ子。 あと、ランドセルがでかい頃にみた最後の「あの子」はもっとずーっと白くてめちゃくちゃきれいだったのは覚えてる。 「17」になった時に、おかあさんに「

        あのにおいの正体

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          こうしよう、ああしよう

          こうしよう、ああしようってたくさん思いついてる時は明日が楽しみ。 こうしよう、ああしようがない時は明日が楽しみじゃない。 こうしよう、ああしようがない明日が怖い。 こうしよう、ああしようがない自分が怖い。 こうしよう、ああしようがない自分は空っぽに思う。 でもきっと、空っぽなのはやり尽くしたからなのかもしれない。 何かを自分から出すために、中に詰め込む時期なのかもしれない。 今がそうなんだって思う。 こうしよう、ああしようの、「こう」と「ああ」の材料探しをしよ

          こうしよう、ああしよう

          ユメハナレ

          子どものとき、大人が笑っているのをみて、なにが面白いのかわからなかった。 きっと、大人になったらわかるんだろうと思った。 はやく大人になりたいなって思った。 でも、今、こどもが笑っているのをみて、なにが面白いのかわからない。 きっと、子どものときの自分だったらわかるんだろうなと思う。 きっと、大人のときも、子どものときも、そのときしかわからない思いでいるんだと思う。

          ユメハナレ

          夏のシルバーラメネイル

          シルバーラメネイルを塗ってみた 夏だもん、いいでっしょって あの人に会うから、キラキラしていたくて シルバーラメネイルを落とした 夏もう終わりだもん、いいでしょって そうすればあの人への気持ちもさっぱりなくなるかなって シルバーラメネイル、落ちきれてなくって まだ夏だもん、まだ思っていていいよね ラメが残ってるまでいいよね またシルバーラメネイル、塗ってもいいかな

          夏のシルバーラメネイル

          ナポリタンとワインと母と

          よりによって。ローファーを履いてしまった。 私のローファーの中はまさにサウナ状態。 昨日、「熱中症に十分に気を付けてくださいね」とアナウンサーが教えてくれたのに。 私一人しかいない部屋で、「へー」とか言って納得してたくせに。 大学の授業が少ししかない、今日。 唯一の友人と外食をすることになっていたのに。 小中高、「TPOに気をつけましょうね」と家庭科の先生が教えてくれたのに。 友人となんにもない駅で電車を待つ。 今日も北風は太陽に敗北。 あっつ。 もっと他

          ナポリタンとワインと母と

          春なのにセミの抜け殻になった日

          7:00。 予定の30分遅れ。 慣れてないくせしてろくに化粧に時間をかけず、なぜかちゃんとゴミ出しと洗濯干しをおわらせた。 急いで飛び乗ったエレベーターで、兄のおさがりの時計を何度も見返す。 「大丈夫、まだ時間ある。」 駅までの自転車での道はもう慣れた。 「あの人も電車乗るのかな?」 「何の仕事してるんだろう?」 「子持ちっぽいな」 くだらないことまで考えられるようになった。 マスクの中は水滴でびちょびちょ。 「ああ、やっぱ化粧なんてちゃんとしなくてよかったわー」 とか、余計

          春なのにセミの抜け殻になった日