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利<楽

大人になると、何か始めるときに、これは得になるか?利益を生んでくれるか?というのを考えてしまいがち。

せっかく時間をかけて、そしてお金もかけて学んだり、習得したりするのだから、何かしらの見返りが欲しい!!
そんなことを望んでしまう。
もちろん、自分がやっているビジネスで必要な技術であり、それを目指して学ぶと言うのは、それはそれでとても良いと思う。

自分のビジネスには繋がらないかも知れない。
でも、ちょっとやってみたい。例えば、英語とか格闘技、ヨガ、ゴルフ、カメラetc なんでも。

従来のどこかに行って講座を受ける事も出来るし、体を使うものじゃなければ今はYouTubeでもかなり学べる時代になっている。

しかし、事柄を習得するにはそれなりの時間を必要とする。また、受講料や機材の費用だったりとお金もかかる事も。

こんなこといいな、出来たらいいな♫
ドラえもんの歌のように未来を楽しく妄想する。

純粋な想いに付随して、こんな思いも。
お金が欲しいな、稼げたらいいな♫

そう考えること自体は何も悪い事じゃない。
むしろ、仕事としても普通のこと。
技術を身につけて、それを伝えたり教えたりするのは職業として成り立っている。
むしろ、その人たちに教えてもらって出来るようになっているのだから。

しかし、行動がなかなか出来ない人の特徴は、利益をどれくらい出せるか、ちゃんと元が取れるのかを気にしすぎて、やりたいと思っていることに二の足を踏む。
まぁ、僕のことなんだけど(笑)
損をするんじゃないかと危惧してしまう。
最初はやってみたいという純粋な気持ちだったのに。
損とかないのに!

子供の頃は家族に守られていたから、何も心配せずにやりたい事を親の許す限り習えた。
悩みの種は友達との遊ぶ時間が減ることくらいだった。

今は生活があるから、その習い事に対する対価を求めてしまう。
健康や知識が増えるというプラス側面は頭では分かっていても、物理的な利益を求める。
それが確信できないと行動できない。これはとても勿体無いことだと思う。自分への戒めも込めてそう思う。

人の生活ってそんなに劇的に変わらない。生活スタイルが毎日、劇的に変わる人はそういないと思う。
もし、そこに少しでも不満や物足りなさを感じているなら、行動を変えないと何も生まれない。変えなくても生活は出来る、生きていけるから。でも、もっと何かを、何かが欲しい。そしたら、習慣を少し変える必要がある。

何度でも言おう。
今、これは自分に言い聞かせてる文章だ。

毎日、同じ通学路で帰っても、景色は同じだけど、違う通学路で帰ると、知らないお店を発見したり、お洒落な家を発見したり、素敵な景色に出会えるかも知れない。

そんな可能性すらも、損得で考えて無くしてしまうのは勿体無い。昔のように、自分の気持ちに純粋に向き合える心をもう一度取り戻したい。

ただただ、目の前の好奇心に足取り軽く向き合えるようにしたい。変えるのは日々の行動であり、気持ち。言われれば、そうだよねって思えることも日々の生活でスルーしてしまう。
そんな自分への戒めとして、ここに記す。

好奇心に従順であれ。

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