見出し画像

2022年に「毎週1つ新しいことをする」チャレンジをしてみた結果

毎年、年始に「今年の目標」というのを立てています。

特にここ数年は「達成したかどうかわかる目標」を立てようということを意識していて、例えば「前年比10%体重を落とす」とか「月2冊は本を読む」のように、数値化できるものだったり、やったかやらなかったかはっきりできることを目標にするようにしていました。

で、2022年の年始に立てた目標の中で、「毎週1つ、新しいことをする」という、ちょっとハードルが高そうな目標を立てていました。これは本当に新しいことをバンバンやろう、という意図ではなくって、よく言われる「日常の中でも視点や行動を変えれば新しい発見がある」という効果を期待し、自分の中の感度を高めて新鮮な目で日々を過ごそう、という意図で立てた目標でした。

いざ実際に目標を立てて記録を取るようにしてみると、やっぱり達成したくなっちゃうもので、ついやったことないことをあえて選択しちゃったり、特別なことは何にもなかった週でも「そういやアレは初めてだったかも…」と振り返ったりして、なんだかんだ埋めてしまいました。

最終的には、1年52週間中で新しいことを何もしていないし発見できなかったのはわずか2週だけで、残りの50週はなんらか「新しいこと」をしたことになりました。その記録を後から見返すと個人的にはなかなか面白く感慨深かったので、ここに残しておこうと思います。
(人が見て面白いかどうかは怪しいですが…「こういう遊びがあるんだ」という発見とか、「もっと色んな遊びをしようかな」という気持ちに繋がればいいなと思っています)

1月1~5週の「新しいこと」

2022年の一番大きな出来事といえば、やはり父の喫茶店を引き継いだことだと思います。とにかく新しく覚えなければいけないことばかりだし、人間関係もゼロから構築しないといけないので、大変でした。行政手続きのために講習を受けたり、実際に喫茶店の店先に立って仕事を体感したり、いろいろありましたが、不安とワクワクがごちゃ混ぜになってた時期だったなと思います。

多井畑でのトレイルランも、大豆からの味噌づくりも初めての体験でしたので、1月は本当に毎週「新しいチャレンジ」ばかりでした。

2月1~4週の「新しいこと」

2月1週目に何も新しいことをしていなかったので、いろいろ思い出した結果「節分の豆が少なかったので、アルミホイルを丸めて豆まきをする」という情けないエピソードを思い出し、「そんなのやったことなかったよな…」ということで、新しいチャレンジとして記録しました。代表的な「日常から無理やり新しいものを探した」パターンですね (笑)

サバスの体験はとても新鮮で楽しかったですし、初心者ばかりが集まった小グループでのビリヤード大会で図らずも連続優勝してしまって、妙にビリヤード熱が高まってしまった2月でした。

3月1~5週の「新しいこと」

3月もまた新しいことばかりしていますが、特に印象的なのは「キンボール」でしょうか。以前から気になっていたこの謎のスポーツ、たまたま友達に動画を見せて「これやりたいんですよね~」と話すと、「俺の知り合いが日本キンボール連盟の会長だよ」という奇跡的な縁を発見しまして、その流れで実現することができました。楽しかったです!

バレルサウナ体験と、市ケ原の滝でのテントサウナ体験も最高でした。特にテントサウナ後の熱々になった体で滝つぼにダイブしたのはめちゃめちゃ気持ちが良くって、またぜひ市ケ原でやりたいなと思っています。

4月1~4週の「新しいこと」

せっかく商店街で喫茶店を営業することになったので、商店街そのものにもなんらか貢献したいと思い、商店街組合に参加することにしました。これも初めての経験でしたが、これがまた絵にかいたような「衰退しつつある商店街の組合」という雰囲気でして(失礼)、これはまたどこか別の機会に喫茶店経営日記として書いておきたいと思います。

あと個人的に面白かったのは、喫茶店のメニューを刷新し、合わせて価格の改定をしたことです。自分で作ったものが即座に店に反映され、そしてそれがもう翌日から売上に変わるというダイナミックさは、これまで企業でサラリーマンとして仕事をしていたのとはまた違う「生の手ごたえ」みたいなものを感じて、とてもやりがいを感じた瞬間でもありました。

5月1~4週の「新しいこと」

喫茶店を引き継いだことは「今年一番の出来事」なんですが、「今年一番のチャレンジ」はこの5月に参加した「トライアスロン」だったと思います。正直タイムとか順位とかは人に言えないレベルなんですが、とにかくちゃんとやり切ったことが嬉しく、記憶に残る出来事でした。とはいえ二度とやらないとは思いますが…(笑)

種だんご実験や多井畑トライアスロンは、神戸の街を盛り上げたいという意志で色々活動しているものの一部で、もはや趣味みたいになっていますが、今後もこういう活動は続けていきたいと思います!

6月1~4週の「新しいこと」

この月のハイライトは「滝行」ですね。前からやりたいなと思っていたのですが、たまたま仲間も「やりたいね~」と言っていたので、じゃあやろうぜ!ということでノリで申し込んでしまったものです。思っていたよりもユルい滝でして、全然修行感はなかったのですが、みんなでワイワイやって楽しかった思い出です。

あとちょっといい実験だなと思ったのが、「利き水」大会です。クアハウスの「神戸ウォーター」を堪能するために、コンビニで売っているミネラルウォーターを買ってきて4種類の水を飲んで当てる、というゲームを10人くらいでやったのですが、めちゃめちゃ盛り上がりました。いい大人が500円くらいでバカ笑いして楽しめた、とても素晴らしい時間でした!


7月1~4週の「新しいこと」

この月のハイライトはなんといっても「はじめての一人旅」です。家族の了承を得て、2泊3日で宮古島にダイビングだけを楽しみに行くという贅沢な時間を頂きました。実際には「やっぱ一人やとちょっと寂しいな…」と思ってしまいましたが、これもいい経験でした!

カヤックは、リリーのカヤック部のお2人に誘っていただき、初心者にも優しい「街中カヤック」を体験させてもらいました。また、前回実施したキンボールが楽しかったので、本来の3チームでやるともっと楽しいはずと思って人数を集めて実現しました。期待通り、めちゃめちゃ楽しかったのでこれは何かレクリエーションとかチームビルディングでやってみたいなと思っています。

8月1~4週の「新しいこと」

「凍結実験」は個人的にはなかなかいい実験だったと思っているもので、子供の夏休みの自由研究のために、超低温の液体を作り、バナナやバラ、豆腐などを凍らせるという実験をしました。自分も楽しみながら子供も楽しめた、という遊びは非常によかったと自負しています。

あと、これはちょっと2023年の目標にも関係してくるのですが、この8月に「夢ゼミ」という、中学生向けのキャリア教育の一環でリリーとして参加させてもらい、僕のキャリアを語るという経験をしました。自分自身、キャリアの積み方についてはいろいろと思うことがあったので、それを子供たちに伝えられるというのはとても意義があることだと思いますし、来年は意図的にこういう活動を増やしていきたいなと思っています。

9月1~4週の「新しいこと」

2月に体験したサバスがとても楽しかったので、自分たちでやっている「ネイバーズテントサウナ」に呼んでしまおうということで、サバスイベントを開催しました。この日はネイバーズメンバー大集合となり、2021年に勢いで作ったチームが、いいチームになったなぁ…とひっそり感慨深い気持ちになったりしていました(笑)

プロレス観戦も以前からずっと行きたかったもので、いざ見に行ってみるとプロレスそのものは迫力もあって楽しかったのに加え、いろいろな客層の方がいて興味深かったり、きっといろいろ過去の因縁とかストーリーがあるんだろうけど全然わからない感じとか、そういう楽しみ方もできました。


10月1~4週の「新しいこと」

急に現場作業っぽい写真になっていますが、広場に杭打ちをして花壇を作るプロジェクトの活動や、友達の畑の稲刈りのお手伝いで草刈り機を体験させてもらったり、10月は身体を動かす活動をよくやっていました。

また、「スマホ寺子屋」は、高齢者にスマホの使い方を教えようという活動で、うちの喫茶店でもぜひやりたいと思い、仲間がやっている活動に参加させてもらったものです。これも来年の新しいチャレンジになりそうだなと考えています。

11月1~5週の「新しいこと」

10月に続き、農村関係での活動にいろいろ参加させて頂いていました。イチゴ農家さんのビニールハウスで、マルチシートという黒いカバーを被せるという作業を手伝わせてもらいました。これ、「みんなで初めての体験」なので楽しくやれましたが、農家さんが一人で全部やってるのかと思うと気が遠くなる作業だなと思いましたし、農家さんも「みんなでやってくれてありがたい」と言ってくれたので、win-winのいい取り組みだなと思いました。

あと個人的にとても印象深いのは、娘のプレゼンの練習を手伝ったことです。なんと娘が生徒会の給食委員長に立候補したため、全校生徒の前で演説をする必要があり、そのための練習でした。驚いたのは、娘が長い演説を完璧に覚えて両親の前で披露してくれたことで、こんなにしっかりしてるのか…!と感激した瞬間でした。

12月1~4週の「新しいこと」

「リリーとプライベートをつなぐ」というのはちょっとわかりづらい表現でしたが、個人的に色々活動をしている中で知った「未来言語」というコンテンツが、リリーでの障害者支援の活動にピッタリではないかと思い、自分で動いて経営層からの承認を得て、リリーでのイベント開催にこぎつけた、というチャレンジでした。

個人的に、リリーでの仕事とプライベートでのいろいろな活動は基本的には「分けて」考えていたのですが、これをつないでみるというのは新しい試みで、2023年以降はこういう動きも増やしていければ、より活動がスケールできるのではないかと思っています。

そして2022年最後のチャレンジは、「マイギリ式火起こし」でした。いわゆる木と木をこすって火をおこすというもので、めちゃめちゃ楽しそう!と思ってやってみましたが全くうまくいかず、完全に失敗に終わった実験でした(笑)

2022年のチャレンジを振り返ってみて

以上、2022年のチャレンジをざっと振り返ってみました。最初に書いた通り、当初は「日常の中でも視点や行動を変えれば新しい発見がある」という効果を期待していたのですが、実際には割と本当に「初めてのこと」ばかりやっていて、視点が変わる…というような変化を見ることができませんでした。

しかし、記録することによって自分がやってきた新しいことをこうやって振り返り、特に印象に残っているもの、手応えややりがいを感じたものなどを改めて認識することができました。これらを来年の目標に加えたり、注力すべきこととして集中してみたりすることで、今後に活かせることができると思います。2022年で言うと、

  • 「夢ゼミ」で体験したような、自身の体験を若い子たちに伝えることで、なんらか良い影響が与えられるかもしれない活動を模索する

  • 「未来言語」のイベントをリリーで実施したように、プライベートの活動とリリーをつなげることで、より価値がある活動にできないか模索する

この辺りは、ベースとしてやらなきゃいけない仕事や喫茶店経営の活動に加えて考えながら2023年を過ごしていきたいと思います。

それではみなさん、よいお年を!

#やってみた大賞

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?