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6.原始人・アスリートにアトピーなし!体よ、原始に戻れ。アトピーに効果的なケトン体を手に入れよう

これから話す内容はあなたの常識を根底から覆す衝撃の事実かもしれません。あまりの衝撃の強さに反論したくなるかもしれないです。

日本人の誰しもが知っている代表的な食べ物が実は体にとって悪だったなんて?このような話を聞かされて信じることができますか?とてもではありませんが、信じることは難しいですよね。

しかし、重要なことなので臆さずに伝えれば、それは我々の体にとって有害なものなのです。

一般的に体に悪い食べ物と聞いて、すぐに思い浮かぶのがジャンクフード、加工食品、スナック菓子といったたぐいのものですね。

これらの食品が体に害を及ぼすことは明らかです。他にもサラダ油は体に良くないですとか、小麦粉は良くないですとか乳糖不耐性のこともあるから牛乳は良くないですとかいろいろありますが、今回お伝えしたいものはもっと身近なもので摂りすぎると体に悪影響を及ぼす栄養素の話です。

それも特にアトピー性皮膚炎を患っている人が絶対的に避けたい栄養素。それが『糖質』です。

驚いたことに三大栄養素として掲げられている

タンパク質・脂質・炭水化物(糖質)

のうちの一つである『糖質』が悪影響を及ぼすというのだから、衝撃を隠すことが出来ませんよね。

三大栄養素と聞けば、生命活動を維持することに欠かせない貴重なエネルギーであるはず。しかしそのエネルギー源の一つである『糖質』を摂らずにいることが健康的な体を作ることが出来るというのであるから驚きです。

じっくりと解説していきましょう。

人は食べたもので出来ている

このフレーズは有名なので一度は耳にしたことがあるかもしれません。
僕たちの体は驚くほどに食べたもので構成されているのです。

まさにこのことを体験した出来事がいくつかあります。

僕は幼いころから好き嫌いの激しい子供でというか、幼少期はお菓子とアイスしかほとんど口にしていなかったという母の逸話があるほどの偏食持ちでした…。

また、どの男の子もそうなのではないかと勝手に思ってしまいますが、から揚げ・ハンバーグ・カレーといったものばかり食べ、野菜を全く食べない子供でもありました。

この影響は社会人になっても続き、結婚する25歳までの食生活はそれはもうひどいものでした。

そのため、アトピー性皮膚炎は治るどころか、ベリーストロングのステロイドを塗っているのにもかかわらず、週に一度は全身が焼けるように熱く、また強烈なかゆみに襲われる発作を引き起こし続けていました。

当時は食生活で変わるなどと思ったこともなかったため、食に疑いをかけることなどありませんでした。ストレスかな?と軽く思う程度です。

ですが、結婚をして妻の手料理を食べるようになると、発作が起きることがなくなり、ステロイドのランクを一つ落とすこともできたのです。

また、毎日下痢便だったものが通常の便に変わり、年中鼻炎で鼻がズルズルだったものが次第に軽度に収まるようになりました。

この時、食は体に何か影響を及ぼしているのではないかな?と思うようになり始めました。

そして、その思いが決定的になったのが、アメリカンサイズのアイスを大量に食べた時のこと。

僕の一つの夢に、あのテレビで見るような。丸々と太った少年がバケツほどはあるだろう大きさのアイスを抱えたままむしゃりと食べる贅沢なシーン。それをやってみたいというとても壮大な夢があったのです!

ふとしたきっかけから僕は大量のアイスを手にする機会に恵まれ、その夢の一部を堪能していました。

「あぁ~、幸せ」と悦に浸って、大量にほおばっていると体に必ずある異変が起きることに気が付き始めたのです。

それはアイスを食べた後に必ず

「鼻水がズルズル出始めて止まらなくなる」

という現象でした。

食べ始めた2日間くらいはたまたまだろうと思っていましたが、あまりにも毎日続くため気になって調べてみました。すると、糖質を大量摂取すると僕のように体に異変が起きる人がいるということがわかったのです。

これらの経験から人は食べたもので出来ているのだと強く思うようになりました。

さらにもう一つ、僕にはある特徴があって。
それは飲み会に出てお酒を飲むと必ずかゆくなるということでした。

もう食べられないと思うほど食事をとった後にも必ずかゆくなるという謎の現象も引き起こしていました。知識を手に入れた後で分かったのですが、これも『糖質』が大きく体に関係していたようです。

体にかゆみを引き起こす原因、それは糖質摂取によるもの

はじめて脱ステロイドの専門医に話を聞いたとき言われたことは

『脱ステロイド』『脱保湿』『糖質制限』

を守ること。
大まかにこの3つでした。

糖質を摂るから体がかゆくなるのだという話。
制限をすることが出来れば、リバウンド症状を抑えることが出来るという話を聞いたとき、僕は突然これまでの経験とのつながりを見出すことが出来ました。

ビール・日本酒に含まれている糖質、現代人のそのほとんどの人が好んで食べている白米、パンに大量に入っている糖質。これらを摂取していた直後からかゆみが伴っていたのです。

そして、今では糖質制限した食事を摂り、飲酒をする際には糖質の入っていないウイスキーを嗜むことで、食後のかゆみをなくすことが出来ています。
原因は飲食を行うことではなく、糖質を摂ってしまうことにあったというわけです。

ちなみに糖質制限を行い続けていたある日、付き合いでどうしようもなくラーメンを食べた日の翌日は全身がひりひりして一気にひどい目にあいました。。もちろん食べた直後も痒くなったので、その日以降、チートデイでも糖質には気を付けるようにしています。

では、そもそも糖質を摂るとなぜ体がかゆくなるのでしょうか?

それは摂取した糖が体内で変化し、炎症を引き起こしかゆみを誘発させるという仕組みが関係しています。

摂取した糖質が多いと、血液中のグルコース(ブドウ糖)が過剰になり、たんぱく質と結びつき、「糖化」が起こります。

このように糖化が起こることで活性酸素が発生し、その酵素が細胞を攻撃することで炎症を引き起こしてしまうのです。この炎症が起こることによって強いかゆみを発生させてしまうという仕組みなんですね。

つまり重要な栄養素だといわれている糖質も、実は全くと言っていいほど、とんでも栄養素だったということが判明してしまったわけです。
なにもこれはアトピーの患者だけに限ったことではなく、糖質を摂ることは高血圧・糖尿病・肥満といった様々な病気を引き起こす原因とされています。

人類を救う糖質制限とケトン体

糖質を過剰に摂取するようになったのも1万年前くらいからで、文字通り現代病と呼ばれる病気が増えてきたのも最近のことです。
昔はケーキなどの甘いものなどなく、米もまともに食べられない時代でした。しかし、近年では簡単に作ることが出来るようになり、糖が多く使わられるようになりました。結果、様々な病気を引き起こすようになっていったのです。

思えば、アトピー性皮膚炎がはやり出したのも近年のこと。その昔の人類にアトピーなど誰一人としてませんでした。そのことから大きく変わったのは、食生活です。

今こそ僕たちは原始のころの食生活を取り戻さなくてはならないのです。
そう、原始時代の先人たちは糖質を摂取しなくても立派に生きながらえていたのですから。

では、その糖質を摂らないようにすると、体の中はどのようなことが起こるのでしょうか?

原始時代の先人たちは糖質をエネルギー源として活用する代わりに、タンパク質と脂質だけでエネルギーをまかなっていました。糖質が体内から枯渇すると、脂肪を燃焼させることで発生する『ケトン体』というエネルギー源が生まれてきます。

大昔の人はこのエネルギー源を活用して、十分に生き抜いていくことが出来るのです。

つまり、糖質を摂る必要はなくその代わりに『ケトン体』を発生させていけば、活性酸素の発生を防ぎ、健康に過ごすことが出来るということにもなります。

糖質制限はアトピーに効くだけでなく、他にも

・ガン
・アルツハイマー
・痛風
・糖尿病
・うつ
・アレルギー症状
・花粉症
・肥満

といったあらゆる病気から守ってくれるだけでなく、炎症反応を抑えかゆみを抑えてくれる。それに、自然とダイエットまでできてしまうのだから、糖質制限は圧倒的にやった方がいいと言えるのではないでしょうか。

ただし注意が必要です。
それは闇雲に糖質制限をすればよいというわけではなく、正しい糖質制限を行っていかなくてはならないということ。

ここを正しくやらないと健康を目指すどころか不健康まっしぐらとなり、違う病気にかかってしまいます。

一般的に摂取している糖質量は成人で250~325g摂っていると言われています。多い人だと500gを超えるほど摂取しているようです。

脱ステロイドにチャレンジしている人はこの糖質量を1日40g以下のスーパー糖質制限を行うことを推奨しています。

一般的に主食と呼ばれる白米やパン、麺類は一切食べてはならないということになります。

白米は茶碗1杯分で約77g。
パンに至っても1枚食べるだけで40gをいとも簡単に超えてしまう量の糖質が入っているからです。

これらの代わりにタンパク質と脂質を多く摂ることでケトン体を発生させていきます。

ですが、主食を抜いたら何を食べたら良いのか、と悩んでしまいますよね。

そこで注目されているのが、肉や魚、卵、チーズといった糖質をほとんど含まずタンパク質と脂質を多く含む貴重な食材です。
それらをMEC食と呼び(肉Meat、卵Egg、チーズCheeseの頭文字をとったもの)

1日あたり

肉200g
たまご3個
チーズ120g

を摂取することで健康的に糖質制限を行うことが可能となると言われています。

毎日それくらいの量を摂るのが辛いという方にはプロテインもお勧めです。
近年では、タンパク質含有量が豊富なことからプロテインは筋トレ目的以外でも注目されています。

また、タンパク質と脂質を多く摂れば良いのかというとそれだけではなく、糖質摂取量を40g以下に抑えるというのがポイントです。

それは『ケトン体』が発生するのも40g以下のときだけだと言われているからです(断食して糖が枯渇しても、ケトン体が発生するとも言われています)。

僕は脱ステロイドを行うと決めた時から190日間以上継続して行ってきていますが、そのおかげで一度も激しいリバウンドに襲われたことはありません(2019年現在。今でも糖質制限し続けて、リバウンドとは無縁の生活を送っています)。

そして、その甲斐あってか看護師さん曰く「6か月でここまで肌がきれいになるのはすごい速さよ!」とのことでした。

リバウンドを無くし、早期にアトピーの痒さからの脱却を図りたいのなら、糖質制限を行って体から炎症反応を無くしていくことが欠かせません。

糖質摂取による炎症はアトピーの苦しさを何倍にも増してしまいます。体に負荷がかかるので長期期間糖質制限をすることはお勧めできないという情報もあります。

ですが、そのリスクにも変え難い恩恵が糖質制限にはあると実感し、今でも継続し続けています。

やり始めた当初は糖質が摂れないことに不満や辛さを覚えるかと思います。ですが、未来の自分を作るのは今の自分です。

いっときの辛さに負けずに未来永劫、綺麗な肌を取り返しましょう。正しい知識は必ずあなたを支えてくれるはずです。

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