【レポート】D.LEAGUE ROUND.14 by榊原樹里
日本発のプロダンスリーグ
第一生命 D.LEAGUE 23-24 REGULAR SEASON「 ROUND.14」が、有明・東京ガーデンシアターにて2024年5月19日(日)に開催されました。
現地で観戦した榊原樹里さんによるレポートです!
熱い熱いレポートになってますので、ぜひDリーグの熱気と共にお楽しみください!
23-24シーズンの振り返り
レギュラーシーズンを振り返ると順位変動が結構あったなと感じました。
前半にCS圏内に入っていたチームがCS圏内から外れてしまったり、昨シーズン強かった印象のあるチームがCS出場を逃したり意外でした。
唯一4シーズン全てCS出場しているのがFULLCAST RAISERZ。今シーズンこそは優勝をとってほしい。
そしてCyberaagentlegitは昨シーズン優勝を逃してしまい今シーズンは1位をずっとキープしていたのでCSにどんなネタを持ってくるかすごく楽しみ。
DYM MESSENGERSは今シーズン初にしてCSを決めユニゾンが好まれているD leagueにダンススキルで勝負する新しいCSの戦い方が見れそうで楽しみです。
KOSE8ROCKS・ValuenceINFINITIESはブレイキンを強みにしているが2チームとも全然違う作品・コンセプトなのでCSでもし戦うことになったらどんな戦いが見れるか楽しみです。
KADOKAWADREAMSは最終ランキング2位になり作品作りも2個となる。昨シーズンのCSは3作品でKD優勝。今回2作品のため一つの作品に磨きをかける時間も多く取れるためもっともっと強いKDが見れるのが期待できる。
ROUNDレポート
𝟭st MATCH : BATTLES vs I'moon
信念をテーマにされ、ストリートダンサーの強みが存分に引き出された作品だった。
入りの掴みが完璧で会場が沸きまくってR14のトップバッターにピッタリだった。ソロやペア振りも一人一人の個性が爆発していてカッコよかった。音と照明の切り替わるタイミングも良くてみてて飽きない展開が楽しみな作品だった。
いつも ユニゾンを強みにしているアイムーンのグルーブがたくさんみられた作品。
ステージを広く使っていて常にディレクターMIZUEさんをセンターに置き『かっこいいものの周りにはかっこいいものが集まる』このテーマがわかりやすく表現されていた。個人的にMIZUEさんのスキルが高すぎて目が離せませんでした。
2nd MATCH : Legit vs MONOLIZ
今回の作品を見て改めてレジットには武器が多いなと思った。一人一人得意ジャンルがあってブレイク・ロッキン・クランプ・ポッピン・それに合わせてばちばちに合ったユニゾンが存分に出された作品だった。音の使い方が面白くて細かい音に合わせるのが気持ちよくて会場の湧き方がすごかった。
モノリスの良さ全開に見れた作品だった。毎ラウンド照明の使い方がどのチームよりもカッコよくてソロもペア振りも決まっていて体のラインがはっきり見える衣装はスタイルがはっきり見えるけど綺麗でまとまっていた。
3rd MATCH:ALT-RHYTHM vs LUX
始まり方、終わり方が面白くてアルトリの世界観全開の作品だった。見ているお客さんも巻き込むように踊っていて自然と笑顔になるような作品だった。いつも印象的なのはjudge後負けてしまっても笑顔で相手チームと握手をし笑顔でステージを後にするスポーツマンシップがあって悔しい気持ちも押し殺して最後まで笑顔なのが素敵なチームだなと思いました。
ソロと組み技の入れるタイミングがうまくて展開が読めない、ルクスさが全開だった作品だった。ステージの使い方・照明もカッコよくて見やすかった。若手メンバーでのエネルギッシュな力強いルクススタイルが最後のラウンドで見れて会場も沸いていた。
4th MATCH:8ROCKS vs MESSENGERS
今回は技をたくさん詰め込んでいる印象は少なく、ステップで音を取っていた印象が強い。その中でもソロで得意な技・ハウスなどが入っていて個人の武器を活かした作品だった。照明の使い方がカッコよく最後のヘッドスピンをしてるときに中央に照明を集めるのも使い方が新しくてよかった。
DYMのグルーブがカッコよくてユニゾンが好まれるD leagueでスタイルを変えずにダンススキルで戦うのがかっこいい。音・照明が始まる前から動き出していて入りで世界観を作り出していて莉多さんのソロワックに入った時の会場の湧き方がすごかったです。
5th MATCH:RAISERZ vs ROYALBRATS
D leagueで唯一4シーズンCS進出しているレイザーズ。CSに繋げるストーリーせいのある作品。ILL TWIGGZさんがR5ぶりの復帰戦でまたレイザーズの良さが出ていた。音・照明・衣装・コレオがマッチしていて衣装の使い方だったり見ていて飽きない何回も見たくなる作品でした。一人一人のソロもカッコよかった。
クランプは一人一人の踊り方があるので揃えることが難しく統一感を出すのが難しいジャンルですがレイザーズのチーム力がすごく、揃ったコレオが見れて感動した。
音にあったバイブレーションが会場を沸かせていて、しんみりとした世界観でもクランプの良さが引き出されていて純度100%のクランプが一番強いはずなのにラストラウンドでもストーリーせいを大事にし、挑戦する姿がかっこいいなと思いました。
CSのかかった一戦でaRBらしさ全開の作品だった。今シーズンジャケットの衣装が多くつかわれていた印象があるが全てコンセプトがしっかりしていて全く違う見せ方をしていて流石だなと思いました。ソロから始まって照明の使い方も上手く小さい音でも拾ってたくさんの音からコレオを作り出すのがすごいと改めて思いました。
椅子を使った演出と照明の使い方、逆光にしてシルエットだけで見せる演出。いろんなダンスのみせかたを2分15秒に詰め込まれていて過去良かったです。
sweep勝ちしなければCS進出できないなか勝利を収めたがCSを逃してしまって複雑な気持ちで泣いている選手もいました。
6th MATCH:DREAMS vs INFINITES
今回のラウンドで個人的に一番刺さりました。TSYさんの新技も着地は失敗だったとインタビューの際答えていましたが、危ない技だから失敗するのも慣れている。失敗してもよく見せるように練習したと言っていました。ほんとプロって流石だなと思いました。MINAMIさん、JURIKAさん、Sasyaさんの女子3人が安定すぎて3人の全身使ったアイソレから入って雰囲気がガラッと変わるのがカッコよかった。
ソロでもクランプだったり各自得意ジャンルをカマしていてKDの強さが引き立てられた最強の作品でした。楽曲も自分のどタイプでした。
全く展開の読めない面白い作品だった。細かい音に乗せる細かいステップ、ユニゾンも混ぜてアクロバットからの組み技面白い構成。後ろで寝転がっているMAKOさんを担ぐだけじゃなくて上に投げちゃう。投げるときも綺麗な姿勢のまま上に飛べちゃう。ほんっとにこれはスキルも大事だと思うけどこの発想になるのが面白くて見てて楽しかった。
シーズン終了のランキング
Legitが2年連続シーズン制覇!2位と10ポイント差をつけ、その強さを見せてくれました。今年こそチャンピオンシップも制覇すべく燃えていると思います!
2位にはDREAMSが食い込み、シード権を獲得!
INFINITIES、MESSENGERSが初出場!
8ROCKSは2年ぶり、RAISERZはなんと初年度からずっと、4年連続のCS出場を決めました!
次回はチャンピオンシップ!2024年6月9日(日)
次はいよいよチャンピオンシップ!
一発勝負のトーナメントで、王者が決まります!
普段のリーグ戦とは緊張感が違います。ぜひご注目ください!
CHAMPIONSHIP
開演:2024年6月9日(日)18:00(17:00開場)
会場:東京ガーデンシアター
↓チケットはこちら↓
https://home.dleague.co.jp/league/buyTicket/
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取材・執筆:榊原樹里
執筆:FUN’RISE ryo:
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濱松虹心さんの記事はこちら
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