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ゴスペルの父、Thomas A Dorsey

Joyful Hope Gospel Choir「オンラインでゴスペル」〜Gospel Studyで取り上げた内容をまとめたものです。

Thomas A Dorsey

  • 1899年アメリカ合衆国ジョージア州生まれ。1910年アトランタへ移る。

  • 父は説教師(巡回牧師)

  • ビリー・サンディのリバイバル集会(音楽担当はホーマー・ロードヒーヴァー)に感銘を受ける。

  • 10歳位からブルースを場所を選ばず演奏した。

  • 自由の街と思っていたシカゴに移る。そこで「ささやくピアニスト」と呼ばれ、ひっぱりだこになる。

ブルースマン 〜 ゴスペルマン

  • 作曲編曲学校に入学。

  • 21歳の時、無理がたたり健康を害す。

  • 音楽人生をやり直そうとする。

  • 厳しい現実。教会を数ヶ月で去る。

  • ダンスバンドで中西部の劇場やナイトクラブを巡業。

  • ガート・ルード〈マ〉・レイニー(ブルースの母)

  • 「荒れた海のブルース」(Stormy Sea Blure)が大ヒット。

  • 1925年8月ネッティ・ハーパーと結婚。

  • 1926年再び健康を害し、18ヶ月間働けなくなる。

ブルース & ゴスペル

  • H・H・ヘンリー牧師に会い、癒される。

  • ゴスペルソングを書き始める。「いつかどこかで」

  • 世俗の音楽と宗教的ルーツ。

  • シカゴの教会はゴスペル・ブルースとしか呼びようがない音楽が勢いを増す。

  • エベネザー・バプテスト教会で1931年に合唱団の指揮者となるり、40年間務めた。全米各地の教会の大会で自分の曲と合唱団指揮者の地位を売り込んだ。

絶望

  • 絶望の中、歌詞が浮かんだ。

  • セントルイスへ出張中、ネッティは出産時に死亡。赤ん坊も助からなかった。

  • 「ほむべき主よ〜」を福音伝道師であるエベネザー・バプテスト教会のフライが「尊き主よ〜」に変えた方がいいと言った。ドーシーにとって初のゴスペル曲ヒットとなった。

サリー・マーティンとの出会い

  • 1932年、エベネザー・バプテスト教会の合唱団に加わったサリー・マーティンは起業家の素質があった。

  • ドーシーとサリーは楽譜の出版と全米各地を巡りゴスペル合唱団の育成にあたった。

  • ゴスペル・シンガーズ大会を発足させ、年一回一同に集う大会でドーシーは長年会長を務め、才能ある新人も育てた。

  • 1939年から1944年にかけてマヘリアジャクソンとツアー。

代表曲"Precious Lord, Take My Hand 

https://youtu.be/4HNZNvlhlN4
歌詞
1
Precious Lord, take my hand,
Lead me on, let me stand.
I’m tired, I’m weak, I’m worn.
Through the storm, through the night,
Lead me on to the to the light.
Take my hand precious Lord,
Lead me home.



尊き主よ、手を取って
導いてください。立たせてください。
わたしは疲れています、弱いです、すり切れました。
嵐の中で、夜の中で、
光に導いてください。
わたしの手を取って、尊き主よ、
家に導いてください。


When my way grows drear,
Precious Lord, linger near.
When my life is almost gone.
Here my cry, here my call,
Hold my hand lest I fall.
Take my hand precious Lord,
Lead me home.

2
わたしの道がわびしくなる時、
尊き主よ、近くにいてください。
わたしの命が消える時、
わたしの泣き叫ぶ声を、わたしの呼ぶ声を
聞いてください。
わたしが落ちないように手をつかんでください。
わたしの手をとって、尊き主よ、
家に導いてください。

3 
When the darkness appears,
And the night draws near.
And the day is past and gone.
At the river I stand,
Guide my feet, hold my hand.
Take my hand precious Lord,
Lead me home.


闇があらわれて、夜がしのびより、
昼が過ぎて行ってしまったら、
わたしが立つ川で、
わたしの足を導き、手をにぎって、
手を取って、尊き主よ、
わたしを家に導いてください。

“Precious Lord, Take My Hand”
一般的にはThomas A. Dorsey(!899-1993)の
作詞作曲とされるが、
1844年の讃美歌MAITLANDから多く引用され、
MAITLLANDでは作曲はGeorge N.Allen(1812-1877)とされる。

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