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私は6年前から島暮らしをしている。近所に源泉かけ流しの温泉があり毎日通っている。温泉は家族のお風呂のようで1日の終わりに友達や顔見知りとたわいのない話をする。誰かと会話する。特別なことではなくてもそれは私の生活には必要な時間だった。

コロナウイルスが騒がれ始め、最初のうちこの温泉は公衆浴場であり人々の健康のために営業が許可されていた。しかしゴールデンウィーク手前になり、観光客も増えるゴールデンウィーク期間とその前後は温泉を閉めることが決まった。うちにはお風呂場はあるがガスを引いていないのでお湯が出ない!困った!番頭のおじさんは、もらい湯(近所の人にお風呂に入れてもらう)でもして!といっていたが、私は温泉の外に出ている温泉水(源泉よりぬるいが暖かくペットを洗ったり洗濯用に汲んだりしている)をくみそれをシャワー代わりに使っていた。

ある日仲良しのばーちゃんから電話がかかってきた。「元気ー?何してるのー?暇かー?遊びにこんか!」と。ちょうど布マスクをばーちゃんに作って届けようと思ってたので遊びに行った。「あんた風呂どうしてるの?」私「温泉にお湯汲みに行ったり、ソーラークッカーでお湯沸かして使ってる」ばーちゃん「今日はここで風呂入ってっけ」と。ばーちゃんは私が家にガスを引いていなくて温泉が閉まって困ってると思って連絡してくれたのだ(感激)。ありがとう!と伝え、ありがたく一番風呂をいただいた。久しぶりの五右衛門風呂。よく温まる。薪はみかん畑の剪定で出たものを使っていた。(息子さんが切って持ってきてくれている)

人を思いやる心。豊かな心。

物理的に豊かになった現代こういう互いに思いやるという機会が少なくなってきている気がする。道に迷ってもスマホで検索できるし、何か欲しいものがあればネットで注文できる。島暮らしでは人と関わらずに生きていくことが都会にくらべると難しい。最初は鑑賞されているようで(今でもそういう気持ちになることもあるが)嫌になったが、お互いにできることで補うあえる暮らしを今は楽しんでいる。

自然と共生、地球を大切にできる暮らし。お互い支え合う。特別なことではない。豊かさって実は周りに溢れてる。

#ゆたかさって何だろう #島暮らし #思いやり #お互いできることをシェア #地球に優しさ



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