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結婚の憂鬱▶︎改姓について

結婚をしたい。
という願望は前からあって、
私と彼はよきタイミングで
結婚をすることにしました。

基本的にはハッピーなことではありますが、
法律婚という契約への段取りを踏むうちに、
憂鬱になることがいくつかあります。

そのうちのひとつが、「改姓」でした。

ちなみに
私の母と父は結婚したものの、
途中でうまくいかなくなって
早々に一緒に暮らすのをやめています。

私がもの心ついた頃には、
家には私と母のふたりだけ。
女ふたりで暮らしてきました。

そのため、
お父さんがお風呂やご飯において優先されるとか、
男性より女性が台所に立つことが多い、
という生活をしたことがありません。

親戚やともだちの家に行って、
お父さんの優先されっぷりや
そのことによる周りの窮屈さに驚きながら、
一般的に両親がいる家はこんな感じなのかな、
ということは知っているつもりでした。
(もちろん、例外はたくさんあるのだけれど)

しかし、
実際にそういう暮らしをしたことがないからか、
性別による役割を割り当てられることには
いちいち疑問を感じるし、
そのひとつとして、結婚をしたときに、
男性側の姓に合わせることが一般的である、
ということに、大きな疑問をもつことは
私にとっては自然なことでした。

(性別によって役割を分けた暮らしをしていても、
 疑問に感じる人がいるのは知っているけれど、
 私が疑問に感じる原因として、そのことを書きました。
 はじめから怒っているわけではなくて、
 なんで?不思議だけど?と思ってます。
 理由がわからなすぎると、怒りに変わります。)

基本的には、私は姓を変えたくない派です。
姓とセットで自分の名前が好きだし、なにより手続きがめんどう。
一緒に暮らしてこなかった父と
同じ姓でさえなくなると寂しいという気持ちも
ほんの少しだけある、かもしれない。(気のせいかも)

けれどこれは、相手だってきっと同じ。
どうやって折り合いをつけるのかな、
話し合ってもらちが開かなかったら、
最終的にはじゃんけんとかで決めるのがフェアかな。

とかも考えましたが、
そもそも彼にはこだわりがないし、
「めんどうなことは俺がやるよ」という優しい人だったのです。

さらに、言いたくはありませんが、
(夫:次男+長男に息子がいる) < (私:ひとりっ子で親戚中で最後の平岡)
という、結局は超ステレオタイプな方程式が根拠付けにもなり、
私の姓を選ぶことになりました。

この過程にもちろん納得はしていません。

モヤモヤしながらではありますが、
男の姓にするという一般的なしきたりに順応することは
避けられた、ということにひとまず満足して、
婚姻届を出しに行こうと思います。

Happy Wedding!
子どもたちが大人になるころには、
こんなにもやもやする制度やしきたりがなくなっていますように。

追記:
事実婚にするかどうかも、たくさん悩みました。
シェアハウスであることや、夫婦ともに準公務員であることなどから、
「無理」ではありませんが、法律婚の方がメリットが大きいという結論になりました。
 

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