街頭インタビューで感じる違和感~政治家編~

新型コロナのニュースを見ていると、記者会見でマイクを向けられた安倍首相が、神妙なおももちでPCR検査や感染拡大の防止について話している。「お亡くなりになられた方・・心から御冥福をお祈り申し上げます」「断腸の思い」「一層強化します」など言っているが、本当に心からそう思ってる?それとも、誰かに言わされてる?

と、海外の学校育ちの私が思ってしまう理由は、安倍首相の目の動きにある。会見を何度か動画で見たが、かなりの頻度で下を見たり、明らかに左右にあるカンペを見ながら話しているのだ。

いや、これは安倍首相に限ったことではない。テレビで記者会見を行う政治家、医療専門家、弁護士、経済界の重鎮、いろんな人が頻繁に自分の持っているカンペを見ながら、話している。それ、本当に自分の意見?

日本人は、本当にスピーチに慣れていない。

外国人は・・・言わずもがな、話すのが得意。ただ、得意なのではなく、慣れているだけ。小さい頃から、クラスの前で話す練習をさせられ、自分の考えを発言するよう促されていると、嫌でも紙を見ずに話すようになる。

私も高校生の頃、必須科目でスピーチのクラスを取らされた。

二日に一度の頻度でやってきたそのスピーチのクラスでは、教室に入るたびにくじ箱からくじをひかされ、ひいたくじに書いてあるトピックについて、よーいドンで5分でスピーチを準備、ストップウォッチが鳴ると同時に、3分で起承転結が入ったスピーチを組み立てる、そんな練習をさせられた。そのクラスがきつくてきつくて、口にはいつも口内炎ができていたが。

スピーチや人前での演説は、得意不得意の問題ではない。慣れているか否かだ。そこさえ分かっていれば、日本の学校にもスピーチのクラスが入るのだろうが。でも、こういう重大な会見でも下を見ていたら、言葉の信ぴょう性が疑われちゃうよ!と思ってしまう。


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