見出し画像

あり?なし?

スーパーの話は横に置いておいて、雀荘での言葉の話。
フリー雀荘では、いろいろな言葉が飛び交っていた。
アツしぼ、ツメしぼ、ピンチ、萬千などなど・・・
仲間内麻雀ではあまり使わない、そんな話を少々。

萬両(万両/まんりょう)
10,000円を両替するという意味。
今回の場合、単純に1,000円札10枚にする訳では無く。
お気持ちカードに変える事を意味していた。
なぜ、1,000円札にしないのか?という事は、大人の事情なので割愛

あくまでイメージです。
実際はメンバーが手で両替します。

ワシがリーチ麻雀NGに行くとよく来られていた方で、
この萬両コールを頻繁に行っていた方が居た。

当時の10000円札

スーツ姿のサラリーマン風で、歌舞伎町ぽくない感じの方。
年は40歳になっているのかどうか?という感じ。
ワシはこの人の事を勝手に
”ミスター萬両”
と呼んでいた。
当然、声には出さず心の中だけである。
今思うと、とても失礼だと思う。ごめんなさい。
たいがい2回以上萬両コールをし、1回だと”今日は少ない”と感心していた。
このミスター萬両は、実はもうひとつワシが気になった事があって、
それであだ名をつけるようになったのである。
それは・・・
「ホットブラックありあり」
と言って、コーヒーを頼むのである。
ありありって、ミルク・砂糖ありでしょ?
でもブラックコーヒー???

当時は、コレ居なかったです。

ちなみにブラックコーヒーって

某コーヒー屋さんから

なので、矛盾してるんですよね?
実際にメンバーが提供していたのは、砂糖・ミルク少な目の”ありあり”で、
ミスター萬両も何も言わないで飲んでいた。
クレームが付かないのであれば、それでいいのかも知れない。
非情に不思議な光景であった。

素晴らしいお言葉

コーヒーネタでは、もう1人記憶に残るお方が。
高齢者の常連さん
こちらは
”アメリカンありあり”という方
当時のワシ、
”そもそもアメリカンコーヒーって何?”
という事で知らなくて、マスターに聞いたところ
「うちには、そんな豆無いから普通のコーヒーにお湯足してる」
という事だった。
参考までに、アメリカンコーヒーはこういうものらしい

これも某コーヒー屋さんから拝借

要は豆の焙煎度合いらしい
度合いについては、下図参照

そもそも、フリー雀荘でコーヒー豆を使い分けてる店などあるのか?

そして、飲んでるおじちゃんは、何も文句言わず美味しそうに飲んでいた。
ワシは一度、ご本人に
「アメリカンコーヒーって美味しいんですか?」
と聞いた事があり、その返事が
「苦くなくて、ちょうど良いんだよ」
と言われていて、味覚はシッカリしてるんだなと感心したのを覚えている。
まさしく

アメリカンな感じぃ

おじちゃんなりに、アメリカンコーヒーを堪能しているならヨシである。

店の平和は保たれていた

ちなみに、”ホットブラックありあり”とコールする人を、
かなり後になって、別のお店でも発見する事が出来た。
どうやら一定数存在するようである。
”アメリカンありあり”は、このおじちゃん以降、見た事が無い。
唯一無二な存在だったのかも・・・・

ぷくぷく


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?