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大人のセット

新たなセット沼に脚を踏み入れざるを得なかったワシ、
だが、そのセットは意外にも心地よかった。
主なメンバーは5人
①役員さん:麻雀がとても好きで、社内でも話の筋が通る人として人気有。
②情報システム部責任者:口数が少ないが、上手な麻雀を打たれていた
③情報システム部主任:麻雀大好きで、完全インドア派なお方
④管理部主任:麻雀がかなり上手で、役員さんと一番仲が良い。
⑤ぷくぷく
いつもは、②or③のどちらかが参加してのセットだった。
③の方は30代だったが、他の方は40代後半から50代まで
完全に目上の方々ばかり・汗
威圧感などは無く、純粋に麻雀を楽しみたいという雰囲気は感じられた。
ワシが初めて打った時に、自分で言うのもなんだが役員さんに気に入られ、
それ以降、月に2~3回打つようになった。

イメージ図です

後に知ったのだが、ワシが気に入られた原因は
『役員さんに、露骨に気を使った麻雀をしない』
という点だったようだ。
それまでのセットでは、同卓者がかなり気を使っていたらしいのだが、
それが気に入らなかったらしい。
役員さんは気を使われている事にちゃんと気が付くレベルの方だった。
ワシも全く気を使わない訳では無かったが、最初のセット時に
『ぷくぷく君、本気で打っていいからね!!』
と役員さんに言われた事もあったので、比較的普通に打っていた。
それが、結果的には良かったようだ。

終業時刻のイメージ

今だから言えるが、役員さんが外出していて仕事が早く終った時など、
たまぁ~に終業時刻前からのお誘いがきていた。
ワシの上司もそれを事前に聞かされていたやうで、早い時間から麻雀、
も、ごくたまにあった。
そんな時は、麻雀+反省会という呑み会がある日。
会計はいつも、役員さんが支払ってくれた。ゴチになりました。
その呑み会では、仕事の話は10分くらいで、あとはその日の打牌の話。
そういう雰囲気が、ワシは結構好きだった。

このセットを行うようになってから1年位たった頃に
ワシに重大な事がおこった。
それは

婚姻届けのイメージです。
実際のものではありません。

結婚

したのです。
学生時代から10年間付き合っていた人と結婚しました。
常駐先の直接窓口の部署の方や、営業さんなどから沢山お祝いを貰った。
お祝いの品も頂いた。パン焼き機と浄水器。
浄水器は壊れてしまったけど、パン焼き機はまだ捨てずにとってある。
もう古い機械で使用してないけど、捨てずに押し入れの何処かにある。
ありがたい品なので、捨てられないのだ。

結婚を機に、お誘いが少し減った。
こっちが気を使われてしまったのである。
『妻も仕事で帰りが遅いので、大丈夫ですよ』
といふ話をしてからは、元に戻ったけど・笑

そんな楽しいセットは、結婚後も約半年続いた。
とても楽しく仕事も出来ていて、常駐先の方々とも良い関係を、
築けていたと思う。

が、そんなワシの想いと関係なく、世の中の情勢が変わってきた。
バブルがはじけて数年経っていた時代であり、
その影響はワシが在籍していた会社にも影響を及ぼし始めていた。

単なる挿絵です

結婚して数カ月
1999年という世紀末直前の年に、人生の転機を迎える事になったのである。

単なる挿絵。深い意味は無い

1999年12月に退職する事になったのである。

イメージ図です

新婚さんであったのに、退職時点で次の仕事は決めずに。
ワシの勝手な行動ではなく、妻とよく相談しての事。
妻も反対せずに、退職の意思を強く後押ししてくれた。

なぜ、退職したのか?
その話は次回に

ぷくぷく

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