レベルちゃんさん

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人との交流に向かないので、自省のためだけに日記を記載しています。すみませんでした.net。

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7/26 アコギな夜に出たよ

経緯はライブで話したのですが、アコギな夜というイベントに出ました。 以前出た別ライブを受けて、単なる客である私にお声掛けいただいたみたいで感謝でございます。 こちらのイベントは、小尾元政さんが主催として、またあさがやドラムという箱のオーナーである小川さんと一緒に20年開催されているものです(正確に言うと、イベントは20年、あさがやドラムは18年)。 かつては私の推しである鷲崎健さん&内田稔さんが、またそのファンである学園祭学園が出ていたのですが、どちらも最近は売れて忙しくな

    • 4/28 オッペンハイマー

      ネタバレまじりです。 高坂正堯は、冷戦後に書いた現代の国際政治 (講談社学術文庫)にて、冷戦とは、米ソという例外的な全体主義者どうしの対立だと冒頭に例えた。これは慧眼だと思う。 ソ連は言わずもがな、共産主義国家であり、世界中に共産主義を輸出していた。欧州はソ連という共産主義国家が出来た際には、大いに警戒した。その当時、世界中に共産主義の風が吹き荒れていたからだ。共産主義とは、まるで大犯罪者のようであった。 一方で、アメリカという国もまた、極端な全体主義国家である。これは今

      • 4/7 落下の解剖学

        ドタン。落ちた。犬が水につけられる。すわ虐待かと思うが、子供が洗っているだけだった。インタビューは続く。まるでインタビューをしたいのか、したくないのか、微妙な態度に、何が起きているのだろうかと不思議に思うが、いちおう笑顔で解散する。 犬は、投げられた枝を拾っては渡す。虐待かとも思ったが、楽しんでいるようだ。じゃあ何が、と疑問を抱きながら見ていると、散歩から戻ってきた子供が、パパが雪の上で死んでいるのを発見する。これが事件だ。 そこからこの映画は大半を裁判に費やす。山荘で、人

        • 3/20 劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦

          わたし、ハイキュー好きなんですよね。それもアニメ。 Production I.Gはもうご存知過ぎて言うことはないのだが、タツノコの石川さんが立ち上げたスタジオ、押井守のパトレイバー2やら、攻殻機動隊やらをきっかけに、もはや押しも押されぬ硬派な大スタジオである。しかし勝手な印象としては、2010年代くらいになって黒子とかサイコパスあたりで女性ファンを掴まえていて、そのなかでハイキューが満を持しての感じを覚えている。意識をしたのかしてないのか分からないが。 ハイキュー、わたしは

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        7/26 アコギな夜に出たよ

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          3/3 夜明けのすべて

          もともと行くつもりはなかったのだけど、評判がよかったのと、三宅唱監督ということで観に行った。良かった。 私はヤなやつなので、『正欲』に多大なる感銘を受けたくせに、作中の登場人物に「出会うな、出会うな」とひとりごちていた人間だ。それは救われるな、とはやや違う。都合よく理解してくれる人間が現れて、都合よく愛されて、都合よくピッタリ嵌まるだなんて、そんな奇跡的な偶然なんぞに委ねてしまうことへの怒りだったと思う。性癖がハマっても糞みたいな人間性で嫌われる。そんなことザラにあるのに。

          3/3 夜明けのすべて

          3/2 遺言 奇妙な戦争

          分からん。分からん分からん。 分からん映画を20分くらい見て、1ヶ月経って感想を書こうとしても、分からんものは分からん。 しかしめちゃくちゃカッコ良くはある。 『ジャン=リュック・ゴダール 遺言 奇妙な戦争』レビュー:「黒画面(=無)」の探求の涯てに彼はGOD+ART(D)とな る che bunbun先生とかに理解の助けを借りよう。そして、この人が凄いだけで、結局何もわからん。分からんものは分からんのだ。 これは成立しなかったゴダールの遺作についての、部分というか、構想

          3/2 遺言 奇妙な戦争

          2/ クイーン・ロック・モントリオール

          もう日付を覚えていない ストップ・メイキング・センスと時期的には近しい。ややクイーンのがちょっと前。そのせい、というわけではなく、単純にあちらが特異点であるので何だが、やはり映像的にも、映画で見るライブとしても、やや落ちてしまう。 先日、クイーン+アダム・ランバートが来日したので、5万円の席を取って見に行った。前ではあったのだが、ステージが、き〇玉+棒、の形としたときの、棒の根元あたりの席だった。演者は基本的に玉の真ん中に立ち、棒の方にズズイっと歩いていく。なので正直これな

          2/ クイーン・ロック・モントリオール

          3/13 坊ちゃん

          #一度は行きたいあの場所 高熱に苦しんでいるので、暴言・不適切な発言等ございましたらお許しください。 日頃の絶望の果てに、ついに犯罪者として移送されることになった。まずは空港に行かねばならない。規則正しく朝起きて、無何有は羽田である。無何有とはいわば言わば中国故事におけるユートピアのことで、羽根田は高校時代の体育教師の名前だが、あいつはすぐ怒鳴ると有名だった。野球部の顧問で、うちの高校は野球は弱く、サッカーの名門校だったので、弱小野球部の顧問の癖に偉そうに、という気持ちでい

          2/11 ストップ・メイキング・センス

          最の高。 また見ちゃった。でも、これは4Kリストアなので、許して。 初めて見た時、この伝説のライブ映画の冒頭が、背景も雑然としていて、不安を覚えたものだ。ダンボールとか箱とかハシゴとかが置いてあって、ライブやる雰囲気でもない。細身のイケメンがギター一本持って歌い出す。ふぁふぁふぁふぁーふぁふぁふぁふぁふぁーふぁーべらー。ああ、知ってる、サイコキラーだ。しかし、こんな始まりでええのんか、と思ったものだ。 そこから徐々に盛り上がりを見せる。最初のクライマックスは、バーニング・ダ

          2/11 ストップ・メイキング・センス

          2/10 PERFECT DAYS

          今朝は、トイレを掃除した。ここ、東京で一番汚いトイレに入ると、吐き気で朦朧とした私は、そのままトイレを掃除し、そのまま中に飛び込むと、深遠なる海洋が地上に繋がっており、天井を見ると赤ん坊が逆さまになって近づいてきていたので、パニックになっていた私は、逃げた。 草を育てることはよい。草を吸う。草を吐く。空気→草→人→草→空気の循環で永久機関完成させちゃったけど、ついにフーコーの振り子がゆやゆよ揺れているのを見ると、私が吸って吐いて、それってつまり振り子と草との間の電流で発電すれ

          2/10 大室家

          アニメ素人の感想なので、アニメ玄人の人は叩かないでほしい。 見終わった後、感想を言い合うカップルの男の方が「あ〜、俺、原作読みすぎたかもな」と後ろで歩いていた。私もそう思うよ。これは原作読んでいると、アニメを見る必要性を見失う。 さいきん、原作者の権利を!改変は悪だ!という声ばかりが強くなっている。そして、原作改変しようが、原作通りに作ろうが、面白くないと「あのアニメ化は、原作への愛情が少なかったから面白くなかったのである」と、出来の悪さを、愛情に変換し始める風潮がある。

          1/27 ファースト・カウ

          犯罪をするバディ物って、ちょっと憧れがあるよね どういう経緯でこういう映画が作られたか、あまり知らないのだが、ざっくり言うとそういう映画だ。 アメリカにおいて、開拓時代のアメリカンドリームは、何か華々しいイメージがある。あれこそがアメリカを作った源泉で、ある種のアントレプレナーで。あのマインドがアメリカをシェイプするような。イエーア。アーハン。ウィー、アー、ユーエスエー。オーライ???ガリッ。アイガリッ。 よりリアルなイメージはユーコン川の時の大泉さんが世界ふしぎ発見のミス

          1/27 ファースト・カウ

          2/25 正欲

          ぶっ刺さりまくったので、他の映画を差し置いてこれについて書きたい。構想ゼロで情熱のままに書くので、たぶん長くなります。 私はこの数年、多様性とかダイバーシティという言葉にブチ切れていた。より正確に言うと、雑に、それが何かも考えずに、多様性とかダイバーシティの旗の下で女性活用とか、LGBTQに寛容であろうって言えばいいんだろうと理解した気分になって、そういうものに理解がありますよ相貌をしたリベラル仕種のエリートどもにだ。私は、0フォロー、0フォロワーのアカウント作って、世界と

          1/21 ポトフ

          この日は財布を失くした。映画を見た帰り、喫茶店で財布がないことに気付いた。帰り道、財布がないか来し道探してみたがやはりない。 翌日、映画館に無いか電話したところ、あるとの連絡を受けた。その前週も、喫茶店に財布を忘れて、ヨドバシカメラで気付いて速攻電話したところ、財布が届いていた。この国は人が良い。 何も特別な映画では無い。おそらく貴族で美食家と、天才料理人との間で愛情みたいなものが湧き、トラブルがあり、そして乗り越える映画だ。結婚しないか、という問いかけを断り続ける料理人では

          1/20 レザボア・ドッグス

          見た。 タランティーノのデビューにして、最高傑作。これとパルプ・フィクションでタランティーノは現役のアメリカの映画監督で最も発言力のある一角に祭り上げられたが、逆にこの2作以外特に価値を見出されることもないという悲劇。ごく一部の異常者がデス・プルーフが好きとか言っているパターンもあるが、あれはごく一部の異常者の談である。 特に追加で私からごちゃごちゃ言うこともないでしょう。スーツ着た犯罪者のオッサンたちが、誰が警察の犬なのか、と倉庫の中で怒鳴り合う。それだけの映画。バキバ

          1/20 レザボア・ドッグス

          #2023年映画ベスト10

          去年見た映画をまとめた。まとめて見て思うけど、こいつ本当に手を替え品を替え、変で適当なレビューばっか書いてんな。褒めていいよ。 2022年分https://note.com/funkuso/n/n9be1dc812597 新作 1位 ヒトラーのための虐殺会議 2023年、一発目に見た映画がベストだった。エンタメとして見たら弱いが、会議の様子をただ映すだけで映画が一本成り立つ。凄い。方々に宣伝したのだが、公開は早々に終わり、身近な人間は誰も見ていなかった。 2位 そして光

          #2023年映画ベスト10