見出し画像

ギフトを寄付に変える。プロジェクト”キフト”始動!!

皆さんこんにちは、今回は株式会社ファンク代表 廣田章氏に、最近始めたという”とある寄付(支援)活動”についてお話を伺ってきました

支援活動や寄付について、少しでも興味のある方は、ぜひ御覧ください!

LINEのメッセージをきっかけにした寄付(支援活動)始めました。

今年6月、ファンクの代表 廣田氏は寄付を行うきっかけを多く作るため、友人の誕生日にLINEで「ちょっとしたプレゼントを贈りたい」ということと、「不要であればそのギフト分の金額を自分が代わりにNPO団体に寄付をしたい」といったメッセージを送り始めたといいます。

※実際のLINEメッセージがこちら

そう、これが廣田氏が新しく取り組みをスタートさせた、「ギフトを寄付にかえる。プロジェクト”キフト”」です。

ここからは廣田氏に直接、こうした支援活動を始めた背景や目的などのお話を、詳しく伺っていきます…!

廣田氏が寄付(支援活動)を行う理由

Q.なぜ支援活動を行うことにしたんでしょうか?


元々”寄付”という形の支援活動に興味関心があったんです。なので、前々から個人として寄付を行っていました。僕は自分自身のことをとてもラッキー(恵まれている人間)だと思っています。平和な時代・国である日本に生まれ、父と母が揃った家庭で虐待などの不条理にも出会わずに育ち、今は多くのクライアントやパートナーの皆さんと自由に楽しく働ける環境にいる。

対して、世の中には飢餓に苦しんだりきれいな水を飲んだりすることができない地域や、戦争真っ只中の国に生まれて生きる人達もたくさんいます。しかも、こうした環境に生まれるかどうかは、運次第ですよね。

だから運次第でアンハッピーな状態でいつづけるしかできない人々の現状を少しでも良い方向へ変えたい…!と、支援活動に興味関心を持つようになったという背景があります。

Q.なぜ”寄付”という形の支援に興味を持ったんですか?

とても単純な話のですが、自分が持つ熱量、できることの中で一番行動に移しやすい支援が”寄付”だと考えたからです。

また、実際に行動へ移すようになった要因は2つあります。
1つは自分の収入で、僕自身や家族が何一つ不自由なく豊かに生活できているから。

そして2つ目に、2年前に子供が生まれたというのがあります。 僕同様、恵まれた環境に生まれた我が子の存在が、恵まれない環境に生まれる命に対しての想いをより一層強くしたのだと思います…!

Q.「LINEを利用して寄付のきっかけを作ろう」と思ったのはなぜですか?

他のSNSで寄付を募ったこともあるんですよ。
でも、Twitterなど別のSNSで寄付についての発信をしていたときは、怪しい人だと思われてしまうことが多くて、なかなか賛同者が集まらなかったんですよ…!

だから次は、LINE(ギフト)を活用するしかないかなって思った次第です。

「衛生」と「教育」のための寄付。

廣田氏が寄付を行う対象は、「衛生」と「教育」の2つだといいます。

Q.なぜ寄付の対象を「衛生」と「教育」としているのでしょうか?

そうですね、まず「衛生」に寄付をする目的は、生命の維持や健康な体作りには衛生が必要不可欠な要素だと考えているからです。

「衛生」と一口でいっても、医療関連であったり、上下水道の整備であったりとさまざまあります。そうした衛生に関するあらゆる環境が整っていないと、病気になりやすかったり、怪我が悪化しやすくなってしまいますよね。

だからこそ僕は、衛生がとても大切なことだと思うし、関連する知識を伝える(広める)ために寄付金を使ってほしいなと考えています。

Q.衛生に関する知識を伝えるとは?

例えばですが、トイレへいった後には手を洗わないといけないということは、子供の頃から親や保育園の先生などから教わってきた僕らのような日本(先進国)で育った人だったら知っていますよね。

でも、こうした衛生に関する知識を持たない発展途上の国・地域に住む人は、汚れている手で食べ物を食べたり、傷口を触ってしまったりするんです。そのせいでお腹を壊してしまったり、怪我を悪化させてしまったりする。だから衛生環境を整えるだけではなく、衛生に関する正しい知識を伝える必要もあると考えています。

また、衛生に関する知識を教わっていても、きれいな水がないと、身体や衣服を清潔に保つことはできませんよね。だから衛生の中でも、上下水道の整備が重要だと、僕は考えています。

ですが、上下水道の整備や、きれいな水を作り出すのってあまり儲からない(儲けるとしても上限がる)ので、なかなか環境が整わないんですよね。僕もビジネスをしているから分かるのですが、人間の欲の上限がない市場ってやはり儲かりやすいので、どうしても利益のでやすいところから整備されていくのだと思います。

分かりやすい例でいうと、生活インフラの電気やガスって、使いまくろうと思えば、いくらでも使えてしまいますよね。家の中を一定の温度・湿度で保とうとか、好きな音楽や動画を1日中流し続けようとか、24時間いつでも温かいお風呂に入れるようにしようとか…使いまくろうと思えばいくらでも使えてしまうんです。

ですが、どんなに贅沢な生活を送りたい人でも、(飲む水の種類にこだわることはできても)無駄遣い以外で水を使いまくるのには限界があります。理由はとても単純で、水をたくさん飲むといっても24時間飲み続けることはできないですからね…。そう、現在の生活インフラの中で水だけが使用量に上限がある=ビジネス的に儲からない(儲けようとしても限界がある)んです。

しかも電気やガスは使ってしまえばなくなるので回収する必要がないのに対して、水だけは使用後の汚水を回収する必要があります。水は人ひとりが使用する量に限界がある上に、整備するための工数がガスや電気に比べて2倍かかってしまう。こうしたあらゆる理由から、必然的に電気やガス、電波の普及よりも上下水道の整備が後回しにされてしまうんです。

分かりやすい例を挙げると、アフリカなどの上下水道の設備が整っていない場所でも、みんなスマホやPCを使っているのをテレビ番組や写真などでよく目にしますよね。それはなぜかというと、上下水道の設備を整えるよりも電気や電波が通るようにする方が費用も工数もかからないし、儲かる、しかも楽しい(多くの欲を満たせる)からです。

ですが、繰り返しになりますが、生命の維持や健康を保つためには衛生・きれいな水の方が重要。だから僕は、衛生に関することに寄付をしようと決めているんです。

Q.次に寄付の対象を「教育」にする理由も教えてください

「教育」に寄付をする理由もとてもシンプルです。
現代では人間が人間として生きるために、基本的に経済活動を営まないといけませんよね?僕は、その経済活動を行うために重要なのが、3つの教育だと考えています。

1つが文字・言語(※人に思考を伝えるツール)、2つ目が計算、そして3つ目が人は1人で仕事をすることができないのでコミュニケーションに関する教育です。

この3つは経済活動を行う上では必要不可欠ですし、知らない状態だと、詐欺などで騙されてしまったり、損をしてしまったりすると思うんですよ。経済活動というものは、全員が得をすることはできないので、基本的には損をしたことに気づかせなかったら儲けることができる。だから、文字を知らず、計算もできず、コミュニケーションがとれない人は、搾取される側になってしまったり、存在自体をないものとされてしまったりするんです。

そう、人間が文化的に生きることを正解とみなすのであれば、必要な大きな要素が「教育」なんです。だから僕は寄付をするのなら(衛生に加えて)教育にするべきだと考えています。

「キフト」プロジェクトを行う目的

Q.「キフト」の活動を行う目的を教えてください

僕が寄付という支援活動を行う理由は、不平等や不条理が当たり前の世界を少しでも良い方向に変えたい…!という考えがあるからなのはもちろんですが、「廣田章」という人間を一人でも多くの人に知ってほしいという目的もあります。

キフトの認知が広がれば、「1,000円寄付=廣田」というイメージが世の中に浸透してくれるかもしれませんし、1,000円で一番寄付した人になれば千円札の肖像画になれるかもしれないですからね…!(僕は歴史に名を残すような人物になって、お札になりたいんです)

また、キフトのプロジェクトは、寄付に賛同してくださった方と連盟で行うので、その方々が「廣田さんと一緒に寄付をしたんだ」と周りの人に話してくれれば、そこからも僕の名前が広がっていくかなと。

だから僕が行っている寄付(支援活動)には、ネットワーク的な戦略もあるんです。

こうしたお話をすると、偽善だとか営利目的なのかといわれる方もいらっしゃるとは思いますが、色々なことを全部ひっくるめても、寄付はしないよりした方が世の中が良い方向に向かうかなと考えているんです。

もちろん「お金だけ渡す支援はよくない」という意見もあるでしょう。ですが、お金はお金。全員に(厳密には異なりますが)同じ価値で渡すことができるので、不平等ではない支援の仕方なのかなと僕は思っています。

ーー世の中のために支援活動を行いたいという想いとは別に、ご自身の認知も広げるといった目的も明確にあるんですね!

そうなんです!あと、天皇陛下や政府からいただける「褒章」って分かりますか?僕はその中の「紺綬褒章」がほしいなと考えています。

褒章は色によって授与の理由が異なり、現在は6種類ほどあります。例えば「紅綬褒章」だったら自己の危難を顧みず人命の救助に尽力した方に、「黄綬褒章」だったら農業、商業、工業等の業務に精励し、他の模範となるような技術や事績を有する方へとおくられるんです。

ノーベル賞受賞者やオリンピックの金メダリストなどに授与される「紫綬褒章」は、ニュースや新聞でも取り上げられることが多いので、聞いたことがある方はたくさんいらっしゃるかもしれませんね。

そんな褒章の中で唯一、一般の人でも授与してもらえる可能性が高いのが「紺綬褒章」です。授与の対象となるのは、公益のために私財を寄附した方とされているので、たくさんの寄付を行った人であればいただけるものなんですね。だから僕は寄付をしながら、紺綬褒章を授与してもらうことも目指しています。

ーー褒章授与も目指しているんですか!?

はい。僕は、目的のないことはしない主義なので。
寄付をいっぱいして、授与してもらえるのであれば、いただきたいなと思っています。

なにより、天皇陛下からいただけるものですよ?大変な栄誉じゃないですか。

Q.寄付に関する活動は今後も続けていくのでしょうか?

僕自身としては、忘れてしまったり忙しかったりするときはできなくてもいい、でもゆる〜く思いついたときに寄付はし続けようかなと考えています。

個人的な意見ですが、寄付にはなんのルールも無いと思っているんですよ。定期的な寄付を続けた方がいいとか、額が大きいほうがいい(小さい方がいい)などという人もいますが、寄付をする人、一人ひとりが自分なりのルールや信念に基づいて行えばよいのではないかと。

ちなみに、僕なりの寄付に関するルール・信念はもう1つあります。それは、寄付はしても、義援金は渡さないというものです。僕の中で義援金は、某チャリティ番組のように使途が不明瞭なものだと思っているので、ちゃんと何に役立てるのかが分かっている団体に寄付をしたい。だから今後も寄付は続けても、義援金を出すことはしないつもりです。

キフトのメッセージをもらった人のリアルな反応

Q.キフトのメッセージを受け取った人はどんな反応をするんでしょうか?

LINEの友達なので、関係性が薄い分一番多いのは、無視(返信なし)ですね…!そして、その次に多いのが「寄付をしてください」といった返信です。

もちろん、「1,000円分のLINEギフトください」という方も多々いらっしゃいます。

Q.実際に寄付を希望された方がいらっしゃるということは、すでに支援団体などに寄付されたんでしょうか?

vキフトのプロジェクトは始動してまだ間もないので、まだ実際には寄付は行っておりません。

1,000円だと少額すぎるというのもあって…!(寄付ができない金額という訳ではありませんが)寄付をする手続きなども都度やるとなると、僕のリソース的にも大変なので、ある程度まとまった金額になった段階で寄付をする予定です。

Q.ちなみに、なぜキフトの金額を1,000円としているのでしょうか?

キフトの金額を1,000円としているのには3つ理由があります。

1つは、僕は日本で働いている大半の人が、寄付をしようと思えばできる金額が1,000円だと思っているからです。寄付の普及を促したいという想いもあるので、高すぎず、でも低すぎずの金額を設定しました。

2つ目に、僕のLINEの友達が約1,000人なので、全員分を寄付しようと思ったら寄付総額100万円になります。年間100万円の寄付であれば実行可能だし、(メッセージを送ったりする)自分のリソース的にも問題ないのではないかなと、思った次第です。

3つ目は、ちょっとしたバースデーギフトとして、1,000円がちょうどいいかなと考えたからですね。100円だと(もらって嬉しいとは思いますが)自動販売機でジュースも買えないしギフトという感じがしない。逆に1万円だと金額が大きくてもらうのをためらったり、人によっては「え?なに怖い…」って思われたりしそうですよね。だから、プレゼントといえる金額だけれど、重すぎない1,000円くらいがちょうどいいのかなと。

この記事を読んでくれたあなたに伝えたいこと。

Q.最後にこの記事を読んでくれた方に伝えたいことはありますか?

今回、僕が新しく始めた寄付(支援活動)について、背景や想いなどをたくさんお話しましたが、いかがでしたでしょうか?

「寄付」と聞くと身構えてしまったり、自分には関係ないとスルーしてしまったりする方も多いと思いますが、僕という一人の人間の寄付への想い・考えを通して、自分もやってみようかなと思ってくださる方が一人でも多く増えれば幸いです。

また、普段「寄付」を意識したことがなかった方に、この記事を読んでいる間だけでも「寄付をする」ということを考えてもらえていたら嬉しいですね。

僕は昨年末に過去一番大きな金額(持っている資産の1%以上)を寄付しました。余裕があるから寄付をするのではなく、自分のできる範囲で寄付をするという考えが少しでも広まってくれたらいいなと思っています。もちろん、自分が苦しくない範囲でですが。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

▼寄付やギフトについての発信も行っている廣田氏のtwitterアカウントはこちら


最後までお読みいただきありがとうございました。 
次回のファンク記事もお楽しみに…!





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?