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地方で奮闘するビジネスデザイナーのひとりごと vol1

こんにちは。

いよいよ8月に入りました。今年はイレギュラーな日々を送る人が大半だと思いますが、時間は残酷にもどんどん経ってしまいますね。年初にいろいろ計画していたことはほぼすべて妄想と化し、まったく違った人生プランを送ることになっておりますが、不謹慎ながら想定外に忙しく楽しい日々となっております。全く休みが取れませんが…。

閑話休題、今までnoteの使い方に、どうせならノウハウや実践スキルを体系的に説明してビジネスにつなげてやろうとか、大きい案件を取り組んだことをアピールしてセルフブランディングしようなどいろいろ考えてしまい、結果的にほとんど記事化できずまともに更新すらできない自分がいることに気づきました。よくよく考えると、ビジネスデザインのノウハウやスキルなんて実は体系立てたものはあれどそれほど大したことでもなく、1つ公開したらすべて終了してしまうぐらいシンプルなんですね。またほとんど企業によっては守秘義務のところに入り込んでしまい、何も書くことがなくなってしまうわけです。

それなら「とりあえずなんかいろいろ思いついたら書いてみよう」と方針転換し、地方でビジネスデザイナーとして起業してもうすぐ2年となった小生の感じたことや考え方を、徒然なるままにつぶやいていこうということにしました。ありがたいことに、こんなローカルでビジネスデザイナーという怪しい職業の小生にもご相談をしていただけるクライアントがそこそこいらっしゃいます。コロナ以降、本当に多くの方からご相談をいただけることとなり、自分でも正直驚いております。

つまり「ノウハウ」や「メソッド」なんてことはほとんど記載しておりませんのであしからずご了承ください。

アデレード噴水

1.「若さ」は武器であり強み。

これは100%言い切れます。

ビジネスデザインの現場ではリブランディングや新規事業チームをクライアント内に立ち上げますが、平均年齢が若くイケイケなチームと役員や管理職が多いチームとでは全くクオリティが違います。圧倒的に前者がいいです。

そもそも既成概念の枠を破って新しいコトにトライするためにアイデアを出し合って合意形成を図るのですが、役員や管理職はすぐに実現可能性の話をし始めます。そして【できない理由】を何十個も考え付くくせに【どうすればできるか】という発想はほとんど無言になります。

一方、若手中心のチームはそんなこと微塵も考えません。チャンスと権限を与えられ楽しそうにミライについて議論してくれます。実現できるかどうかはやってみて考えよう!といった勢いで、こちらが準備したロードマップを楽しそうに埋めてくれます。ファシリテーターをしているこちらとしても楽しくなって、ついついアイデアラッシュに加わってしまいます。

コロナ禍でビジネスモデル変革を請け負うところが増えてますが、若手中心のチームは、きちんとこちらの指示を忠実に守り、一生懸命アイデアをひねり、何とか新しいことをつくろうというパッションに溢れていますが、高齢化したチームはこちらの指示を守らず、すぐに結論を出そうとしがち。安易に結論を出してしまうから小さな可能性やボトルネックが見えなくなることにそもそも気づいていません。だから危機になると何もできないということすら理解できていない。そういうチームにはこちらが完全にロジックで論破し何度も振り出しに戻します。なのでものすごく時間と労力がかかりますが、そうでもしないと固くなった頭は簡単に変わらないのです。

若さは本当に武器であり強みです。

2.強すぎるトップダウンは組織力を育てない

とても素晴らしい技術や特許・商品を持っていても、強力なトップダウンの企業は早めに権限移譲を進めないと一気に危機がやってきます。コロナはそのスピードを劇的に早めてしまいました。

これまではトップが優秀なら優秀なほど時代を乗り越えることができましたが、コロナ禍においては、トップがよほど勉強熱心でデジタル化が進む社会に適応し自身の知識も経験もついていけているなら別ですが、それができておらず知識だけだったトップはもはやついていけません。それぐらい大きな地殻変動になる動きだということなんです。

また現場も「指示待ち」になってしまい思考停止な側近しかいない場合は本当にクライシスを迎えることになるでしょう。組織力が育っていないので、トップが判断することをそのまま実践し、何の疑問も持たずにただ漫然と給料をもらうためだけに会社に通い、コロナはいつか収束していつも通りの日々がやってくるのを待っている…。そんな企業が本当にあるんです。

小生は経営者とよく「Withコロナ」か「afterコロナ」か?の議論をします。肌感ですが、小生に新規事業やリモデルの相談をしてくださった企業は「with」、販促やクリエイティブ、PRなどを進めている企業の大半は「after」です。つまり、経営の根幹から相談してくださるところは目線が同じということです。これは企業規模関係なく、トップの感性がすべてです。

その点において、豊田章男社長は本当にすばらしいリーダーだと思います。

https://toyotatimes.jp/insidetoyota/088.html

3.いつまでも「STAY HOME」を信じている方々へ

残念ながら、多くの人々がこの魔法を信じてしまいました。

これは様々な利権争いと権力闘争の末、消費者から信任を得るために導き出されたコトバであり、最終的に大きなダメージと行動抑制を生み、貴重な時間をみな一様に統制されながら我慢することを美学としてしまった。

そして緊急事態宣言で行動抑制しても東京はコロナ感染者をゼロにすることはできず、むしろ検査数も上げずに野放しして放置することを選択。あれほど大ダメージを負ったにもかかわらず大した成果を残すことができず、結果的に他県へ広がり、市中感染が広がり、いち早く第二波を生んでしまいました。にもかかわらず休業要請するほど財源は残っていないので今回は出し渋り…。もはや政府と都を信じることが一番のリスクであることは明白です。

正しく情報を入手し、徹底した個人の対策を行いながら、政府や自治体が解決することは一切期待せず、自らの判断・行動基準で活動することが重要です。大企業は耐えれる体力がありますが、地方の零細企業や中小企業は雇用も抱え下請けも多く、大企業と同じ考え方、行動では体力の減り方が全く違うので耐えられなくなります。従業員の健康と命は守りつつ、いち早く変革を実現し、withコロナ時代の企業活動を実践したところだけが生き残れると思います。







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