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ビジネスデザイナー5年目に思うこと


これまでの4年半を振り返る

2018年10月に創業しついに4年半が経った。創業時はとにかく無我夢中でどんな仕事も相談をいただけることがうれしくてとにかく受けまくった日々。ほぼ土日はなく、いつも何かに追われながら仕事していたなと改めて思う。起業したからには常に仕事をしていないと「いつ相談が来なくなるかわからない」という不安もどこか脳裏にあったのは事実。時間があれば様々な人と会い、まさに全国を飛び回っていた。そんな時間が3年続き、ありがたいことに業績は自身の想像を超えることができた。

しかし、自分の創業理念である【夢と志のあるアツい人をビジネスデザインで支援する】ということが全うできていただろうか?

この問いに自信を持って「YES」と言い切れない。

自身がビジネスデザイナーとして大切にしていることは、単なる売上拡大やブランディングといったテーマだけでなく、企業の北極星(=パーパス)を定め、そこから現業をどのように変革するのかロードマップを定め、従業員の行動・意識変容を促し、文化から変えていくことだ。

しかしご相談いただく中には「新規事業を立ち上げたい」とか「通販を立ち上げグロースしてほしい」という具体的な相談もある。もちろんそれもビジネスデザインかもしれないという想いで受けてきた。が、実際にやっていることはマーケティングやクリエイティブ、メディアプランニング、Webマーケティングという名の広告運用でもある。自分自身のキャリアの延長線上にあるミッションであり、それはそれでクライアントが求める成果に応え自社の売上拡大に大きく貢献した。

やはり、自身がやりたかった「ビジネスデザイン」とは言えない。

計画を持つことの大切さ

いろんな会社に「中期目標を立てよう、計画を持とう」と言い、その事業計画のロードマップをつくるわりに、自社、つまり自身については単年ごとの計画で生きてきた。それは創業当時の無我夢中でやってきたこともあるが、コロナが流行したことも要因のひとつ。コロナにより社会全体が停止したことを自分は好機と捉え、これから起こりうる変化を先読みし、考えるよりも行動することを優先したことで今の業績に繋がっているのも事実。そこで得た人脈と経験は今でも大切な財産となっている。

そこで、コロナもひと段落してきた2022年の年初に割と野心的な目標を立て「ありたき姿」を設計した。事業も3年目を過ぎ、起業家として少し落ち着いて頭を整理することができたので、創業当時の想いを改めて整理し、次の目指す場所を明確にしたいと考えた。ただあまりに大きすぎて単なる夢や憧れのようになってしまっていた。

ところが、今回のWBCの試合を全て観戦し「大谷翔平」さんの行動・振る舞い・言動すべてに感銘を受けた。彼は幼少時代から目標を立て、そのための行動計画を明確に期限を設定し、逆算してすべての行動を行っている。【27歳でWBCに日本代表として出場しMVPを獲る】という目標も設定しており、実際は28歳になったとはいえ実現した。本当のスーパースターはこうした努力を惜しまないからこそ生まれるのだと改めて思う。

やらないことを決める

まず野心的な目標に明確に期限を設け、そのための行動計画をつくる。そして現状をきちんと分析し「足りないこと」「やらなければならないこと」を明確にし、KPIを設けて実行する。

いわゆる「as is」と「to be」の図のとおり。自身が提供している北極星制定のプロセスもこのフレームワークだ。

そうすると【やらないことを決める】ことにつながる。

時間は有限であり、目標達成に不要なことをやっている時間はない。現時点で、どちらからと言えば寿命の方が近いおっさんである(笑)。
ビジネスデザイナーとして本質的な変革を促すレベルの仕事をもっと貪欲に探し、自分にしかできない仕事を受けながら、他のことはビジネスパートナーに任せることにしよう。

まとめ

1.計画を持とう。具体的なゴールイメージと期限を設けて。
2.やらないことを決めよう。
3.ストレッチした野心的な「ありたき姿」を明確にしよう。





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