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老いさらばえていく日もまた涼し

同じ24時間なのに子どものころは長くてヘトヘトになる一日も、あっという間に過ぎていると気づく。

そして、子供の頃に感じた鮮明なデジタル映像のような毎日とは違って、画像はどんどん粗くなっていく。

実はコマとコマの間に落ちているものは結構大切で面白いものだったりするんじゃないかって気づく。

今までのやり方を一旦捨てないと前進できない。

ゆっくりコーヒーをドリップしたり、早朝の海の空気を吸いにでかけたり、バッハしみじみ聴いてみたり、昔読んだ本の見落としていた美しい表現をもう一度拾い集めたり。
ちょいとした足し算。

代謝も体力も落ちてくるので、そこは自覚していかないと。腰は痛いし肩は上がらないしで、エンジンは老朽化しているのに重たいボディ背負ってちゃかったるいだけだしね。

嫌いな人と会わない
苦手なことをやめる
若い時の思考を捨てる
やらないことを決めた。捨てるものを決めた。
かなり大胆な引き算。

もちろん若い頃には足していったほうがいいことも多い。
足して足して、それが無駄なものだと思えば躊躇せずに削って削って。

若い時は無限に感じられたものも、もしも「あと余命一年」な感覚で過ごしていくとしたら、どんな時を過ごすだろうって思いはじめている。

好奇心だけは絶対に死守しよう。誰かに迷惑をかけてもドタバタでも、今わの際には面白かった人生だったと思いたい。余命宣告は受けてないんだけどもね。

落語の枕になりそうな自分を。
ここからの目標はbe与太郎
本題はメインステージで。
サゲはどうだろう、皆さんにお任せしたい。


(171日) 

#エッセイ #コント部 #僕なりの幸福論 #毎日note #老いもまた楽し #与太郎

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