【とにかく時間がない】葬儀社を選ぶ時間は「たったの2時間」
葬儀は急に手配するもの
葬儀やお墓などの終活に関する勉強会や講師を行っておりますが、その中で、今も昔も「お葬式というのは急に手配をして、葬儀社を選ばなければならなくなる」ことが多いと話をしております。
元々お葬式は生前より検討する考えはなく、もし身内が亡くなった場合、お付き合いのある寺院や町内会の方が葬儀社を紹介してくれる流れが一般的でした。
そして、病院に出入りを行っており、病院の霊安室を管理している葬儀社に葬儀をお願いすることも一般的でした。
現在では生前に故人や家族が「互助会」や「葬儀社の会員」に登録されており、その葬儀社に葬儀を頼むことが多いのですが、一昔前は上記の流れで葬儀社と接点があった形です。
近年の「事前にお葬式の準備をする考え」は終活という言葉がある程度浸透したことが理由の一つです。
さらに事前に身内の葬儀に関することを調べたりすることに「抵抗が無くなってきた」時代の変化もあります。
しかし、日常生活とは縁遠い「お葬式」について、なかなか考えることがないのは今も昔も変わりません。
葬儀社に接触するタイミング「亡くなった病院内」
葬儀社を手配するにあたり、相談をしたい身近な第三者は故人がお世話になった病院関係者であることが多いです。
今後、在宅の看取りが増えていく方針がありますが、現状病院で亡くなる方は「8割程度」と言われており、ほとんどの方は病院に葬儀社がお迎えにあがることがほとんどです。
そして、病院の中には「お亡くなりになった患者」がいらっしゃると、葬儀社が病院に訪問し、霊安室までお連れする病院が数多くあります。
病院関係者ではなく「葬儀社」が霊安室まで故人の移動搬送を行うことは、都内を中心に葬儀業界ではよくあることとされています。
※近年では地方を中心に葬儀社が霊安室へ移動するのではなく、病院関係者が故人様の霊安室への移動を行うことが普通となりました。
しかし、東京都内・近郊では多くの病院で病院の「指定葬儀社が存在しています」
特に決めている葬儀社がいない場合、最初に接触を行った葬儀社へ葬儀依頼をする方も一定数いらっしゃいます。
葬儀社を選ぶ時間は限られている
身内が亡くなった場合、すぐに葬儀社を手配する必要があります。
その場合、ベットの空き・霊安室の空きを確保するために、病院によっては故人様の搬送(死亡退院)を急かされてしまうことがあります。
一説では「2時間以内」に葬儀社を決めなければならないという話を聞きます。
これは「しくじり先生」という昔放送されていた番組内で「葬儀社を決めていない場合、2時間以内でで決めなければならない」という内容を述べておりました。
本当に2時間しか時間がないということでは、「亡くなってから葬儀社を直ぐに選ばなければならない」ことは事実です。
病院側は「死亡退院」の準備を行うため、本音では葬儀社を早めに手配をしてほしいと思っていることも事実です。
事前に葬儀社を検討しておかないと冷静な判断ができない
たった数時間の間に、葬儀社を選ぶことは時間があまりにも足りません。
時間が足りない以上、本来であれば事前に比較検討を行っておくからこそ、本当に万が一のことが起こった場合に冷静に判断ができます。
数多くの葬儀社があるからこそ、事前に情報を得ておくことは本当に必要です。
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