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【年末年始に葬儀?】 年末年始に身内に不幸が起こった場合どうするの?

2021年も残すところ、あと数日となりました。皆さんは年末をゆっくりされていらっしゃいますでしょうか?

私は18歳より、葬儀業界に入り「葬祭ディレクター」として働いて参りましたが、やはり年末年始にもお葬式の担当をさせて頂いておりました。

人が亡くなるタイミングというものを「完全に知ることは出来ません」

危篤が医師より宣言されていても、いつ亡くなるかまでは流石にわかりません。

クリスマスを超えてから、お亡くなりになられた身内の方がいらっしゃると、ご遺族は「何とか年末までにお葬式を行いたい」と仰る方が多くいます。

年内に何事も区切りをつけておきたいと考える、日本人特有の考えかもしれません。

実査に年末に亡くなられた場合の葬儀はどうなるのでしょうか?

すべては葬儀場と火葬場の「空き次第」

葬儀を行うために「決定しなければならない項目が3つあります」

これらが決定しなければ、お葬式を行うことができませんので、注意が必要です。

①火葬場の予約

1つ目は「火葬場の予約」を行うことです。

実際には火葬場予約の「仮押さえ」を行い、のちほど本予約を行うのですが、火葬場にも「休みの期間が存在します」

年末は31日まで運営を行う火葬場が全国的に多く、年始は1月1日〜3日まで休みになる火葬場が多いです。

下記:東京23区を代表する民間斎場・民間火葬場「東京博善株式会社」

桐ヶ谷斎場(品川区)

12月31日お通夜:✗
1月1日〜3日お通夜・葬儀・火葬場:✗
1月4日営業開始。
1月5日友引のため休業。

代々幡斎場(渋谷区)

12月31日お通夜:✗
1月1日〜3日お通夜・葬儀・火葬場:✗
1月4日営業開始。
1月5日友引のため休業。

堀ノ内斎場(杉並区)

12月31日お通夜:✗
1月1日〜3日お通夜・葬儀・火葬場:✗
1月4日営業開始。
1月5日友引のため休業。

落合斎場(新宿区)

12月31日お通夜:✗
1月1日〜3日お通夜・葬儀・火葬場:✗
1月4日営業開始。
1月5日友引のため休業。

町屋斎場(荒川区)

12月31日お通夜:✗
1月1日〜3日お通夜・葬儀・火葬場:✗
1月4日営業開始。
1月5日友引のため休業。

四ツ木斎場(葛飾区)

12月31日お通夜:✗
1月1日〜3日お通夜・葬儀・火葬場:✗
1月4日営業開始。
1月5日友引のため休業。

※自治体によって異なりますので、葬儀社を通じて確認をしておくことが大事です。火葬場の予約は「ごく一部の除き葬儀社を通じて予約を行うことになります」

②葬儀場の予約

式場使用料

2つ目は「葬儀場の予約」を行うことです。

葬儀場はお葬式を行う会場のことです。

こちらも火葬場同様、予約を行い葬儀の手配準備を行うことが必要になります。

※実際の葬儀場の予約、葬儀に使う祭壇・供花・棺・霊柩車・納棺師・セレモニースタッフ等は葬儀社が手配する形となります。

③宗教者の都合を確認する

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3つ目は「宗教者の都合」を確認することです。

亡くなられた方やご遺族に「お付き合いのある宗教者」がいらっしゃる場合、その方の都合も伺わなければなりません。

都合によっては、宗教者の都合が、火葬場や葬儀場の予約の時間と合わない場合もあり、宗教者の方の都合に合わせて、火葬場や葬儀場の予約を「取り直す」こともあります。

中には宗教者の許可を取り、お通夜や葬儀は「別の宗教者」の方を呼び、行うこともあります。

いずれにせよ、お付き合いのある宗教者がいらっしゃる場合は、「その宗教者の方の都合を確認しなければなりません」

※お付き合いのある宗教者がいらっしゃらない場合は、宗教者紹介の会社へ連絡し、手配を行うことも出来ます。葬儀社からも紹介することも可能です。

年末は火葬場の予約を取りにくい

どなた様も年末に身内が亡くなられた場合、年内のうちに葬儀を行いたいと考え、火葬場の予約はいつも以上に「集中する」ことになります。

また、冬の期間は「死亡人口が増加する時期」と言われ、葬儀業界は「繁忙期」と言われていますので、元々火葬場の予約が取りにくい時期です。

葬儀社スタッフの方に確認し、出来る限り希望の日程を素早く押さえ、お葬式に望むようにしましょう。

こちらは主に寺院、介護施設、行政への寄付等、またコミュニティ運営費として活用させて頂きます😌