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【読書記録】ピースフル権化(蒼井ブルー)

自分で自分の考えをわかってあげられたら、理解者がひとり増えるということになる。素敵な発想だ。僕も自分の理解者になってやりたい。

(作中より引用)



Twitterなどで大人気の蒼井ブルーさんの作品。

蒼井さんの作品は初めて読んだけれど、
陽だまりのように温かく、ユーモアもあって
めちゃくちゃ好みでした…!!!!

この作品はある青年の目線から見た世界を、
日記形式で綴ったものです。

この青年、蒼井さんなのかな?
蒼井さんなんだろうなぁ。
こんな人身近にいたら惚れてしまいそうな位
とてもお茶目で可愛い「僕」。

ピースフルでキューティーな「僕」に釣られて
自分の大切な日々や、大切な人たちのことを
ぎゅっと抱き締めたくなる一冊でした📖´-

ネガティブな妄想は、必ず自分を傷つけるから嫌い。ただでさえ他人から理不尽に傷つけられるこの世界で、自分でまで傷つけてしまいたくない。

(作中より引用)


蒼井さんの目から見た世界は、
とってもお茶目で可愛らしい。

そして、それを蒼井さんの語彙力が
更に可愛らしく愛おしいものに昇華している
そんな素敵な作品🕊🕊

ほのぼのしていて、心がほぐれる。
寝る前の読書にもピッタリだと思います!


真っ直ぐで素直な眼差しと、
ユーモアを交えた読みやすい筆致✍

エッセイのようで、
なんかちょっと違う雰囲気もあり、
「これはどういうカテゴリーなんだ…?」
と考えてしまったけれど、

そんなの考えなくても
楽しんで読めればいいよなぁ〜
なにかとカテゴライズしないと
不安なおちゃめな私め、
と思い直しほのぼのと読みました。

読んでいる自分までピースフルに
なれたような読後感で、とても良かった。

ゆるっとした読書をしたい時にオススメです‪。

死ぬな───いいアドバイスだと思う。
心が死にそうになったとき、だめかもしれないとなったとき、どうかそこから逃げてほしいと思う。逃げる準備を始めてほしいと思う、生きる準備を始めてほしいと思う。

人の揚げ足を取る人間は、足フェチなのだと思ってあきらめるしかない。性癖というのは、大抵がこじれているものなのだし。

感受性の豊かな人が好きだ。彼らと接していると、同じ五感の持ち主同士で、こんなにも違った感じ方をしているのかと驚かされる。たとえば彼らは、ほとんどの人が見逃してしまうような小さな幸せにも気がついて、こっそりと幸せになっている。その分、ほとんどの人が放っておくような小さな傷にも、しっかりと痛みを覚えているのだが。

(いずれも作中より引用)

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