見出し画像

読書=いちばん身近なお出かけ

あなたにとって「読書」とは なんですか?
「傷つけず傷つけられない友人」?
「想像力を豊かにする学びの場」? etc…
人の数だけ答えがある問だと思います。

私にとってのイメージは、タイトルにある通り「いちばん身近なお出かけ」です。

読書が好きで、今や年間100冊以上の本を読んでいる私ですが改めて私にとって読書とは?と考えると、かけがえのない時間すぎて答えるのがなんとも難しい…
無くてはならない安定剤のような側面もあれば、内容によって私の心まで重たく引きずられてしまうような側面もある。
今まで知らなかったことを気軽にインプットできる学びの場でもあるし、1人の人間の人生を通して自分の価値観に疑問を抱くきっかけにもなる。

安らぎも癒しも優しさも温かさも感じられるし、楽しさも苦しさも悲しさや切なさも教えてくれる。

「私はこう思う」を一方的に押し付けることなく、違う意見や相手の背景を想像し
「私はこう思うけれど、あの人から見たら違うのかも…」
「私からはこう見えるけれど、別の見方をすると違う受け取り方もできるかも…」
と、考えることのできる力も本から教えてもらった気がします。


そんな奥深く懐の大きな読書。本を読む、ということ。
一言で表すには、私にとってあまりにも大きすぎるテーマです。

では、「なぜ読書をするのか?」という面からアプローチすると、
私なりにつき詰めて考えた答えは「ここではないところに行けるから」。

本を読むことで、自分の部屋に居るのにロボットのひしめく近未来や 焼き立てのパンが並ぶ朝のパン屋さんや 自然豊かで開放的な外国の公園にも行ける。今の家でペットは飼えないけれど、本の中で猫を膝に抱きそのぬくもりを愛でることができる。実際には声を上げることが出来ず、くすぶっていた痛みを誰かが大声で叫んでくれる。あの日泣けなかった私の代わりに、本の中で主人公が泣いてくれる。。。

しかも 難しいことは何もせずとも、ページをめくるだけでドアを開くかのように、です。

そういう考え方をすると、私にとっての「読書」は気軽に開けるドアの向こうの 「いちばん身近なお出かけ」のようなイメージに落ち着きます。

本を読めば読むほど自分のなかのドアが増えていって、いつでも本を開くとそのドアの向こうの世界に行ける。
そう思うと、現実で嫌なことを言われたり 悪意にさらされても
「この人にはドアが少ないから、どこにも行けなくてこんなに余裕がないんだな」と考えることが出来るので、少しだけ強くなれる気がします。


最後まで読んでくださってありがとうございます。

私にとっての「読書」は「いちばん身近なお出かけ」。
あなたにとっての「読書」も教えてもらえるとうれしいです。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?