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【ショートレビュー】Bリーグ CHAMPIONSHIP 23-24 FINALS GAME2 琉球vs広島


GAME1のショートレビュー

ロスター

琉球ゴールデンキングス

広島ドラゴンフライズ

スタメン

琉球ゴールデンキングス

広島ドラゴンフライズ

試合結果とボックススコア

1Q 琉球14-21広島

2Q 琉球34-30広島(琉球20-9広島)

3Q 琉球47-48広島(琉球13-18広島)

4Q 琉球63-72広島(琉球16-24広島)

試合展開

広島はGAME1からスタメンを変更し、河田を入れたオンザコート3で臨む。琉球はGAME1と同じメンバーを継続。立ち上がりはペリメーターからのシュートにより主導権を握った広島のペースに。エヴァンス、中村がハンドラーとしてゲームをコントロールしながら、外からブラックシアー、中から河田と、理想的な保持局面を展開した広島。非保持局面においては、今村を初めとした琉球からの被3ptによる失点リスクは負いつつ、インサイドを着実に固めることでリードを広げていく。

セカンドユニットにおいては、カーク、クーリーのツインタワーによりインサイドでの巻き返しを図る琉球ではあったが、1Q立ち上がりは劣勢を強いられながらも、牧のファストブレークポイントにより良い形で締めて2Qへ入ると、開始早々にローの3ptで追撃。トップオブザキーからは牧が、ダーラムが右45°からの3ptを射抜き、同点へ追いつくことになる。

2Q中盤からは1ポゼッション差の攻防の中、セカンドチャンスのパス回しをローが仕上げて、琉球がリードを奪う。前半を折り返して3Qへ入ると、カークのペイントアタック、ローの3ptにより琉球が主導権を手繰り寄せることに。

二桁点差がつき、絶体絶命の状況へ追い込まれる広島だったが、ここから驚異的な粘りを見せる。中村、ブラックシアーのファールドロー、山崎の3ptで猛追すると、非保持局面においては琉球のオフェンスファールを誘発しながら攻撃をシャットアウト。エヴァンスのジャンプシュートにより3Qの内に逆転に成功する。

広島の1点リードで4Qへ入ると、ブラックシアーの3ptで前に出ながら、上澤の連続得点により3ポゼッションのリードを得ることになる。カークが4ファールを喫しながら苦しい時間帯を繋ぐ琉球に対し、ディフェンスを締め直した広島は、山崎のコーナースリーで二桁点差とするなど、終盤の主導権を掌握していく。

終盤の琉球はダーラム、岸本が積極的にアタックを仕掛け、広島のリングを強襲。琉球も岸本、ローが連続で3ptを沈めるなど最終盤まで食らいついていくが、重要局面をエヴァンス、メイヨの得点で締める事でクローズに成功した広島。

GAME2は広島が返して1勝1敗。勝負の行方はGAME3に持ち込まれることとなった。

雑感

GAME1と異なり、立ち上がりの雰囲気に飲まれることなく試合へ入れたことが、広島にとっては大きな勝利のキーポイントに。加えて、GAME1の4Qに鬼神のようなアタックでインサイドを制した河田を、この日はスタメンに投入し、インサイドでのアドバンテージを確実に生かしてスタートダッシュに成功。GAME1とは完全にゲーム展開を異なるものにした。

琉球にとっては出だしこそやや遅れたものの、これまた冷静さを欠かず、1Qクローズ時の牧のファストブレークからの流れを2Qで継続。3Qには一時、二桁のリードを得るなど、3Q中盤へ至るまでのコントロールは秀逸の一言。

だが、カーク、クーリーとインサイドのキーマンが揃ってファールトラブルへ陥るなど、泥沼の死闘を得意とする広島の驚異的な粘りに苦戦し、リードチェンジを許すことに。琉球の連覇への夢はGAME3へと託されることになった。

国内最高峰の試合であるチャンピオンシップのファイナルは最終戦へ。連覇を狙う琉球か、初優勝を目指す広島か。運命のGAME3、勝ち上がってきた両チームの気迫がぶつかり合う最高のゲームとなることを期待したい。

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