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【ショートレビュー】Bリーグ CHAMPIONSHIP 23-24 FINALS GAME1 琉球vs広島


ロスター

琉球ゴールデンキングス

広島ドラゴンフライズ

スタメン

琉球ゴールデンキングス

広島ドラゴンフライズ

試合結果とボックススコア

1Q 琉球24-16広島

2Q 琉球43-25広島(琉球19-9広島)

3Q 琉球62-43広島(琉球19-18広島)

4Q 琉球74-62広島(琉球12-19広島)

試合展開

スタメンは両チーム共にオンザコート2で臨む。今村の3ptで先制した琉球が、クーリーのインサイド→岸本の3ptとリズムを作り、8-0のランに成功。立ち上がりの主導権を握る。インサイドとアウトサイドをバランスよく攻める琉球に対し、広島は中村、メイヨ、山崎の3ptなど、アウトサイド主体で得点を重ねていく。

広島の2-3ゾーンに対し、高精度の3ptを軸として着実に攻略した琉球。2Qの非保持局面においても、マンツーマンディフェンスを高強度に保つと、松脇が連続3ptを決め、主導権を渡さない。広島のハイピックに対し、中央では思いきりよくショウディフェンスに出ながら、サイドライン際においてはブリッツを仕掛ける琉球の積極的なディフェンスが功を奏し、点差は広がることになる。

琉球が18点をリードして後半へ入ると、後半はインサイドから積極的に攻めていく琉球が、クーリーのオフェンスリバウンドからセカンドチャンスを作りリードをキープ。山崎のコーナースリー、エヴァンスのアタックで反撃のきっかけを作りにいく広島ではあったが、今村が連続3ptを決めるなど、保持局面でのペースを落とさない琉球が引き続き主導権を握る。

中盤からの広島は、山崎の3ptを皮切りに、得点リズムは戻すものの、絶好調の今村、牧が3ptを決め続け、広島にクリティカルな追い上げのチャンスを作らせず。4Qへ入ると、広島は河田のインサイドアタックを軸に、インサイドでの主導権を手繰り寄せようと模索。個人4ファールとなり、後がない中、インサイドでのアタックで得点を量産する河田の猛攻により、広島が一桁点差まで追い上げることになる。

猛追する広島の勢いが加速していくが、琉球は今村、岸本が要所での3ptを決めることで流れを断ち切り、GAME1に先勝。琉球がB1年間王者に王手をかけ、広島はGAME2での巻き返しに賭けることになる。

雑感

セカンドチャンスを有効にトータルリバウンドは琉球38-38広島と互角。両チームの誇るオンザコートスリーを中心に、リバウンド力においては、真向勝負により拮抗。セカンドチャンスポイントにおいては、むしろ琉球8-17広島と、広島がアドバンテージをとることに。

勝負を決めたのは3pt。3FGにおいて

琉球:45.5%(15/33)
広島:38.1%(8/21)

と成功数、確率共に琉球が上回ることになったが、クラッチタイムにおける今村、岸本の3ptが局面の流れを断ち切るなど、数字以上に効果的なアウトサイドのチャンスを、琉球が生かしきった印象。河田のインサイドアタックにより広島が一桁点差へ迫った4Qにおいて、猛追の流れを千両役者に断ち切られたように思える。

広島としては、1Qの出だしでファイナルの空気に飲まれたことが、もう一つ勝負を分けたポイントになったと言えるのではないだろうか。裏を返せば後がないGAME2で、開始から自分たちのペースを掴むことが出来れば、まだ反撃の余地がある。

そうはさせず、連覇を決めに来るであろう琉球とのGAME2。明日も死闘必至となる。

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