トーキング・サークルをやってみました‼️
今週は、7アンバサダーの記事はお休みです。
代わりといってはなんですが、久々に対話カフェのことを書きます。
1.開催の経緯
大学院二年目も1Q→2Qになったわけですが、その期に所属しているゼミでじっくり振り返るという名目でトーキング・サークルを行いました。
たしか一年ぶりに行い、その際は全員オフラインでやったわけですが、今回は半分のメンバーがzoomから参加していました。
場の力が大事だと思っていたわけですが、案外じっくり言葉を紡いだり聞いたりしていると、あまり相手がオンラインだからなどとは感じなかったんですね。
そこで、対話カフェでもできるのではないか?と思って早速実践してみました。
2.トーキング・サークルとは?
さて、改めてトーキング・サークルとは端的にいえば輪になって座り、1人ずつ話をしていき、他の人は黙って聞くという時間、場のことです。
ネイティブアメリカンなどの民族で古くから実践されてきているとのことです。普段の対話と異なるのは、お互いに話したり、質問したりコメントをしたりしないということです。
お互いと話すというよりかは、世界と対話するイメージですね。
アカデミックの文脈でも研究されたり実践法の提唱がされています。今回は田渕(2019)「学校における対立の解決と修復― 修復的正義の視点からみた学校コミュニティにおける指導の課題 ―」とゼミ内で指導教員が話した話や経験をもとに対話カフェを設計しました。
学校教育でも実践例があったり、日本ではこのトーキング・サークルを修復的対話と呼び実践しているコミュニティもあります。
普段の対話とは少しイメージは異なりますがじっくり輪になり今の心の有り様を丁寧に話すというものですね。
2.今回の実践について
対話カフェでは実は年末年始対話企画の際に1時間だけやったことがあります。1時間だけでしたが、いい時間でした。
ただ、やはり沈黙がなかなか対話になりづらい課題がありました。オフラインとオンラインではそういった空気感が異なるため、難しいところです。
そこで、今回は擬似的な場を作ってしまおうということで、常に動画を流すことにしました。
この焚き火の動画を常に画面共有にして、見ながら話す。あとは、zoom特有の自分の顔を見てる感や見られてる感、カメラに向かって話さなければいけない感覚は少し今回の実践には障害になり得るので、カメラオフをむしろ推奨しました。
細かいルールは上記のスライドです。
テーマは特に決めず、「今自分の人生で起きてること」を飾らず自然に話すとしました。
詰まっても、言い直してもOKです。うまく言葉にする必要もありませんという前提を徹底しました。もちろん他の人の発言を遮ったり、コメントはしません。影響を受けるのは大いにOKです。
そして、一番の違いはファシリテーション(促進する)のではなく、キーパー(場を守る)役割に徹することです。そのためいつもは沈黙が長ければ少し考えやすい問いを出したり、発言を促しますが、今回はしませんでした。
3.結果(アンケートから)
10名ほど参加してくださったので、少し人数が多いかな?とは思っていましたが、蓋を開けてみればちょうど良い沈黙も流れましたし、1人大体2回は発言していたと思うのでそこまで時間がなかったわけではありませんでした。
興味深かったのは皆さん火に対して言及されていました。
それではご参加いただいた方の感想です。
まだまだ、修復的正義の理解等足りてない部分もありましたが、実践としてはなんとかうまくいったのかなと思います。
また、定期的にやりながら深めていきたいですね。
実践されている方や本場のトーキングサークルを体験したという方にも話を聞きたいところです。
ではまた!
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