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連載、ボトムアップ科学技術③〜科学ジャーナリズムって?〜

アンバサダー企画も3本目になりました。だんだん7アンバサダーの顔ぶれも定まってきており、4月から本格始動できそうです♪ 多様な素敵な方々に集まってくださったので、ぜひご期待ください‼️

1.科学ジャーナリズム

さて、今日は科学ジャーナリズムについて書こうと思います。最近、就活をしていて出会った方が早稲田大学のジャーナリズムコースに所属されている方で、就活そっちのけでどんなご活動をしているのかじっくり聞くことができました、

そのため、今回は科学ジャーナリズムについて書こうと思います。

まず、科学ジャーナリズムとは

ジャーナリズムの本質は、世の中で起きている事柄を社会に広く伝え、必要なら分析し、解説や論評を加えることであり、科学ジャーナリズムも例外ではない。対象が 「科学」(技術、医学、医療、 環境を含む)であるという点にその特殊性があるにすぎない。科学ジャーナリズムの社会的な役割 は、科学に関する重要な情報を市民に伝達し、市民のサイエンス ・リテラシー(科学に関する教養) を豊かにすることを通じて、市民がかかわる科学の問題に対する理解力、判断力、問題解決能力の向上に寄与することである。それによって市民社会と科学技術の健全な発展に貢献できるであろう。 そのために、科学ジャーナリストは科学のニュースを伝え 、論評するのである 。
「科学ジャーナリズムの世界」牧野氏

基本的にはジャーナリズムのうち、対象が科学のものと捉えておけば間違えないでしょう。

2.科学ジャーナリズムの例

では、身近にはどのようなものが科学ジャーナリズムなのでしょうか?
自身を振り返って考えてみると、科学の知識は学校で習ったり研究する以外にはテレビの影響が多かった。ニュースの中で原発の事故が起きて、解説員が詳しく放射能について解説していたり、「ダーウィンが来た」などの特集番組をよく見た記憶があります。
皆さんが印象的な番組やシーンはありますか?
このようにテレビ、新聞、ラジオなどのメディアを中心にジャーナリズムは行われています。

そして近年では、情報は情報の発信源と大衆(情報の受け手)を繋ぐメディアだけではなく、ソーシャルネットワークにより、情報の発信源(例えば専門家)から情報の受け手(例えば私や一般市民)まで直接情報が届くようなジャーナリズムもあり得る時代になってきました。

例えばYouTube(ソーシャルメディア)では、専門家が直接その声を大衆に話すことができるようになっています。
昔との違いは、情報源がたくさんあって玉石混交になることです。
もちろん日本リベラルアーツ協会が行っていることや、私のこの記事もジャーナリズムを直接目的としたものではありませんが、多くの場合、専門知をなるべくわかりやすくして広くお伝えする情報伝達であることから、ジャーナリズム的な性質を帯びます。

3.より良い科学ジャーナリズムについて

科学は社会に大きな影響を与えます。科学ジャーナリズムはどのような役割や働きが求められていて、何に注意しなければならないのでしょうか❓
科学ジャーナリズムはチアリーダー(科学を応援する)のか監視役(不正な危険を暴く)なのかという問いがしばしば議論されています。もちろん二元論ではなく、どちらも重要な働きですし、科学ジャーナリズム自体が適切にできているか?という問題もあります。
僕の専門は科学技術倫理に関する研究をしているので、勉強不足なところもありますが、今後とも学んでいきたいですし、僕自身、世に出回ってる情報の事実を注視したり、利益相反を意識しようと改めて思いました。
また、こんな風に記事を書くときも同様ですよね。

先日参加した「未来の食を考える」というワークショップに参加した際に
こういう機会も一種のサイエンスコミュニケーションでもあるし、ジャーナリズム的な性質を帯びそうだ

読んでくださってありがとうございます。明日のふじもんの記事もお楽しみに‼️

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