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象は忘れない

「テレビばっかり見てるんじゃないよ。」と、

息子たちに言いますが、

とは言えです。

インターネットの書き込みやニュース、YouTubeが正しいとは言い切れない。

良い情報を判断する力を持つことがやっぱり大事。

でもね、子供のうちは中々。

大人になっても中々そう有能にななれませんから、一般の人間ではね。

だから、読書するのはやっぱり良いことなのではないかなって。

面倒だけども、一字一字読んで自ら頭に刻んでいくみたいに。

いや、慣れるまでホントに面倒だけどね。

言葉で感じてほしい

太平洋戦争並みに国家を揺るがせた「3.11」

まだ10年前の事件だが風化してはならないと思う人は沢山いて。

様々な本が出ている。

「象は忘れない」

被害の少なかった地域にいる人には、直接当時福島で起こった原発事故を

どこまで深刻なものであったのか、

どこまでこれからこの負担を抱えてかなくてはならないのか。

そんなに感じることも少ないだろう。

けど、この小説は5編の短編集で、5人の5通りの人生を書いてくれている。

やはり、こういう人間的な感情の深いところをついてくれるのは、

本から得られる感情ではないだろうか?

と僕は思う。

だから、せめて息子たちには本で感じられる感情の深いところを刺激して

テレビやインターネットから割と容易に得られる感情ではなく、

とてもアナログだけど本から得られる感覚を養ってほしいものだと思う。


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