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入社32年目の想い〜船橋屋部長インタビュー〜



船橋屋noteチームの渡邊です!今回は、「船橋屋人インタビュー」第2弾です。仕入れ受注管理部の小野寺隆侍部長にお話を伺いました。
第1弾はこちら→ 


32年前から今日まで

───今年で入社32年目を迎えた小野寺部長。入社してから現在までの経歴を教えてください。

今は仕入受注管理部(以下コントローラー)だけど、入社してからは色んなことを経験させてもらいました。入社してから2〜3年は餡子製造、5〜6年目でくず餅製造、他にもくず餅を工場から店舗へ運ぶ配送、時には販売もやりました。

───くず餅職人だった時期もあるんですね!

くず餅工場に配属されるときは、当時の上司から『お前が田舎に帰るんだったら、あたり(くず餅の弾力を確認する技術)は教えない。』と言われました。それくらい、時間も覚悟も必要ということです。当時の上司の想いを胸に、自分の(手の)感覚を掴むまで『あたり』を練習しました。
その後、コントローラーに異動して、現在約20年ぐらいです。
コントローラーでは、くず餅の製造見積りや、お客様にくず餅を過不足なく届けるための管理をしています。
製造、配送、販売、様々なポジションを経験したことが、全体を見て数字を管理するコントローラーの仕事に役立っています。

繋がりが繋がりを呼んだ


───船橋屋の様々な部署を経験された小野寺部長ですが、入社理由や船橋屋を知ったきっかけはなんだったのでしょうか?

船橋屋に入社する前から、くず餅を食べさせてもらったことがあり、甘味処というイメージはありました。
入社のきっかけは、前に勤めていた会社の上司から船橋屋を紹介されたことです。その上司と船橋屋会長に昔から繋がりがあったことで、お声がけいただきました。

───ご縁を大切にされた結果、船橋屋との出会いもあったわけですね。当時の船橋屋はどのような雰囲気でしたか?

当時は本店の寮に住み込みで働いていた人も多くて、みんな家族みたいな雰囲気がありました。
会長ご夫婦も本店の近くに住まれているので、かなり接する機会が多かったですね。
会長はよくお店に来て、昔は熨斗の掛け紙も印刷ではなかったので、1枚ずつ毛筆で表書きを書いてくれたのを思い出します。

感謝と恩返し

───船橋屋は、今の社長が入社してから社内改革が進みましたよね。当時はどんな想いでしたか。

会長の気持ちも、社長の気持ちも、どちらにもお世話になっていたからこそ、それぞれが大切にしているものが理解できました。
今の社長が専務として船橋屋に入ってきた頃、よく2人で話をしたり、相談に乗ってくれたりしたんですよ。
だから、改革当時も「この人についていこう」と自然に受け入れることができました。

───そのような改革もあった中で、小野寺部長が32年続けてこられたのはなぜでしょうか?

やっぱり、人との繋がりは大きいですね。
船橋屋に入社した頃、会長夫婦は、地方出身で若かった自分を心配して、よくご飯をご馳走してくれました。
社長もすごく話しやすい人だから、若い時は兄のような存在に感じていました。
今でも家族ぐるみでずっとお世話になっているから、「期待に応えたい」「ご恩を返したい」という想いは強かったです。

───小野寺部長は、「亀戸クリーンプロジェクト」という、亀戸の美化清掃プロジェクトにも参加されています。これもやはり、恩返しの気持ちからでしょうか?

船橋屋と亀戸もまた、切っても切れない縁があります。
「亀戸天神発」を謳っているからには、亀戸を盛り上げたいという気持ちもありますし、地元の子供たちがこういった大人の姿を見て、亀戸の地に誇りを持ってほしいと思っています。

お祭りが大好きな小野寺部長
亀戸天神の例大祭では神輿も担ぎます


次世代へ繋ぐ

───それでは最後に。
32年間、様々な時代の船橋屋を見てきた小野寺部長が、今後見据える未来についてお聞かせください。

船橋屋は今後、健康提案企業として生まれ変わっていきます。
船橋屋のくず餅から見つかった「くず餅乳酸菌」を、より多くの人に届けるために、他乳酸菌との差別化を進めていきたいです。

また、自分のこととしては、やはり人とのご縁があって今の自分があると感じています。
それを、次の世代に繋いでいきたい。
亀戸クリーンプロジェクトもそのひとつですが、自分の子どもの代にも、「亀戸って良い地だな」「船橋屋には思い出が沢山あるな」と思ってもらいたいんです。
これから、そんなきっかけをもっと作っていきたいです。

【プロフィール】小野寺隆侍
1990年船橋屋に入社。
製造業務、販売業務などを経験した後、仕入れ受注管理部に異動。
現在は当部署の部長として、くず餅の製造見積もりなどの指揮監督を行う。
「亀戸クリーンプロジェクト」では、地域美化にも尽力。


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