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南大東島のお祭り、豊年祭について

島で1番のイベントといっても過言ではない、
豊年祭が9/21(金)、22(土)で開催されました。
備忘録として、いくつか書き残しておきます。



豊年祭とは

沖縄の豊年祭は農作物の収穫に感謝し、
翌年の豊作と健康を祈願する、秋のお祭りです。
島では、はるさー(農家)はもちろんのこと、
大東糖業の人たちは力の入りようが違います。
大東糖業は島の主な農産物であるサトウキビを
製糖している会社です。 
南大東島が東京八丈島の
玉置半右衛門らによって開拓されてから、
いくつか製糖会社を変遷し、今に至っています。
今年は4年ぶりの本開催であり、
島外からもたくさんの人が来ていました。
帰りの飛行機は月曜日の午後便まで満席….
すごいですね!


馴染みある神輿、初めて遭遇する山車

大東の豊年祭では神輿と山車が
役場から大東神社まで練り歩きます。
神輿は皆さんのイメージする普通の神輿です。
山車はというと.…

ないちゃーの想像する山車と違いますね



田植えに使うトラクターの頭部分で
牽引しているのかな?
ペーパーフラワーでデコられており、
フロントのさとうきびがワンポイントです。
電飾もついていて、夜になるとピカピカ光ります。
この荷台で小中学生が和太鼓を軽快に叩きます。
リズムが心地良く、きいていて飽きないです。
大太鼓を2人で両面から打つのは珍しい!

島民大盛り上がりの相撲

2日目の神輿担ぎが終わると
神社の土俵にて島民のお楽しみである、
奉納相撲が行われます。

江戸相撲は大人気



幕内は化粧廻しをつけ、相撲甚句も披露されます。
ちゃんと四股名もあります。
なんだか聞いたことのある四股名も…
五人勝ち抜き相撲は特に大盛り上がりでした。
4勝した人を絶対止めるマンがいて、
強大な壁感半端なかったです。
島の青年達が力士として出ているので、
どこの息子か、どこで働いている子か
知っているわけで、観客も応援に熱が入ります。

沖縄だけどちょっぴり八丈島

あれ、なんで沖縄なのに神輿?神社?江戸相撲?
と思う方も多いと思います。
これは島の開拓者が八丈島から来ていたからです。
内地の文化も混ざって、
独自のお祭りになったみたいですね。
現在は基本的に沖縄文化の島ですが、
お地蔵さんなどの沖縄にないものも残っています。
ちなみにお祭りのラストは
広場で民謡とともにカチャーシー。
ないちゃー、うちなー、そんなの関係なしに
みんなが楽しんでいます。


最後に

島に行くには1日2本の飛行機で那覇から1時間、
フェリーは海上の状態次第で即欠航になる、
上陸難易度が高い南大東島。
お祭り以外にも面白いところたくさんあります。
ぜひ来てみてください。
おじゃりやれ〜!!!

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