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無題|うさヒトてつがく #4
子どものころ
「無題」
と名がついた作品をみて
「無題」という題がついている・・・!
との屁理屈をこね
そっと口をモゴモゴとさせた日が
遠いむかしのように感じる。
うさ地蔵も、わたしも、
世の中で識別できるように お互い名前を持っている。
うさ地蔵、は わたしが名付けた。
わたしには、親が付けた名がある。
うさ地蔵=うさぎ
わたし=人間
で
われわれはつまり「うさヒト」であり
お互い何者かではあるけれど
生き物の中のほんの一部であり
名前はあっても
属性に応じて適切な数字であらわされたり
パーセントの構成に含まれたりする。
名前があって ないようなもの、
でも
たしかにここにいることを
お互いに無言で確認しあった。
しあえたような気がしている。
[ 日誌はつづく ]
うさぎのおやつ代になります。(いまの季節は🍎かな)