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「底」

先日鬱の一歩手前まで来ていると診断された。



"適応障害"


最近シェアハウスの人に辛そうと言われて、最近気分が落ちることも多く、リアルに死にたい、消えたいと仕事終わりに考えては今自分が生きてる意味を見つけられずに辛かったのは事実だった。

1〜2月には出来ていた料理も出来ずに、何もする気になれない。

仕事帰りはいつも頭がボーっとして思考停止状態だし、このまま消えないかなとか、寝ながらそのまま死んでくれないかなとかそんなことをいつも思っている。

僕は何のために生きてるのか、何かを残せているのか。

そんな答えの出ないものに自問自答を繰り返している。

だから、現状を確認するために病院に行って検査を受けてみた。

鬱の手前と言っても好きな人といるとちゃんと笑えてるし、ちゃんとまだ考えることも出来ている。

こうして自分の意志で病院に行けた。

しかし、鬱になりきれていない自分にも少しガッカリした。

まだ大丈夫なんだ、みたいな。

壊れるまでとりあえずやるしかないのか。

自分はまだまだ甘いのか。

いっそのこと壊れてしまえばいいのにな。

シェアハウスの人にそのことを伝えると

「壊れる前で良かった」

「壊れる前に決断した方がいい、壊れたら元に戻れなくなるよ」

と言われた。

どうやら僕のメンタルは瀬戸際に来ているらしい。

鬱の一歩手前だから大丈夫なんじゃなくて、もうダメなんだ。

こんな自分でも本気で手を差し伸べてくれる人がいる。

自分の人生まだまだ捨てたもんじゃない。


最近は疲れやすくなっているなとは感じているし、仕事の日は眠く、休みの日は眠れない。 

起き上がるのもやっとという日もある。

最近は2時間くらい出掛けると帰りはドッと疲れが出る。

気の許せる友達と会った後でさえも帰りはぐったりとして家に着くとすぐに寝てしまったり、音にも敏感になっていて少しでも嫌な音だと感じるとヘッドフォンで音を遮るようにしてる。

ヘッドフォンは今や精神安定剤だ。

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最近東京を離れようと思いついた。

理由は 



"お金の優先度が高い"東京で

"お金に価値を見出せない"自分が

ここにいることは間違いではないかと感じたから。

シェアハウスの人に

 「きっと今の自分だったら東京に住めないと感じたからじゃない?」

と言われた。
 
それを言われてハッとした。

お金に価値を見出せないままの人生を歩んできて、お金の価値が高い東京に住むことは今の僕には無理なのかもしれない。

今の自分は東京に住める状態じゃないのだ。

結局僕が今不安なのはお金だ。

でも、"お金"を求めていない。

求めているのは"楽しい"ということだけ。

父親に「高校卒業したら東京に行け」と言われて何も疑わずにそうして、何も考えずにがむしゃらに働いて。

(働かなきゃいけなかったというのが正解かな)

お金とは何ぞや?ということを一切考えずに来た。

でも、僕は子供の頃からお金には一切興味がなかった気がする。

今もきっとお金に興味がないと思う。

"お金のために"でモチベーションが上がることはない。

ただ、息子のためにお金をちゃんと残そうとは思っているし、前妻にも責任は果たそうとは考えている。

そのためのお金は欲しい。

でも自分がお金を持つことに関しては興味がなく、必要最小限の生活が出来て"それなりに自分が楽しめる"お金があればいいやというのが本音だ。

きっと僕の今の価値観は
 
楽しい、ワクワクすること>お金

なんだと思う。

だから、東京を離れて一度僕が知らない、且つ時の流れがゆっくりであるところに行って、僕が求めている環境に行くのが今は必要なんじゃないかと感じた。

とりあえず一年くらいはそういう環境に身を置いてみたいと思っている。

関東からも離れたところ。

息子ともきっとしばらく会えないだろうし、逆に今が離れられるチャンスだと思う。

今はきっと

"息子に逢える"

ただそれだけしか「東京」にいる意味がないんだ。

大学から関東に来て14年。

「人として」の自分では通用したけれど、「社会人として」の自分は全く通用していない。

"いい人"だけでは東京では生きていけない。

今の僕は"ただの"いい人。

悪く言ってしまうと「コマ」だ。

僕は東京に合っていると思って生きてきたけど、それはとんでもない勘違いだったのかもしれない。

東京との相性は最悪だったんだ。

約15年経ってようやく気付けた。

気付くのが遅すぎるよな。

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今自分でパッと思い付いたのが

別府と奈良。

別府は住んでいる人や別府出身の写真家さんの活動を見ていて前から興味があったから。

奈良は剛くんの地元でいっそのこと天川村でも住みたいくらいに思っている。

東京では会えなかったから奈良に行けば会えるのかな。

こないだシェアハウスの友人も話していたら、

「地域おこし協力隊」という都市部から離れたところの活性化を図る仕事があるということを教えてくれた。

働き方や場所全てが今自分が理想としているものに近かった。

ちょっと動いてみよう。

一度東京も出たいと考えている。

このまま東京にいたら、自分のことをずっと嫌いなままな気がする。

ちゃんと息子に誇れる父親でありたい。

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近々Facebookのアカウントも消そうと思っている。

Facebookは履歴書代わりになるともいうけれど今の僕には必要のないものだ。

知らない方がいいこともたくさんあることを知った。

一度全てをリセットしたい。

全てクリアにして自分を見つけるために。

残しておきたい思い出もあるけれど、消したい思い出もある。

残しておきたい思い出は胸の中に閉まっておけばいいだけだ。

Facebookを始めてちょうど10年になるし一つの区切りになるかなと。

Facebookで得たものもあれば失ったものもある。

もう一度0からスタートしてみようと思う。

依存しない、出来ない環境を作ることが今の自分には必要だ。

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どこか遠くに行きたい。

誰も知らないところへ。

もう頑張りたくない。

のんびりと暮らしたい。

自分を好きになりたい。

僕は何のために生まれてきたの?

そう、しあわせになるため。

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