夏に弱いレノファ?
PSGジャパンツアーも観れないうえに、栃木SC戦で完敗して3連敗。みなさんと同じく心が塞ぎ込んでいたのですが、翌日のクラブユース選手権で、レノファユースがやってくれました。いまだ県リーグ所属ながら、32枠の全国大会出場を果たし、グループリーグ初戦でU18プレミアリーグの大宮アルディージャユースに2-0の勝利。頭の半分が夢でいっぱいに膨らんでいます。
トップチームに話を戻すと、いわゆるレノファ封じというか、単なるスカウティングの結果というか、とうとうキックオフ時点からビルドアップ対策をされてしまい、前半早々に2失点。後半にコーナーキックから1点返したものの反撃はそこまで。ファン、サポーターのみなさんに苦痛が広がり、いろんなコメントを拝見しています。その中で、「夏に弱いレノファ」という言葉があったので、気になって調べてみました。
J2リーグはホーム&アウェイで42試合を戦うわけですが、1試合あたり平均勝点が2以上だと昇格可能性大、1以下だと降格危険性大となります。このあたり、感覚的にはみなさん知っていると思います。私は素人なので、過去10年間のJ2リーグの勝点を比較してみました。
2016年に1試合あたり平均勝点2で84点だった松本山雅が3位で昇格を逃した以外は、1試合あたり平均勝点2以上で必ず2位以内に入っています。降格ラインは年ごとに違うのですが、過去には勝点40で21位になり、実際に降格した事例があります。J2リーグが22チームになったこの10年間では、勝点41以上のチームは20位以上になり、昨シーズンの4チーム降格ルールにおいても残留しています。
そして本題の、レノファが夏に弱いかどうか?なのですが、レノファがJ2に昇格して以降7年間弱の、月別の1試合あたり平均勝点をまとめてみました。3なら全勝、0なら全敗です。成績が良いときのセルを、濃いめの背景にしています。
・・・8月は本当に弱いかもしれないです。1試合あたり平均勝点が0.85なので、これまでどおりだと今年の4試合は1勝のみか3分けかという期待値になります。7月から11月までの月別平均が全て1以下なので、どう間違っても夏に強いとは言えない状況です。というか弱いですね、これまでは。
この疑惑、ある程度否定して次に進もうと企図していたのですが、残念ながら肯定してしまう結果となりました。ということで、この先の話は完全にオマケになります。シーズンごとに時期が異なったり、過去2年は新型コロナ対応で日程調整があったので、月別ではなく42節を6分割して7試合ごとの期間別でも比較してみました。
7試合ごとの期間別では29-35節が過去最も弱く、勝点期待値4.97。36-42節の勝点期待値8.33。足すと13.3。(※前述の月別のほうで計算すると、残り試合で13.2になります。) あくまでも、昨年までの平均の話です。今年とは何の関係もありません。
ちなみに私の体感的には、大型の専用スタジアムや、今年の国体用に建設されたカンセキスタジアムとちぎ等、ゴージャスなスタジアムに弱いんじゃないかと気になっていますが、これはまだ調べていません。サッカー専用スタジアムがあるのに使わないなんて、選択肢があってなかなか羨ましい限りですが、山口にもやっぱりサッカー専用スタジアムがほしいですね。きっと、ゴージャスなアウェイスタジアムでも勝率が上がるはずだと思います。
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