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ふむもくエッセイ

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ふむふむと思ったことと、もくもくと感じたうれしいことを集めました。
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120 ブルーベリー・ボーイ

今年の五月はいつも以上にやさしい気がします。気のせいかしら。 日差しはやわらかくたっぷりと降り注ぎ、それでいて暑すぎないさわやかな気候です。 七分袖がちょうどいい気温。なんだか足どりも軽くなります。 小鳥たちも同じ気持ちなのか、この初夏はよくベランダに遊びにきてくれます。 姿はめったに見られないのですが、歌声で来訪を知らせてくれます。 ちゅんちゅんとかわいらしい声は窓を開けていなくても聞こえます。 その声を聞いていると、私もなんだかご機嫌。楽しい気持ちになります。 ---

013 ゆるりとよりみち*ふむもくエッセイ*

仕事が終わったとき、外が明るいとつい微笑んでしまいます。 暑いとか、日焼けしちゃうとか、そんなことは忘れて、ただうれしい気持ちになります。 私の仕事はいつも早く終わるわけではなく、むしろお店が閉まった後の時間に終業することが多いのです。 そのため、17時や17時半にその日の仕事が終わったときは、とてもうれしく思います。 まだ外が明るいと、うきうきします。 体力に余裕がある時は寄り道をします。 たとえば、本屋さんに。 新刊や文庫本のコーナーをチェックして、おもしろそうな本

007 お茶の時間*ふむもくエッセイ*

朝、起きたら紅茶をいれます。 あかるい陽ざしの中で、また、鳥の声が聞こえる中でお茶の用意をするのは、なんだかうれしいものです。ポットからほとほと、と音を立ててカップに注いだら、しばらく香りを楽しんでゆっくりと飲みます。体がぽかぽかして目が覚めて、今日もがんばろう、と思える時間です。 私はあたたかい飲みものが好きです。季節関係なく好きです。 熱いではなく、あたたかいというところがポイントです。(猫舌だから) そして「お茶」という言葉も好きです。やさしい雰囲気でゆとりのある言葉