今更ながらGOHANについて語ってみた3~立ち上げ初期の成長編~

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今回はGOHAN立ち上げ初期の成長を実際の数字と共に公開していきます!

GOHAN立ち上げ編を見ていない方は、是非そちらから読んでみてください。
今更ながらGOHANについて語ってみた2~立ち上げ初期編~


1.立ち上げ初期のオーガニックによる成長

実はGOHANでは、立ち上げ当初からFacebook広告を活用していました。
理由としては2つあります。

・SNSにおいて、料理動画を含む短尺動画が流行り出していた
・他の料理メディアは、既に100万フォロワー以上を獲得しており後発でのローンチだった

市場はまさに飛ぶ鳥を落とす勢いの如く、料理動画メディアにとっては追い風状態でした。
しかし、既にフォロワーを何万、何十万、何百万と抱えているメディアもいくつか存在していました。

そんな中でGOHANはスタートを切ったのです。
後者については、正直そこまで大きな懸念をしていませんでした。

それは、パート1・2で語ってきたように、競合と認識しながらも直接的な競合とならないようGOHANを設計していたので、
同じ料理動画メディアでも、確実に新たな層を獲得しにいけるという確信がありました。

一方で、SNSにおいての料理動画の盛り上がりは、時間的制約があります。
最もホットな内にいかに多くのファンを獲得できるかで、
今後のメディア運営の命運を大きく分けると考えていました。

そのため、アカウント開設して1,2本投稿したタイミングから
Facebook広告を使って、GOHANの認知拡大を行う戦略を取りました。

結果的にこの判断は正しく、後のメディア運用においてこの時の策が大きく効いてくることとなります。

ちなみに、記念すべき1投稿目をしてから1日経過した際の数値ですが、
フォロワー数7
リーチ数679
エンゲージメント数19
という状態でした。

こちらに関しては、全く広告を打っていない新規メディアの純粋な数値となっています。
しかも、そのほとんどが身内によるものです。
今でこそ多くのファンの方に届けることができていますが、
GOHANも最初はこんなものだったんですね。

千里の道も一歩からとはよく言ったものですが、
千里の道を瞬く間に到達する手段があります。

それがFacebook広告です。
(Facebookの回し者みたくなってますが、Facebook広告の宣伝をしたいわけではなく、広告の素晴らしさをお伝えできたらと思っております)


2.Facebook広告を活用した成長ブースト

一見広告と聞くと、結局金で集めた人たちだとか、価値のないフォロワーだとか思う方もいるかもしれませんが、それは間違いです。

よく1フォロワー1円で集めますといった類のサービスがありますが、そういったものは海外アカウントや使われていないアカウントなどを集めてくるため、安く獲得することが可能です。

それ故、本当に見かけだけのフォロワー数を抱えるメディアの出来上がりです。
これでは誰も幸せになりません。

一方で、ターゲティング、扱う広告のキャンペーン(目的)、プロモーションするクリエイティブなどをしっかりと設計し、
「本当に必要としている人に届ける」
ことで、価値の高いファンを集めることは可能です。

むしろ、高いターゲティング性能を誇るFacebook広告はそのような使い方に向いています。
そのため、GOHANでも初期設計をしっかりと行った上で広告を活用することにしました。

ちなみに、GOHANがFacebookを活用して得られた事として2つあります。

・コンセプトに共感する潜在層にリーチしたことで、メディアが短期間で急成長した
・ファン(ページフォロワー)が増えることで投稿への反応も増え、初期段階から高速なPDCAを回すことができた

まず1つ目の短期的なメディアの急成長についてですが、オーガニックとは比べ物にならないくらいの反応を得ることができました。
恐るべしFacebook広告のパワーです。

1000人にさえリーチもされず、フォロワーも1桁しか獲得できていなかったものが、広告を配信した翌日から以下の様になりました。

フォロワー数179
リーチ数21,772
エンゲージメント数319
トータルではなく1日で新たに獲得した数です。

広告を打つ前に比べ打った後の比率は
フォロワー数で 2,550%
リーチ数で 3,200%
エンゲージメント数で 2,270%

といずれも絶大な効果を発揮していることが分かります。

当時、初のFacebook広告運用ということもあり、
最初の数日間はデイリー1万円程で運用していました。
それでも立ち上げ初期のメディアにとっては、十分な効果が得られます。

運用していく中で、
どのような広告タイプがいいのか?
クリエイティブや見せ方によって反応は変わってくるのか?
ちゃんと狙った層が獲得できているのか?

など広告に関しても、毎日のように数字を追いながら改善していきました。

また、ここでのリーチ数は2万となっていますが、実際に広告で獲得したリーチ数を改めて見返してみたところ1万リーチとなっています。

これはどういうことかと言うと、広告を見てエンゲージメントを起こした人から二次的拡散が発生しているためです。

広告により1万人にリーチされ、そのリーチされた人がいいねやシェアなどのアクションを行うことでさらに拡散される仕組みです。

このSNS特有の拡散機能を上手く利用することで、広告にかけた予算以上の効果が期待できることも発見できました。
あとは広告予算を増やしていけば、それに見合ったもしくはそれ以上の効果が期待できます。

次に、メディア立ち上げ初期から高速なPDCAが回せたことについてですが、
一般的にメディア立ち上げ初期というのは、まだ認知もなく配信したコンテンツも中々リーチされないのが事実です。

リーチ、つまり見てくれる人が少ないということは、リアクションも無いに等しい状態です。
SNSの良いところは、リアルタイムにアクションが返ってくることです。
しかし、立ち上げ初期の段階ではそれらを得ることができません。

リアクションがないと、投稿しているコンテンツが受け入れられているのか否かの判断も難しいですね。
どんなにいいコンテンツを出したとしても、いいね0件ではその先の方向性も決められません。

そんな時Facebook広告がここでも活躍してくれます。

Facebook広告では様々な目的に応じた広告を配信できますが、
GOHANでは投稿したオーガニックコンテンツを広告として配信していました。

そうすることで、まだメディアパワーが弱かったとしても潜在層へリーチさせることができます。

見てくれる人が多くなれば、リアクションが増えるのも必然です。

オーガニック投稿のみでは獲得できなかった、いいね、シェア、コメントが獲得できるようになります。
同じ予算・設定で広告を配信しても、これがコンテンツ毎に面白いくらいリアクション数が異なってきます。

投稿したコンテンツが狙ったターゲットとマッチしていると、他の投稿に比べ10倍以上のリアクションが得られることもあります。

このリアクション数の違い = コンテンツの良し悪し

となるので、エンゲージメントをもとに、
良かったものは何が良かったのか?
逆に悪かったものは何故悪かったのか?
を要素分解して、より良いコンテンツというのを探っていきました。

また、その中でも視聴者から寄せられるコメントは非常に重要なフィードバック情報になります。

「○○が良い」「××が悪い」と明確に指摘してくれるので、これ程貴重な情報を活用しない手はないです。
ただ全てを拾ってしまうと、特徴のないメディアになってしまうので、
コメントの取捨選択には、メディアコンセプトをブラさないよう意識して行っていました。


このように、GOHANも日々細かいチューニングを行いつつ、Facebook広告に投資を行い、男性向け料理市場という領域で、短期間の内にメディアを急成長させることに成功しました。

今でこそ男性も料理をすることが一般化されつつありますが、4年前は周りの人に男性向け料理メディアなんて人集まらないよと言われた程でした。

しかし、ターゲット、コンセプト、世界観作り、時流に乗ったツール(ここではSNS)を活用することで、それを実現させることができたのです。

「GOHANと出会って自分でも料理を始めるようになりました」
という男性の声も沢山いただいているので、少なからずはGOHANが男性向け料理市場の開拓に一役買っているという実感を得ることもできました。

今までのマスメディアでは得られなかったコミュニケーションが発生するのもSNSの特徴の一つですね。


ここからFacebook広告を活用して、GOHANのファンを数十万人規模まで拡大させていくのですが、
そのお話は、また次のnoteでご紹介したいと思います。

4.まとめ

今回のnoteに書いたことを簡潔にまとめると

・Facebook広告は優良なマーケティングツールである
・Facebook広告を上手く活用すればロイヤリティーの高いファンを集められる
・Facebook広告を活用するためには、一定の知識がないと最大の効果を発揮できない
・SNS特有の拡散機能が、実際にかけた広告予算以上の価値を生み出してくれる
・GOHANはFacebook広告を活用して、短期的に男性向け料理市場というニッチな領域で急成長することができた

次回は、GOHANへの思い切った初期投資による
その後のオーガニック数値への影響などを実数を交えて公開していきますので、
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