今さらながらGOHANについて語ってみる~誕生編~

今さらながらGOHANについて語ってみたいと思います。

■ GOHANとは
GOHANは「1分お手軽オトコのゴハン」をコンセプトに
オトコによるオトコのための、オトコの本能が欲する料理を
動画形式でお届けする料理メディアです。

Facebook, Instagram, YouTube, Twitter, TikTokなど
SNSに特化して配信を行なっていますが、
GOHAN WEB(https://gohanjp.com)という自社メディアでも紹介しています。
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今でこそ、オトコ達のココロを掴み、トータル100万フォロワーを獲得するまでの
メディアへと成長したGOHANですが、その道のりは決して簡単なものではありませんでした。

本noteは、そんなGOHANの誕生と現在に至るまでの苦悩をまとめたものとなっています。
これからSNSメディアを立ち上げたい、SNSを使っているけれど
上手くいっていない人達の参考に少しでもなればという想いで書いていきます。


■ GOHAN誕生秘話
GOHANが世に誕生したのは、2016年7月のことです。
その構想は数ヶ月前から練られていました。

当時SNSでは、1分程でレシピを紹介する料理動画というものが人気を博していました。
元々は海外で「tasty」や「Tastemade」といったメディアが
レシピを動画にして、1分程の短尺で見せるという手法を編み出したのが始まりでした。

今まで、写真と文字で伝えるのが当たり前だったレシピという情報が、
これまでになかった「動画」というカタチでアップデートされたのです。

動画が持つ情報量は、写真やテキストが持つ情報量の数千〜数万倍とも言われています。
写真や文字では伝えきれない細かなディテールが、動画という情報伝達を用いることで
たった数秒の間にそれらが伝えられてしまうのです。

まさに革新的でした。

レシピ動画という新しい手法もさることながら、
Facebookをはじめ各SNSプラットフォームが動画に力を入れ始めた事も後押して、
それは日本でも同様に「分散型料理動画」という形で瞬く間に広がっていきました。

皆さんも一度は見たことがあるであろう「DELISH KITCHEN(デリッシュキッチン)」「Kurashiru(クラシル)」「moguu(もぐー)」などは、
3大巨塔とも言われ、既にフォロワー数も数十万〜数百万という規模に達しており、
私たちはそれにゼロから立ち向かっていくという状況でした。

「ただ同じことをしても勝てない」

当時、分散型料理動画メディアが爆発的人気を誇っていたものの、
既に数百万フォロワーのアドバンテージは早々覆せるものではありません。

他とは違う事をしなければいけないと強く思いました。
そこからは分散型料理動画メディアをひたすら研究しました。
A社はこういうレシピを出してウケているだとか、
B社はエンタメよりな見せ方で、C社は丁寧な見せ方などなど…

気付いたらアカウント名を見なくとも、動画のテイストやレシピ名を見るだけで
それがどのメディアの動画なのか一瞬で判別できるほどになっていました。

しかし、どうもピンときませんでした。
たしかにオシャレで手が込んでいて、SNS映えも申し分ない。
ただ何かが違いました。

分析すればするほど、定量的な理解は深まっていくが
同時に”何か心に引っかかるもの”が大きくなっていきました。

そんな中、メディア立ち上げに向けて色々と進めていましたが、
その引っかかりは間も無く解消されることとなります。

ある日のこと。
BGM代わりにつけていたTVから流れてきた番組。
それが「男子ごはん」でした。

画面の中では男が2人会話をしながら楽しそうに料理を作っています。
しかも、料理番組によくある女性を意識したメニューではなく、
肉などをふんだんに使った男が喜ぶ料理を作っていました。

それは、飯(メシ)という表現が適切かもしれません。
そして極め付けは、旨そうなその飯とビールで乾杯ときました!

番組自体を知らなかった訳ではありません。
しかしこの時、体中に電気が走る想いでした。

「これだ!」
ほつれた糸が一気に解けていきました。

「オトコの気持ちはオトコが一番分かる!
だったらオトコによるオトコのための、本能に忠実なメディアを作ろう!」

「オシャレでもなければ、SNS映えもしないかもしれない。
でもオトコにはそれ以上に求めているものがある。」

「安くて、簡単で、それでいて旨い!
むしろそんなレシピだけが集まった、夢のようなメディアにしよう!」

それは今まで準備してきたものを全て投げ捨て
もう一度ゼロからのスタートを決意させるには十分過ぎる出来事でした。

そうして、もう一度根底からコンセプトを再設計し出来上がったのが

「早い・安い・旨い!1分お手軽オトコのゴハン」

その名も「GOHAN」


食で男性をメインターゲットとしたメディアがここに誕生したのです。
こうして私たちは、家内食における男性市場開拓を夢みて、
可能性の第一歩を踏み出しました。

この先訪れる険しい道のりなど、この時はまだ知る由もありませんでしたけどね。

長くなったので今回はここまでとします。
GOHANがどのような想いで生まれ、それを守り続けているかが少しでも伝わったでしょうか?

もしデリッシュキッチンやクラシルの後追いをしていたら、
彼らと真っ向から勝負をすることとなり、
GOHANは既にその姿を消していたかもしれません。

はじめにコンセプトをしっかりと固め、他とは違う道を選んだからこそ
群雄割拠の分散型料理動画メディアで生き残り続けられ、
現在も多くのファンに支持されているのだと思います。

次回は、メディア立ち上げ直後の苦労だったり、まだメディアの影響力が全くない状態の中で、
GOHANを成長させるために行なってきたことを紹介できればと思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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