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11/1 ベイスターズvsタイガース

現代野球は中継ぎが最重要 の巻

先発は阪口。
前回登板を見たとき、彼の宿題は明確だと書いた。
それは、何かしら武器を得ること。
初回、いきなり近本にヒットを浴びて、
やはり、この短期間じゃ、なかなか成長しないかと
あきらめたのだが、
今回、その答えが、丁寧に投げる ことだった。
スピードは前回より遅いと感じるくらいだったが、
丁寧に粘り強く投げていた。
その真骨頂が3回か。
先頭坂本に四球を出すも、高橋の送りバントを慌てずセカンドで刺す。
近本にはヒットを浴びてしまうが、
糸原を6-4-3の併殺でピンチを切り抜ける。
この回の投球で、もう少し行けそうという感じが生まれた。
でも、実際は、4回には大山、サンズの2連打で1点失い
5回は、先頭坂本に2ベースを打たれ、
柴田の好捕でアウトにはできたが、高橋の送りバントをあわや悪送球。
1死1塁とピンチが小さくなった後も、近本、糸原に連打。
もう、アップアップの状態だったが、
ここも、6-4-3の併殺で無失点。
2巡目3巡目で捉えられてしまうのは、まだまだ球に武器が無いからだろうけど、
これだけ粘り強く投げれた、しかも失点も1点だけというのは
彼にとっても、自信になったのではないか。

阪口のがんばりの中、打つ方は
ソトが1回3回とものすごいライナーでバックスクリーン横にぶち込み
5回にカジのタイムリーで加点と
コツコツと点をとって、
頑張っている阪口に勝ちをという雰囲気にはなっていたのだけど。

しかし、2番手パットンが2イニング目に捕まってしまう。
ん~~、パットンに2イニング行ってもらわなきゃいけない台所事情。
苦しい。
あっという間に1点差になり、砂田が出てきても、勢い止められず逆転。
さらに平田が出てきて追加点と
こりゃ、負けパターンか と思わざるを得なかったのだが。

その裏、すぐに、細川のどでかいホームランで同点。
いやー、すごかった。ソトのホームランもすごかったけど、
それを凌駕する打球。
君は本当に日本人かい?と疑いたくなるほどのパワーだった。
このホームランで息を吹き返したベイスターズは
その後もチャンスを作り、ソトのタイムリーで同点。
と、ベイスターズ得意のお祭り状態になったのけど、
パットンに2イニング行ってもらわなきゃいけない台所事情。
守りが厳しい。
ここで勝ち越せば、石田・三嶋 とつなぎたかった所なのだが、
同点どまりだったので、それもできず。
(できないというか、躊躇しちゃうよね)

8回は伊勢。
サンズ、陽川に連続ヒットで無死2,3塁。
木浪を歩かせて、無死満塁。
坂本は伊勢が何とか抑えて1死満塁。
代打糸井が出てきてところで、糸井、近本と左が続くこともあろう、
たまらず石田を投入。
やっぱり、頭から石田を出して置けば と言いたくもなるが、
同点ではなかなかね。
で、石田が、ものすごいピッチング。
糸井には打てる球がないだろうというほどのコントロールで三振。
近本にもタイミングと取らせずセカンドフライで
最大のピンチをしのいだ。
ナイスピッチ!!

もう、こうなると、9回は三嶋。
延長になったら、三嶋に行ってもらうか、
残っている桜井・中川でしのぐか。
ほとんどギャンブルではあるが、
まずは9回を抑えないことには、始まらないのでね。
しかし、その三嶋。
自らのエラーをトリガに1死満塁の大ピンチを招く。
金曜日も自ら苦しい場面に追い込んで、今日もかよ。
と、思ったが、自作自演が大好きなようで。
残り2人をきっちり抑えて同点で9回裏。
なんか、最近、ヤスアキ以上に不安定ながらも抑えているよな。
お疲れなんだろうけど。

で、9回裏。
先頭は乙坂。とうとう、戸柱より打率がさがってしまい
(その戸柱は、ここの所、打率をあげている。この日も途中から出てきて2安打)
あまり期待せず見ていたら、センター前ヒット。
大和がしっかり送って、1死2塁。
ここで、外野がものすごく前に来てくれたのだけど、
戸柱はショートゴロ。2死3塁。
3塁まで進んでしまって、失敗だったのでは?
外野が定位置まで下がってしまうじゃん。
ただ、阪神も1アウト取ればいいわけで、
誰と勝負するのか、コーチが出てきて確認。
俺だったら、カジ、ソトをパスして2死満塁で倉本勝負を選ぶ。
2つ目の選択肢は、大きいのはあるが外野もさがれるので、
三振の取りやすいソトか。
阪神の選択は、外野定位置の梶谷勝負。
これは、外野が下がってしまったのは残念だけど、カジ勝負はラッキーだった。
なんたって、今、絶好調で、首位打者を狙える位置まで打率をあげているのだから。
結果は、しぶとくバットに当てて、レフト前ヒット。サヨナラ。
外野が下がったのも、ベイスターズにとってはラッキーだった。
前進のままだったら、取られていたね。
でも、下がるのは定石だよなぁ。

最後、阪神の選択はどういった理由だったのか、わからないけど、
サヨナラまでの攻撃は、ほんとワクワクするね。
ピッチャー陣も苦しいブルペン事情の中、よくやったよ。
ブルペンが頑張ってくれると、勝ちは転がり込んでくるからね!!

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