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「iOSアプリ開発 UI実装であると嬉しいレシピブックVol.2」の商業化のお知らせと書籍の執筆を通じて感じていること

以前に僕のTwitter上でも告知しましたが、2020年1月24日に技術書典7で頒布した「iOSアプリ開発 UI実装であると嬉しいレシピブックVol.2」がインプレスI&D 技術の泉シリーズ(NextPublishing)様より商業化しました!

「便利なライブラリを上手に活用した表現集」として、Githubで公開されているOSSのUIライブラリでの動きや表現を取り入れて組み合わせたサンプル実装を例に、UI構築をする上で重要な実装ポイントやアイデアを紹介していく形式となっております。サンプルコードのリポジトリについても公開されておりますので、是非本書と合わせて活用して頂けますと幸いです。

※ 商業誌の紙版では、書籍内で利用している図解はフルカラーとなっています。

こちらの書籍を出版するに当たって、様々な面でサポートをして下さいましたインプレスI&D 山城敬様、書籍のイメージにぴったりな素敵で可愛いイラストを描いて下さいました湊川あい様をはじめとして皆様のおかげでこの様な機会に恵まれましたこと、心から感謝しております。そしてこれからも精進して参ります。

(様々なライブラリを吟味してビーカーの中でかき混ぜて素敵なUIが出来上がるイラストが本書のイメージにピッタリ過ぎて感激しました!)

昨年に「iOSアプリ開発 UI実装であると嬉しいレシピブックVol.1」を商業化してから1年が経過して

私にとって、今回の商業化は2回目となります。2019年2月22日に「iOSアプリ開発 UI実装であると嬉しいレシピブックVol.1」が商業化をしてから約1年後の日に改めて続編となる本書を出版する運びとなったのは、驚きと同時に感慨深くもありました。

書籍の執筆を通じる中で嬉しい出来事がたくさんありました。勉強会で良くお会いする友人やエンジニアの方々からも励ましや感謝のお声をはじめ「本買いましたよ!」とのご報告などを頂く事ができ、本当に執筆して良かったと改めて感じております。

※ iOS13対応に関する手引きはこちらに別途まとめています。

自分を体現するサービスとしての1つの形

これまでも、勉強会での登壇・Qiita等での技術的な知見の展開・Githubでのサンプル開発等ささやかながら技術的なアウトプットはしてました。その一方でiOSアプリ開発を本業として、2018年秋に書籍の執筆を始める前は、サービスを生み出すという所からは少し遠ざかっていたように思います。
(本業となる前に個人開発で簡易家計簿アプリやクイズアプリをiOSアプリ開発の練習を兼ねて取り組んだ経験はありましたが、それっきりでしたね。)

そしてある時、一緒に働いていたエンジニアの方にその思いをさらっと打ち明けた時にこの様な言葉をかけてくれたことが、書籍という形でのアウトプットを当時以上にしっかりと取り組んでいこう!と思うきっかけになりました。

書籍という形は酒井さんの立派なサービスだと思いますよ。

色々と試行錯誤をする過程の中で、考えうる機能開発やUI実装をミックスしてサンプルコードをショーケースという単位で開発して、そこに図解や解説を交えた解説を展開していくスタイルをまとめ上げて1冊の書籍として仕上げる。

開発ドキュメントや文章を書くことに抵抗がないことも後押しして、選択した自分を体現するサービスの形が書籍の執筆に繋がったのかもしれないと今改めて感じています。

追記: 2020年の目標みたいなもの

もう2020年に入って40日あまりが経過してしまったのですが、この記事を書いたついでに改めてここにも記しておこうと思います。

技術の多彩さを意識した挑戦と、自分の色を上手に出して取り組んでいく

昨年はガラリと環境が変化したことに伴って、iOSアプリ開発の部分は中心に据えながらも「Laravel / Ruby on Rails / Vue.js(Nuxt.js)」といったWeb開発の技術についても実務の中で触れる機会があり、

1. バックエンド側のAPIとiOSアプリの結節点となる部分の開発
2. デザイン面でのWebデザインとの対比を踏まえた調整

という部分についてはデザイナーやWebエンジニアをしていた時の経験が役に立つ場面がありました。その一方で、iOSアプリ開発の技術や知識のアップデートと両立してWeb開発の技術についても同様にアップデートする必要があるとも強く感じる様になりました。

※ 下記の資料でも「これまでの経験を上手に生かすため に考えていること」について具体的な事例を交えて触れています。(こちらもiOSDCリジェクトカンファレンスにて登壇した時の資料になります)

こちらは、2018年末に書いた技術トピックと同じラインナップではありますが、iOSアプリ開発以外で引き続き取り組むトピックになります。

【インフラ】AWS・Docker・Firebase
【サーバーサイド】PHP(Laravel)・Ruby・Go・Node.js
【フロントエンド】React.js・Vue.js・Nuxt.js
【モバイルアプリ】Kotlin・ReactNative・Flutter
【その他】デザイン関連や組織マネジメントに関すること

また、今の自分のコアともいえるiOSアプリ開発におけるUI実装に関するトピックについても昨年以上に「機能と体感が調和した体験」を意識した上で磨きをかけていくことも決して忘れない様にしていこうと思います。

現時点では少し欲張ってしまった感じはありますが、学んでいく過程を楽しみながら一歩一歩自分の血肉としていく所存ですので何卒よろしくお願い致します。


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