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2024.02.03(土)浅煎り

迷っている。

昨日、某社とオンラインで一次面接。広報的立場として自社の事業を発信するためのライティングを担う職種で募集があり、応募した。これまで応募してきたクライアントワークの職種とは、毛色が違う。

面接は驚くほどフラットな感じで始まった。面接官は管理部門のおそらくトップの方1名。雑談のような感じで同社の業務内容を説明しつつ、時折りこちらに質問してくるスタンスだった。

冒頭のフラットさから、「あ、この人話しやすい」と直感した。過去2社のやや型式ばった問答とは進め方も違うしこちらの感じ方も違った。面接官の印象だけで、(この人“たち”と働きたい)と思ってしまった。

ただ、業種と事業の方向性的に、これまでの俺とは縁遠かったジャンルの企業なので、俺が同社のビジネスにどれだけ共感できるかに懸かっている。それを見極めるという意図からだろう、ある書籍を指定されて、読むよう勧められた。「その上で、タサキさんが当社に興味を持てるようであればまた次、面接の場を設けさせてください」ーー進め方が丁寧なのである。

ということでこの週末は転職活動における読書。

土曜の夜は学部時代からの友人Pと遅めの新年会。リアルに会える友達は貴重である。互いの近況とその中で感じた疑問を共有し、ディスカッションするスタイル。あっという間に3時間が過ぎた。

酒食の席でPのプライベートについて語らった後、俺の転職活動について話そうとレトロな喫茶店に入った。Pが「格式高そうだな。コーヒー1杯1,500円とか取られるんちゃう?」とか言ってたが、渡されたメニューを見ると、なんと一番安いコーヒーが1,500円。P、慧眼。老店主が「浅煎りですけど、いいですか?」と謎の念押しをしたがその最安値コーヒーを2人とも選択した。

運ばれてきたコーヒーを見て2度びっくり。コーン茶ばりの色の薄ささなのである。一瞬「早く帰れ」の意思表示か知らんとも思ったが、どうやらそういう見た目の商品なのである。

味は見た目通りだった。うまいとかまずいとかではなく、薄い。少なくとも俺が期待したコーヒーではなかった。一種の社会勉強。


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