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日日と魂に(子育てや疾患についての走り書き)_5

2023/10/17
過酷な内容の悪夢を見て目覚める。地球上の自分以外の生命がゆっくり目を閉じて、滅亡していくさまをひたすらに見届ける。実在の親しき人々の死に際を何度も見せつけられる。
日中、精神的な不安が強くあり、お金を使いたくなったため、TSUTAYAとマクドナルドへ一人で出かける。芳しくない体調、思考の詰まりは一向に善くならず、18時頃から自室にて薬を飲み横になる。

10/18
今週はじめより徐々に精神状態の飛空高度が下がりつつある自覚あり。ざわつきは遠くの方からやってくる。無関係な何者かの話し声が度々聴こえて戦慄する(何を言っているのかは思い出せない、イヤホンを装着しても聴こえる、もしかして寝落ちして夢を見ている?)。
17時過ぎに和室で、妻と娘の布団の上に体を横たえる。消化し切れないあれこれを短い間忘れて、穏やかな心地がする。匂いを嗅ぐと涙が出る。1時間ほど眠った。この日、安定剤は1錠ずつ使用。家族からの応援、心配を正面から受け入れられない時間帯があって申し訳ない。時間が経ち、後から「嬉しい」と家族に伝えると一笑にふされた。皆の態度の軽さにも助けられる。

10/19
娘の皮膚科外来の受診先探しに苦戦。休診、混雑によりことごとく候補を外す。気分の重さ、息詰まる感じは続くものの、娘を不憫に思うと思考はクリアになる。何ヵ月ぶりか、娘と二人きりで30分ほどの昼寝に成功する。翌日の妻の健診のための長めの外出に備え、早寝を試みる。友人からの連絡のLINEは今日も開けない。

10/20
午前中は妻の健診のため、娘と家で留守番。二人で極力静かに過ごし、昼ごはんを食べさせていると妻が帰宅。精神の大きな乱れなし。娘の皮膚科受診に関しては、妻が初診予約の必要な医院を見つけ電話にて予約を完了させる。年末で閉院するためかかりつけ医にはなれないが、それでもいいかと確認される。信頼のおける医師であることが言葉遣いや手技の手際から経験上察せられるものの、たしかに田舎のじいさんばあさんには「無愛想な医者だ」と人気が出ないかもしれない。邪推に尽きる。数週間〜数ヵ月付き合った自分の右手人差し指のイボの処置もとりいそぎ済ましてもらう(東京に戻るため、なるべく2回目がないよう「ウェルダン」を選択)。娘の皮膚検査の結果、家庭内感染によるものでないことも判り、まずは安堵。処置後の指の痛みはたまらないが、この安心には到底代えられない。娘も検査を痛がる様子はなかったよう。胸のつかえが一つ取り去られる。
某人気コーヒー店に行きたいと妻に伝え、帰り道に寄ってもらう。日中の不安はさざ波程度、大きな胸さわぎはなし。就寝前に心が落ち着いた際、妻に甘え、世間話をしすぎてしまう癖をいい加減止めることを新たな目標として決意する。闘病中とはいえ度がすぎる。自分以外の家族の睡眠死守は最優先。
深夜、何故か菓子のドカ食い。

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