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【10%の人間しか分かってない?】ビジネスに絶対必要な”ロジカルデータスキル”【MUP:WEEK9】

結論

ビジネスにおいて,論理的思考スキル(=ロジカルデータスキル)は最重要

かけ算の法則でこれがないと,どんなに優秀な資料やトーク力などのスキルがあってもビジネスとして成り立たない.全て0になってしまう最重要スキルが論理的思考スキルです.

いきなりですが,ちょっと問題です.

みなさんがラーメン屋にいきました.
以下の状況だとしたら,ラーメン屋の月の売上と利益はどうなるか?

・座席数:13席
・場所:浜松町駅付近
・従業員数:3人
・ラーメン価格:650円

ちょっと頭の中で考えてみてください...


...


...それでは答え

そんなのは分かりません.
100万かもしれないし,200万かもしれない.
ただ,その100万をどうやって導き出したか
これが論理思考スキルです.

まず,「平日と週末で違うよな.」「ランチと夜で違うよな.」
と言ったことをグラフに書いていきます.ロジカルシンキングというのは要素分解してフレームを作っていけばいいです.

例)フェルミ推定

=実際に調査するのが難しいようなとらえどころのない量を、いくつかの手掛かりを元に論理的に推論し、短時間で概算することを指す。

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補足:
ここにある列項目(回転数,来客数...) に関しては,”いきなり出てきた”というよりは”財務の基礎知識”で事足りるかと思います.
一応,ファイナンスについても発信していく予定です.(2/9)

顧客視点を論理的に証明・追求することがビジネスでは最重要.ラーメン屋を出店するとき,「なんでこの立地?何がいいの?」と言ったことを証明できるようにします.「なんでこのサービスをやるのか?」を答えられるようにしましょう.

数学で公式だけ分かれば分かれば,数字は代入するだけの問題と一緒で,公式(論理思考によるフレーム)さえ分かれば,数字は代入するだけで顧客視点を論理的に証明可能となります.↓

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コペルニクスの地動説思考

人間ってのは,自分中心に考えてしまう生き物です.
昔の人は,地球を中心に太陽が回っていると考えていました.

・自分の事業に思い込みを抱いてしまう.
→自分の見える視野が決して正しくない.(いつでも疑い続けること)
→しっかりとしたデータを基づく事実が必要.

また,人間は,一時的な感情でなぜか舞い上がってしまいます.
(めちゃくちゃこの服欲しい!→冷静に考えたら不要)
(めちゃくちゃこの子可愛い!→喋ったらビミョー)

すなわち,自分の視点じゃなくて顧客の視点を論理的に考えること.これが重要です.(2回目)

人は物事をドラマチック化してしまう習性がある.

またまた,問題です.

Q.世界で予防接種を受けられていない子供たちは何%いるか?

・20%
・50%
・80%

多分,「半分もしくはそれ以上の子供たちは予防接種受けれていないんだろうな」

なんて思いますよね.

...

実は20%なんです.
80%の子供は普通に予防接種受けれているんです.

これは,世界の状況を自分の頭の中でドラマチック化しているだけで,逆にいえば,人間にはドラマチックに見る本能があるんですね.

これは,僕たちだけじゃなくて,どんなに頭のいい学者や政治家であっても,このような質問の正解率は10%にすぎないようです.

メディアが大袈裟に,最も過酷な状況を映像として流すだけで,僕たちの脳はそれが本当だと思ってしまいます.

でも,冷静にデータで見ると現実は異なることが多々存在するわけです.

捨てなければいけない思考

人には,上記のような客観的視点を持つために絶対捨てなければならない本能的な2つの思考があります.↓

・分断思考
・ネガティブ思考

まずは,分断思考=人間が物事を2つに分けたがる思考.

・金持ち ー 貧乏     ←日本は,ほぼ中間層
・先進国 ー 途上国    ←線引き曖昧
・幸せ ー 不幸      ←人の価値観による
・勝ち組 ー 負け組    ←人の価値観による
・サラリーマン ー フリーランス ←兼業多い

現実は二分化できないです.現実には必ずグラデーションが存在し,そのグラデーションの理解が必要になります

例えば,飲食店で立地が大事!だと考えるのは普通かと思います.
「立地を交通量で分断し、多ければ良い!少なければダメ!」

そんな風に考えてしまうと思いますが,,本当ですか?

・交通量が多いことのネガティブ性 =家賃,人件費高騰
・交通量が少ないことのポジティブ性=家賃,人件費安い,デリバリーなら利益が出やすい

そもそも「ビジネスって,どれだけ売り上げたかじゃなくて,どれだけ利益を残せたか?」が大事.だからそんな簡単に分断して判断しちゃいけないですよね.

ちゃんと現実のグラデーションをみましょう.そして,分割した中でそれぞれのメリット・デメリットを見極めましょう.

簡単に2つに分けて「これは良い」,「これはダメ」といった分断本能は捨てなければなりません!


次はネガティブ本能.これは特に共感のことです.人はネガティブなことにすごく共感します.

・感染症(2020.2.8現在:コロナウイルス.日本でマスク売り切れるほど猛威をふるってる??)
・子供死亡率(交通事故で子供死ぬ.母親の泣く映像をなぜか流す.)
・戦争死者数(第二次世界大戦に比べたら...全然,平和な世界)

メディアというのは,人々のネガティブセンサーのコントロールをしています.

例えば,少し前にソフトバンクの通信障害ってありましたよね.

ソフトバンク、通信障害により4~5日間で1万件の解約 ←これって本当??
<事実>
・日本全体 1億7000万開線.
・うち23% = 3910万回線がソフトバンク
・年間解約率2% = 782,000解約/年
・782,000/365日 = 2142件/日
・2142*5日 = 10712件 

「5日で1万件解約」って実は,普段から起こってるんですよね笑
通信障害のせいじゃないです.メディアはネガティブなものを発信することに必死です.

それに冷静に考えて,通信障害が解約までいくインセンティブになりますかね?
僕なら「直ったならいいや,むしろ解約なんてクソめんどくさい!」って絶対思います.

絶対に”普段見るもの,普段聞くものの下調べする”こと.
一回疑う → 下調べ → 事実がわかる → データにできる → ビジネス成功

まとめ

<ビジネスにおいて重要なこと>
分断思考とネガティブ思考を捨て,自分の感性や感情を定量化して証明すること.



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