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無駄に賢くなってない!?【目標の立て方】

「みんなは”無駄に賢い”んだよな」

と高校時代のサッカー部で,監督に言われたのを妙に覚えています

それまでの人生で,”無駄に賢い”なんて言われたことがないからです.賢いってめっちゃいいことだし,ポジティブなイメージしかなかったから違和感があったのでしょう.

「みんなは無駄に計算して,『勝手にこの辺までやれば,監督に怒られないだろう』と予想してサボる.」
「前の学校はみんなアホだったから,全員が体力配分なんて考えず全力でやりきってたぞ」
「賢くサッカーをやるのは大切.でも,サッカーで勝ちたいならバカであれ.バカで楽しんでる奴が一番強い」

走りトレーニングの時だった気がします.『こんなこと言われても辛いものは辛いし,急にバカになれって言われても...笑』なんて当時は思ってました.

しかし,今振り返るとめっちゃ大切な考え方だなって思います.

結論

目標は計算するな!

なんで4,5年も前の話を思い出したかというと,今度は大学の教授に怒られたからです.笑

「なぜ,最適解を求めようとする研究をしない?」

「大体の研究(計画)は目標の1,2歩手前で終わってしまう.だから,『この問題だったら,このくらいの解が求まるんだろうな』って予測して研究すると,そもそもそこまでいけない.」
「だったら,最初から最適解を目指して,達成したら『何か付け加えればいい』,途中でダメだったら,『それまでの研究結果でした』と言えばいい.でも,最初から予測した結果を目標にして,その結果が得られなかった時,その研究は絶対ボツになる.」

まあ,目標なんて大それた言葉だと「いつもベストで定めていますよ」と思うかもしれません.

ただ,日々の勉強や業務ではどうでしょうか?

「今から2時間あるから,大体ここまでやろう」って考えていませんか?

コレも一緒です.”無駄に賢くて,ボツになる”考え方です.

だからといって,「2時間とにかく最速で作業しよう!」ってのもよくないですよね.

どう最速であるか分からないですし...目標は大切です.

ポイントは「”ここまでできるだろう”+ α 」です.自分の限界をちょっと超えるくらいの目標設定.

特に,日々の作業は無意識に”ここまでできるだろう”を計算してしまっているので気をつけたいですね.

この目標の立て方のいいところは,

周りに評価され,感謝され,そして自分自身が成長できることです.

人が人に評価や感謝するときって,期待値を超えたときですよね.

『想像してたより,いいじゃん』とか『わざわざ,ここまでしてくれてありがとう!』みたいな.

そんなこと言われたら絶対嬉しいし,もっとやりたくなる.そして,もっと効率的にもっと上手にやること考える.気がついたら.『成長してるな〜自分』みたいな状況を作り出せると思います.

もう一回いいます.年始に書く”今年の目標”とかはちゃんと考えるので問題ないことが多いです.

それより日々,”無意識に立ててしまっている目標”に注力して

+αの目標を立ててみてください!

P.S.

目標の立て方というより,
まず,ちゃんと日々の小さい作業に目標を立てましょう!

無意識に計算して立ててしまっていますよ!それに気づいてください!

こっちが大切な気がします.

それでは,また!


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